ETCカードが使えない原因は、主に以下の6つにあると考えられます。

• ETCカードの差し込みが不十分
• ETCカードの挿入方向が間違っている
• ETCカードが汚れている
• ETCカードが変形・破損している
• ETCカードの有効期限が切れている
• 車載器が故障している

各原因の詳しい内容を順番に解説します。

ETCカードが車載器にしっかり差し込まれていないと通信エラーを起こし、ETCゲートのバーが開かない場合があります。バーが開かないときは係員の指示に従って走行し、高速道路を降りたあとに停車してETCカードの挿入状態を確認してみましょう。

ETCカードの挿入方向や裏表を間違っているとカードの読み取りが上手くいかず、ETCゲートを通過するときにバーが開かなくなるトラブルが発生する可能性があります。心当たりがある方はETCカードの方向や裏表を確認し、再挿入しましょう。

ETCカードの挿入方向が正しいのに使えない場合は、カードに汚れがついていないかどうか確認しましょう。 ETCカードのICチップ部分が汚れていると、車載器の読み取りエラーに繋がる場合があります。

一見、汚れがないように見えても、 手汗や手の脂など目視しにくい汚れが付着している可能性もあるので注意が必要です。突然のエラーを防ぐためにも、ETCカードは定期的に柔らかい布などで拭いておくことをおすすめします。

ETCカードが変形・破損していると、車載器がカードを読み取れなくなる可能性があります。再挿入しても読み取れない場合は、発行元のカード会社や高速道路会社に再発行してもらいましょう。

ETCカードの有効期限が切れているとETCゲートを利用できません。有効期限が切れている場合は新しくETCカードに申し込む、更新後のETCカードを利用するなどして対処しましょう。

ETCカードに問題がないにもかかわらずETCゲートのバーが開かないときは、カードを挿入している車載器が故障している可能性が考えられます。故障が疑われる場合、車載器メーカーや販売店に修理してもらう、または買い替えるなどして対処してください。

ETCカードが使えない原因がわからない場合は、車載器に表示されるエラーコードを確認しましょう。車載器はエラーの原因に応じたエラーコードが表示されるようになっているので、コードの意味を知っておくことでETCカードが使えない原因を判断できます。

なお、エラーコードの種類とエラーの原因は以下のとおりです。

ETCカードを利用できない状況では、ETCゲートの入口に進んでも開閉バーは開きません。ETCゲートのバーが開かなかったときはその場で車を停止させ、係員の案内を待ちましょう。

車を停止させて待っていると、係員が通行券を渡してくれます。この通行券は出口料金所を通過するときに必要になるので、紛失しないように気をつけてください。出口料金所では、一般レーンで係員に通行券とETCカードを渡すことで精算を行います。

出口料金所でバーが開かなかったときは、その場で車を停止させて係員の案内を待ちましょう。その後は、係員の案内に従って通行料金を支払うことになります。

料金所の入口、出口にかかわらず、ETCゲートのバーが開かなかったときは必ず車を停止させましょう。無理に進む、または後退すると事故に繋がる可能性があるので注意してください。

初めてETCカードのトラブルに直面するときは、どうしても慌ててしまいやすいものです。トラブル時に落ち着いて対応できるよう、ETCカードが使えないときの対処法は覚えておきましょう。ETCゲートのバーが開かない場合は、係員の指示に従って行動しましょう。