仮想通貨XVGとは何?特徴と仕組みをお教えします!

リリース日:2020/02/10 更新日:2020/02/10

ビットコインなどと違い、取引履歴や取引の経路などに関する情報が匿名になる仮想通貨Verge/xvg。ここでは仮想通貨Verge/xvgの仕組みと特徴を分析して、その将来性を見ていきます。

仮想通貨XVGとは何?特徴と仕組みをお教えします!
  1. 仮想通貨Vergeとは何?
  2. 特徴と仕組みを分析
  3. 仮想通貨XVGの将来性

仮想通貨Vergeとは何?

仮想通貨Vergeとは何?

まずは、仮想通貨Verge/XVGとはどのようなものか、その概要をみていきます。

・仮想通貨Verge/XVGの基本情報
仮想通貨Verge/XVGは、2014年に「DogecoinDark」(当時)として開発されたマイナーアルトコインの1つです。2016年に名称が変わり、「Verge」として発行されるようになりました。仮想通貨の名称はVerge、そして通貨単位はXVGです。こちらの記事では、合わせて仮想通貨Verge/XVGとして紹介します。

通貨の発行上限枚数は165億XVGで、ビットコインの発行上限枚数2100万BTCと比較すると非常に多いことが分かります。

・仮想通貨Verge/XVGとは
仮想通貨Verge/XVGは、有志によって開発されたアルトコインの1つです。特徴は匿名性とスピーディな取引ができる機能性の高さ、それにコミュニティが形成されていることです。

ビットコインやイーサリアムなど多くの仮想通貨も、取引履歴に一定の匿名性はありますが、Verge/XVGは送金経路など、より匿名性の高い状態で取引できます。また、匿名取引ができる他の仮想通貨とも異なるのは、オープンな取引にも切り替えられることです。

特徴と仕組みを分析

特徴と仕組みを分析

続いては、仮想通貨Verge/XVGに使われる技術の仕組みを分かりやすく紹介します。

・匿名取引が可能
仮想通貨Verge/XVGは3つのシステムを搭載して、ビットコインやイーサリアムなどよりも匿名性の高い取引を実現しています。3つのシステムとは、以下の通りです。

1.Tor:通信の発信元(接続経路)を匿名化する技術
2.レイスプロトコル:取引履歴を公開・非公開どちらにも切り替えることができる技術
3.i2P:送金や通信経路をすべて匿名化する技術

このように通信の発信元、通信経路、履歴の3つを非公開にできるため、より高度な匿名取引が可能となっています。また、レイスプロトコル技術によって、一般的な匿名通貨とは違いオープンな状態にも切り替えられるのも大きな特徴です。

仮想通貨Verge/XVGは、ユーザーのプライバシー保護や業務上機密にしなければいけない通信などに対して、利用メリットがあります。

・高速生成
一般的な仮想通貨にはブロック生成と呼ばれる工程があり、取引に数秒~数10分程度かかります。ビットコインは最短で10分程度、イーサリアムは12秒程度です。

Verge/XVGも約30秒と高速生成していて、送金にかかる時間は約5秒です。高速送金を支えているのはSPVと呼ばれる技術で、常にデータの一部(ブロックのヘッダー)のみをダウンロードしています。データの一部を処理することで容量を小さくできるため、結果的に処理速度を高速化できるという仕組みです。

・マイニングの選択肢とシステムの安定性
仮想通貨Verge/XVGは、5つのPoWアルゴリズムが搭載されています。PoWとは、マイニングの承認方式の1つで、最も早く計算処理ができるユーザーへ報酬を与える仕組みです。

5つのアルゴリズム「マルチアルゴリズム」があるため、マイナーは複数のデバイスやOSでマイニングを実行することができます。マルチアルゴリズムは、マイナーの選択肢が増えるだけでなく、ハッキングの1つである51%攻撃にも強くセキュリティ面でも優れているのも魅力的です。

・Vergeのコミュニティが形成されている
仮想通貨Verge/XVGは、有志によって開発された経緯があるため、コミュニティが形成されています。コミュニティの存在自体は、システムに直接影響を与えるものではありませんが、需要や人気の指標にも活用できるので、重要な要素といえるでしょう。

仮想通貨XVGの将来性

仮想通貨XVGの将来性

2017年頃には一時25円を超える相場でしたが、2020年1月6日時点の価格は、1XVG=約0.38円と割安な状況です。

1XVGは他の匿名通貨と違いオープンな取引履歴に切り替えられる点が、マネーロンダリングなどの犯罪リスクを抑止していますし、30秒のブロック生成など機能性にも優れた仮想通貨です。今後新たなアップデートや企業による導入事例があれば、価格高騰も見込めます。知名度は低いものの、機能性に関しては将来性があるといえるでしょう。

ちなみに仮想通貨Verge/XVGを取り扱っている取引所は、Binanceなど海外取引所のみです。匿名通貨に興味がある方は、仮想通貨Verge/XVGに関して定期的に価格や情報を確認してみるといいでしょう。ただし、2020年1月時点で価格変動が非常に少ないため、投資をする際は少額から始めることをおすすめします。

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菊地祥
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(3級FP技能士)
菊地祥

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

専業ライターの菊地です。株式・投資信託8年目。もっとお金やライフプランについて知りたいと思い、2018年にFP技能士3級を取得しました。現在は2級取得を目指して勉強中です。お金に関するあらゆる専門知識を、分かりやすく説明します。

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