水道料金の支払い方法 口座振替・クレジットカード・スマホ決済、便利でお得なのはどれ?
公共料金のひとつである水道料金は、生活をしていくうえで必ず支払いが発生してくるものです。毎月使用した分はきちんと支払う必要がありますが、水道料金の支払い方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
水道料金には利用者が支払いやすいようにいくつかの支払い方法が用意されているので、それぞれの方法のメリットや注意点を知り、お得で便利な支払い方法を選びましょう。
- 水道料金の仕組みは?いつ請求がくる?
- 水道料金にはどのような支払い方法がある?
- どの支払い方法がお得?!メリット・注意点を比較
- 水道料金の支払い方法を変更するには?
- 水道料金の支払いはお得で便利な方法を選びましょう
水道料金の仕組みは?いつ請求がくる?
水道料金は各自治体の水道事業体が管理しており、基本料金や単価は自治体が決めています。そのため、仮に同じ水量を使用したとしても、住んでいる自治体により水道料金は異なります。
水道料金を構成しているのは、一般的に基本料金と従量料金のふたつ。基本料金は水道メーターの口径に応じて負担するもので、使用した水量にかかわらず一定金額が請求されます。一方、従量料金は一定期間内に使用した水量に応じて請求されるもので、使用量が多くなるほど料金も高額になっていきます。
参考として、東京都23区の水道料金の基本料金と従量料金の一部を確認してみましょう。(2022年10月時点)
東京都水道局 1カ月分の水道料金 (平成17年1月1日から適用)
このように、メーター口径が大きくなるほど、また使用水量が多くなるほど料金単価が高額になることがわかります。
なお、水道料金が請求されるのは、2カ月ごとに行われるメーター検針後になることが多いです。ただし、自治体によっては毎月検針しているところもあり、請求も毎月になることがあります。
水道料金にはどのような支払い方法がある?
水道料金の支払い方法には、口座振替やクレジットカード、請求書払い、スマホ決済などがありますが、自治体により異なります。住んでいる自治体で利用できる支払い方法は、水道局などの公式サイトで確認してみましょう。それでは、水道料金の主な支払い方法について詳しく解説していきます。
口座振替で支払う
口座振替は、事前に登録した金融機関の口座から自動で水道料金が引き落とされる方法です。1度登録すれば継続して支払うことができるので、請求のあるたびに支払いに出向かずに済みます。
クレジットカードで支払う
クレジットカード払いは、あらかじめ指定しておいたクレジットカードで継続して水道料金を支払う方法です。クレジットカードの支払い日に自動的に決済が行われます。
自治体により、クレジットカードに対応しているところと非対応のところがあるほか、使えるクレジットカードが限られていることもあるので確認が必要です。
請求書(納入通知書)で支払う
請求書(納入通知書)払いは、検針票とともに発行される請求書(納入通知書)を使用する方法です。金融機関やコンビニ、水道局営業所の窓口などで水道料金を支払います。
自治体によっては、水道料金のスマホ決済に対応しているところもあります。支払い方法は簡単で、請求書(納入通知書)に印刷されたバーコードを手持ちのスマートフォンで読み取り、電子マネーで決済するだけです。ちなみに、バーコードは金融機関やコンビニで支払うときのものです。
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どの支払い方法がお得?!メリット・注意点を比較
水道料金の支払い方法はいくつかありますが、どの支払い方法がお得なのでしょうか。それぞれの支払い方法のメリットと注意点をまとめたので、自分にとって最適な支払い方法を選ぶ際の参考にしてください。
水道料金の支払い方法別メリット・注意点
口座振替
水道料金を口座振替で支払う場合、1度手続きをしておけば自動的に口座から引き落とされるので、毎回料金を支払いに出向く必要がありません。また、口座の残高をチェックしておけば支払い忘れを防げるのも口座振替のメリットです。
さらに、自治体によっては口座振替割引制度を設けていることがあります。例えば、東京都のほとんどの地域では毎月55円(税込み)が割り引かれ、年間で合計660円お得になり、京都市では2カ月で44円(税込み)が割り引かれ、年間で264円お得になります。
口座振替は便利でお得な支払い方法ですが、すぐに口座振替には変更できません。申し込みから口座振替手続きが完了するまで、インターネットの場合は2日程度、窓口の場合は1〜2カ月かかります。その間は請求書が送付されてくるので金融機関窓口やコンビニなど従来の方法で支払います。
クレジットカード
水道料金をカード払いにするメリットは、クレジットカードの支払い日に自動的に引き落としとなるため、その都度支払いに出向く必要がなくなることです。また、水道料金の支払い金額に応じてクレジットカードのポイントを貯められるというメリットもあります。
クレジットカード会社から送付される利用明細を見れば水道料金がいくらなのかを確認でき、Web明細を利用している人ならスマートフォンやパソコンからいつでも確認することが可能です。水道料金だけでなく公共料金をすべてクレジットカード支払いにすると、家計管理がラクになるというメリットもあります。
ただし、自治体によってはクレジットカード支払いが利用できないところがあることや、利用できるクレジットカードの種類が決められていることがあるため確認が必要です。
・請求書(金融機関やコンビニ支払い)
自宅に送付されてくる請求書を使って、金融機関窓口やコンビニで支払う方法で、支払い期日までであれば自分の都合の良い日に支払えるというメリットがあります。
しかし、毎回支払いに出向かなくてはならないうえ、支払い期限を過ぎてしまうとコンビニでは請求書払いができなくなります。また、コンビニで公共料金の支払いをするときは、クレジットカードは受け付けてもらえません。
支払い忘れといったリスクもあるので、ほかの支払い方法への変更を検討してみましょう。
・請求書(スマホ決済)
水道料金の請求書があれば、金融機関窓口やコンビニに足を運ばなくてもスマホ決済ができることがあります。請求書に記載されているバーコードをスマートフォンのカメラで読み込み、支払い手続きをします。
口座振替やカード払いのような初期登録は不要で、いつからでも利用可能です。また、支払い金額に応じてポイント還元などの特典があるのも魅力のひとつ。
ただし、自動的に支払いができるわけではないので、支払い忘れには十分に注意しなくてはなりません。スマホ決済を取り入れている自治体は徐々に増えていますが、まだ非対応のところもあるため、自分が住んでいる自治体の水道局の対応を確認してみましょう。
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