法人税はクレジットカードで納付できる?カード納付のメリットと注意点も解説

リリース日:2023/09/27 更新日:2024/07/16

法人税は国税庁長官が指定した納付受託者(トヨタファイナンス株式会社)が運営する「国税クレジットカードお支払サイト」からクレジットカードで納付できます。

ここでは、法人税をクレジットカードで納付する方法やカード納付のメリット、注意点について解説します。法人税の納付方法を検討中の方はぜひ参考にしてください。

  1. 法人税とは
  2. 法人税はクレジットカードで納付可能
  3. 法人税をクレジットカードで納付するメリット
  4. 法人税をクレジットカードで納付するときの注意点
  5. 法人税はクレジットカードでスムーズに納めよう

法人税とは

法人税は、法人が企業活動で得た所得に対して課せられる国税です。法人の所得金額は、商品やサービスの販売で得た売上、土地・建物の売却収入などの利益から、売上原価や販売費、災害による損失などの金額を差し引いて計算されます。

 

法人税と似た税金に法人事業税と法人住民税がありますが、これらは都道府県や市町村に納める地方税です。

 

法人事業税や法人住民税は、法人も地域社会の構成員であり、行政サービスなどの利用者でもあるため、個人と同様に税金を負担すべきという考えのもとに課税されています。

法人税はクレジットカードで納付可能

法人税は「国税クレジットカードお支払サイト」で支払えます。利用方法は以下のとおりです。

 

  • ご利用に当たっての注意事項の確認
  • 納付情報の入力
  • クレジットカード情報の入力
  • 手続き内容の確認
  • 納付手続きの完了(最終確認)

支払いに利用できるクレジットカードの国際ブランドは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubです。

 

なお、「国税クレジットカードお支払サイト」では領収証書が発行されません。領収証書が必要な場合は、最寄りの金融機関や所轄の税務署の窓口で納付する必要があります。

 

納付手続きが完了すると、後から納付手続きの取消ができない点にも注意が必要です。万が一、誤って納付手続きをした場合は、所轄の税務署に連絡して対応してもらうことになります。




法人税をクレジットカードで納付するメリット

具体的な納付方法を踏まえて、法人税をクレジットカードで納付するメリットを3つ解説します。

現金を持ち歩かなくて良い

法人税を現金で支払おうとすると、納付窓口などに行く必要があり時間と手間がかかります。また、多額の現金を持ち歩くことになるため盗難や紛失のリスクもあるでしょう。

 

インターネットを利用してクレジットカードで支払えば、盗難や紛失のリスクを避けられ、メンテナンスなどの時間を除いて24時間いつでも支払いが可能です。

ポイントが貯まる場合がある

クレジットカードによっては、税金の支払いでも還元率に応じてポイントが貯まる場合があります。税金の支払いでポイントが進呈されるクレジットカードで法人税を納付すれば、納税額に応じたポイントが貯められます。

 

法人税が高額になる場合は、進呈されるポイントも多くなるでしょう。

翌月以降の支払いにできる

法人税の納付はまとまった金額が必要なため、現金をすぐに用意するのが難しい場合もあるでしょう。クレジットカードは後払い方式のため、支払いを翌月以降にできます。

 

クレジットカードによっては税金の支払いを分割払いにすることが可能な場合もあるので、1回の支払い負担を減らしたい場合もクレジットカードの利用が有効です。

法人税をクレジットカードで納付するときの注意点

クレジットカードで法人税を納付するときには注意点もあるので、事前に理解しておきましょう。納付するときに気をつけたいことを2つ解説します。

決済手数料がかかる

法人税を「国税クレジットカードお支払サイト」を利用してクレジットカードで支払うと、決済手数料がかかります。決済手数料は納付金額ごとに異なるため、以下の表にまとめました。

5万1円以降は、1万円を超えるごとに決済手数料が加算される仕組みです。5万1円以降の正確な決済手数料は「国税クレジットカードお支払サイト」で試算できます。

 

法人税の支払いで貯まるポイントと決済手数料を比較し、クレジットカードで納付したときの利便性なども考慮して「国税クレジットカードお支払サイト」の利用を検討することをおすすめします。

利用可能枠に注意する

クレジットカードには利用可能枠が定められています。事業経費を支払っているクレジットカードで法人税を支払おうとしても、利用可能枠に達して支払えない可能性があります。

 

また、法人税を支払えたとしても、ほかの支払いができなくなる場合があるので注意が必要です。

 

対策としては、税金の支払いにあわせて一時的に利用可能枠の増枠を申請することが挙げられます。所定の審査が必要ですが、増枠ができれば支払える金額に余裕が出ます。

 

法人税は支払い額が大きくなりやすいため、利用可能枠に気をつけながら納付しましょう。

法人税はクレジットカードでスムーズに納めよう

「国税クレジットカードお支払サイト」では、メンテナンス期間を除いて24時間いつでも法人税をクレジットカードでスムーズに納付できます。

 

クレジットカードでの納税には決済手数料がかかるなど、現金での納税とは異なる条件があるので、事前に国税庁のサイトなどで確認しておくと良いでしょう。

なお、クレジットカードで法人税を納付する場合、楽天カードがおすすめです。

 

楽天カードは国税の納付に対応しており、法人税の支払いでは500円につき1ポイントの楽天ポイントが貯められます。

 

納税だけでなく、事業に必要な物品の購入やサービス利用なども楽天カードに一本化すれば経費の管理もしやすくなります。また、普段のお買い物では100円につき1ポイント(※)の楽天ポイントが進呈されます。

 

法人税の納付を含めた事業にかかわる支払いでポイントが貯められる楽天カードを、ぜひご検討ください。

 

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※この記事は2023年9月時点の情報をもとに作成しております。

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このテーマに関する気になるポイント!

  • 法人税はクレジットカードで納付できる?

    「国税クレジットカードお支払サイト」を利用すれば、24時間いつでもカード払いで納付できます。ただし、メンテナンス時には納付ができないのでご注意ください。

  • 法人税をクレジットカードで納付するメリットは?

    現金を持ち歩くことなくどこからでも納付でき、支払い金額に応じてクレジットカードのポイントが貯まるケースもあります。また、支払いを翌月に回せるため計画的に納付金額を用意できるでしょう。

  • 法人税をクレジットカードで納付するときに気をつけることは?

    カード払いでの納税には所定の決済手数料がかかります。また、法人税は高額になりやすいので、クレジットカードの利用可能枠を確認しておきましょう。




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この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

2016年から活動を開始したフリーライター。クレジットカード・投資などの金融全般の記事を幅広く執筆しており、ファイナンシャルプランニング技能士資格を有しています。愛用しているクレジットカードは楽天カードです。2019年から楽天ポイントを使用した投資信託への投資を実践しています。

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