クレジットカードにもよりますが、ゴールドカードをはじめとしたステータスカードを保有していると、海外の空港ラウンジが利用できる場合があります。

空港ラウンジは、出発前の時間にゆっくりとくつろげるサービスを提供する待合室です。空港ラウンジによってサービス内容は異なりますが、無料の飲食やシャワー、Wi-Fiなどのサービスが利用できる場合もあります。

カード会社と提携している空港ラウンジでは、提携しているカード会社のクレジットカードと、当日の搭乗を証明するものを提示すれば、空港ラウンジを無料で利用できる場合があります。

飛行機に搭乗するまでの時間を空港ラウンジでゆっくりと過ごしたり、出張先で必要な資料の確認をしたりできるので、ステータスカードを持っている方は利用してみましょう。

プライオリティ・パスとは、世界148カ国、600以上の都市、1,300カ所以上（※1）の空港ラウンジが利用できるサービスです。会員プランが3種類あり、次の表のように年会費と内容が異なります。

事前に申し込んでおき、対象ラウンジでプライオリティ・パスの会員証と搭乗券、必要に応じて身分証明書を提示すると海外の空港ラウンジが利用できます。

プライオリティ・パスに申し込んでいると空港ラウンジが利用できるほか、レンタカーや空港送迎サービスの優遇を受けられるなどの特典もあるので、海外旅行のときに役立つサービスです。

（※1）2022年9月時点
（※2）1米ドル141.35円として計算しています（2023年6月16日時点の為替レートを参照）

ゴールドカードによってはプライオリティ・パスに申し込みやすい特典が付帯する場合があります。

例えば、楽天プレミアムカードの場合、プライオリティ・パスの会員プランの中で最もランクの高いプレステージ会員と同等のサービスを無料で申し込みできます。

カード会員様は世界148カ国、600以上の都市、1,300カ所以上の空港ラウンジが無料で利用可能です。同伴者の利用については1名につき3,300円（税込み）が、楽天プレミアムカードのカード会員様に後日請求されます（※3）。

また、楽天ゴールドカードにはプライオリティ・パスの特典は付きませんが、国内主要空港とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港の空港ラウンジが、毎年9月1日から翌年8月31日までの1年間で2回まで無料で利用できます。

ゴールドカードには上記のような優待特典が付帯する場合があるので、空港を利用する機会が多い方は申し込みを検討してみてください。

（※3）お子様の場合も1名につき同伴料金3,300円（税込み）が発生します。また、一部の空港ラウンジでは同伴者人数に制限があります。

海外の空港ラウンジを利用するときの注意点は以下のとおりです。

• 利用できる条件を事前に確認しておく
• ラウンジが空港内のどこにあるかを確認しておく
• 同伴者は有料になる可能性がある

上記の注意点を順番に解説します。

空港ラウンジによって利用できる条件は異なります。

例えば、利用するためには空港ラウンジサービスと提携しているクレジットカードや会員証、当日の搭乗券の提示が必要だったり、搭乗券のクラスによっては利用できなかったりします。

そのため、利用したい空港ラウンジの利用条件を事前に確認しておきましょう。

空港によって、空港ラウンジがあるエリアは異なります。

例えば、ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港はターミナルが複数あり、利用する航空会社によって出発するターミナルが決まっています。

海外の空港ラウンジは保安検査場を通過後のエリアに設置されている場合がありますが、出発予定のターミナルと異なるターミナルで保安検査は受けられません。

そのため、出発するターミナルと別のターミナルにある空港ラウンジは利用できません。

大きな空港でターミナルが複数ある場合、利用したい空港ラウンジが出発するターミナルにあるか確認が必要です。

空港ラウンジやクレジットカードの優待内容によりますが、同伴者は有料になる可能性があります。金額や支払い方法は空港ラウンジによって異なるので注意しましょう。

空港ラウンジは出発前の慌ただしい時間をゆっくりと過ごせるサービスです。空港ラウンジによっては無料の飲食やシャワーなどのサービスがあります。

ゴールドカードは海外の空港ラウンジが利用しやすくなる優待特典が付帯される場合があるので、飛行機を利用する機会が多い方は申し込みを検討してみてください。