水道料金の支払い方法は自治体によって異なりますが、口座振替が可能な自治体は多くあります。申請にはインターネットや口座振替依頼書などの方法があり、申請方法によっては申込完了までの時間が変わる可能性があります。
自治体によって申込方法は異なるため、お住まいの水道局の公式サイトなどで確認することが重要です。

水道料金のカード払いに対応している自治体もあります。各自治体の水道局のWebサイトなどから申請ができます。また、各カード会社のWebサイトから各自治体の公式サイトへ遷移できる場合もあるので、ご自身が持っているカードの公式サイトを事前に確認してみましょう。カード払いの場合、利用金額に応じてポイントが貯まるケースもあります。

口座振替とカード払いのどちらがお得になるかについて、それぞれのメリットや注意点を挙げながら解説します。

水道料金を口座振替で支払う方法には、2つのメリットがあります。

• 支払い忘れの心配や、口座振替設定後に手間がかからない
• 口座振替による支払いに対して割り引きをしている自治体があり、費用が抑えられる場合がある

振込用紙で支払う場合は毎月所定の窓口まで行き、現金で水道料金を支払う必要があります。口座振替は自動で引き落とされるため、水道料金を支払い忘れる心配や窓口へ行く手間がかかりません。

また、例えば、東京都水道局では口座振替の支払いで、請求金額から月50円（税抜年間600円）の割り引きを実施しています。固定費に対する割り引きは、支払いの期間が長くなるほど節約効果が大きくなります。

一方、口座振替の注意点は以下のとおりです。

• 申請手続きに時間がかかる場合がある
• 口座残高が不足していると支払いできない

郵送や窓口で申し込む場合、完了まで1～2カ月ほどかかる可能性があります。タイミングによっては、手続き完了までの支払いは今までどおり現金払いでの対応が必要です。支払いを忘れないよう、注意しましょう。

また、口座残高が利用した水道料金よりも少ないと支払いできません。残高不足で支払いができない状態が続くと、水道が止まってしまう可能性があります。引き落とし日の残高に余裕があるかチェックしておくことが重要です。

水道料金をカード払いにすると、以下3つのメリットがあります。

• 支払い忘れの心配や、カード払い設定後に手間がかからない
• 支払いに応じてクレジットカードのポイントが貯まる場合がある
• カード利用明細で支払い金額がわかるため、家計管理がしやすくなる

クレジットカードは支払い日に利用金額がまとめて引き落としされるため、口座振替同様
支払い忘れの心配がありません。さらに、クレジットカードによっては水道料金の支払いに応じてポイントが貯まる場合があります。クレジットカードのポイントプログラムの対象となる場合、口座振替の割り引きのように自治体が限定されません。支払い方法を切り替えるだけでポイントが貯まるため、早めに申し込みしておくと多くのポイントを獲得できるでしょう。

また、クレジットカードで支払いをすると水道料金の管理が行いやすくなります。クレジットカードの利用明細で月ごとの費用比較ができるため、水道料金が先月と比べて大幅に高くなった場合でも、それに気付ける可能性が高まります。

一方、カード払いの注意点は「切替申込が発生する可能性がある」ことです。紛失や盗難、切り替えでカードの番号変更や停止があると、再登録などの申し込みが必要になります。カード変更の申し込みを忘れてしまうことで支払いができなくなり、水道が止まるなどの思わぬトラブルになりかねないため、注意しておきましょう。

口座振替とクレジットカードの両方の特徴を説明しましたが、総合的に見ると、カード払いの方が地域に限定されずにカード独自のポイント還元を受けられる点もあり、お得になる可能性があります。

ご自身が住んでいる自治体がクレジットカードに対応しているなら、カード払いを検討してみてはいかがでしょうか。

水道料金の支払いは、ポイントが貯まってお得になる可能性があるカード払いがおすすめです。支払いのたびにポイントが貯まるため、早めに設定するのが賢く使うコツです。