年齢：30代
未既婚：未婚
子ども：なし
住居：賃貸マンション
職業：会社員
世帯年収：400万円未満
借入有無：なし
ペンネーム：マリモ

今は2.7人に1人が借りているとされる（日本学生支援機構平成28年度データ）奨学金ですが、上の世代の方には、早く返して欲しいと考える人も多いようですね。

奨学金は、利息も低く、滞納がなければ住宅ローンを借りる審査にも影響しにくいとされていて、借入の中では良心的なものに分類できます。そのため、マリモさんご自身がマイナスに考えすぎる必要はありませんが、彼のご両親からすると、経済的な自立心を確認したいのかもしれません。

返済額と残年数からの類推なので、金額にずれがあるかもしれませんが、仮に280万円の奨学金を15年返済、金利1%で借りていたと仮定して計算してみます。

現在の1.7万円の返済を5年間続けると総額は約102万円（1.7万円×12ヶ月×5年）になります。しかし、繰上返還では基本的には元金だけを返済します。元金だけで考えると現在、約90万円と考えられます。

最初から完済する90万円を目標にすると大変かもしれませんが、仮に現時点で30万円だけ繰上返還をしたとすると、完済までの年数を1年半、短縮することができます。今のままだと5年かかるところ、3年半後には完済できる計算ですね。

ローンの返済は通常、借入から日が浅い頃に繰上返済をするほど利息の軽減効果は高くなります。まとまったお金ができたら少しずつでも繰上返還を進めることで、完済のタイミングを思っていたより早められる可能性もあります。

10万円や30万円など、まとまったお金を作る方法としては、固定費を見直すことからスタートするのがお勧めです。特に携帯電話などで機種をある程度譲歩できるのであれば、しばらくは大手キャリアの契約から格安スマホや格安SIMなどの契約に切り替えても良いかもしれません。月8000円の通信費が3000円程度に抑えられると年間6万円、2年間で12万円の繰上返還原資を作ることができます。

その他にも習い事や、美容費など、毎月当たり前だと思って使っているもののサイズダウンを検討してみてください。毎日のお買い物で何かを我慢するよりはストレスを感じにくいでしょう。

私自身が過去に試したものだと、基礎化粧品のランクを一時的に下げることなども効果がありました。