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ボーナスはいつ支給される?支給時期や平均支給額などをわかりやすく解説
ボーナスを楽しみに働く会社員は多いのではないでしょうか。ボーナスとは、毎月の給与とは別で支給される特別な給与、賞与のことです。ここでは、ボーナスの支給時期や平均支給額などを紹介します。また、年代別の年間ボーナス平均支給額や手取り額の計算方法なども併せてチェックしましょう。
ボーナスはいつ支給される?
労働基準法や厚生年金保険法などではボーナスは労働の対価とされていますが、民間企業が従業員にボーナスの支給を義務付ける法律上の定めはありません。そのため、支給日や支給回数などは民間企業によって異なります。
一般的にボーナスの支給時期は夏と冬で分かれています。いつごろ支給されるのか、夏と冬にわけて順番に解説します。
夏のボーナス支給日
一般的に、民間企業の夏のボーナス支給日は6月下旬から7月上旬ごろで、支給日は会社によって異なります。
また、国家公務員は人事院規則九―四〇第十四条別表第三の基準日も含めて夏のボーナス(期末手当・勤勉手当)は6月30日に支給されると定められています。6月30日が土曜日の場合は前日、日曜日の場合は前々日にずれます。
冬のボーナス支給日
一般的に、民間企業の冬のボーナス支給日は12月中旬ごろで、支給日は会社によって異なります。
また、国家公務員は人事院規則九―四〇第十四条別表第三の基準日も含めて冬のボーナスは12月10日に支給されると定められています。12月10日が土曜日の場合は前日、日曜日の場合は前々日にずれます。
地方公務員の場合は、各自治体の条例によって異なります。
ボーナスの平均支給額
厚生労働省が発表している「毎月勤労統計調査」によれば、令和5年度(2023年度)の夏のボーナスの平均支給額は39万7,129円、冬のボーナスは39万5,647円です。
ただし、企業によってボーナスの有無や金額は異なるため、上記の夏・冬ボーナスの平均支給額を合計しても、年間のボーナス平均支給額にはなりません。
厚生労働省が発表している「令和5年賃金構造基本統計調査」によれば、令和5年度(2023年度)年間ボーナス平均支給額は90万9,000円です。なお、ボーナスの支給額は年齢や勤続年数などにより異なるため、人によっては平均支給額を上回る、あるいは下回ることがあります。
次の表は、「令和5年賃金構造基本統計調査」の年代別の年間ボーナス平均支給額をまとめたものです。
令和5年度の年代別の年間ボーナス平均支給額
年代 | 年間ボーナス平均支給額 |
20歳~24歳 | 37万8,900円 |
25歳~29歳 | 66万3,100円 |
30歳~34歳 | 80万2,100円 |
35歳~39歳 | 93万8,100円 |
40歳~44歳 | 103万900円 |
45歳~49歳 | 111万9,800円 |
50歳~54歳 | 119万6,300円 |
55歳~59歳 | 121万9,100円 |
60歳~64歳 | 72万3,600円 |
65歳~69歳 | 36万2,000円 |
70歳~ | 27万300円 |
一例として、基本給に支給月数を掛けて計算し支給する場合では、基本給が増えるとボーナスの支給額も増えます。そのため、世代別に見ても、20代や30代よりも40代のほうが多くもらっています。
ただし、表からわかるように、年間のボーナス平均支給額は年齢に比例して増加していきますが、55歳~59歳ごろにピークを迎え、以降は下がっていく傾向があるようです。
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ボーナスの支給額や手取り額を計算する方法
ボーナスの支給額も法律上で明確に定められていません。そのため、企業によっては会社の業績に応じて支給額を算出する業績連動型賞与や決算月の前後で業績に応じて支給の有無が決まる決算賞与などを採用しているケースもあります。
ただし、日本の民間企業の多くは基本給連動型賞与で、基本給に決められた月数を掛けた金額がボーナスの支給額となります。例えば、基本給が30万円で、月数を2カ月と定めている民間企業のボーナスは60万円です。
ただし、ボーナスにおける基本給は「手当てをすべて除いた金額」であり、給与明細に記載のある「額面」ではないことに注意しましょう。
また、ボーナスも給与と同様に社会保険料や税金が差し引かれるので、手元に残る金額(手取り額)は支給額より少ないです。ボーナスから差し引かれる金額の項目と計算式は以下のとおりです。
ボーナスから控除される項目と控除額の計算方法
項目 | 計算方法 | |
社会保険料 | 雇用保険料 | ボーナスの支給額×雇用保険料率(※1) |
健康保険料・介護保険料 | 標準賞与額(※2)×健康保険料率×50%(※3) | |
厚生年金保険料 | 標準賞与額(※2)×厚生年金保険料率×50% | |
税金 | 所得税 | (ボーナスの支給額-社会保険料)×賞与に対する源泉徴収税率(※4) |
※2 標準賞与額とは、ボーナスの支給額(賞与総額)から1,000円未満は切り捨てた値です。
※3 40歳以上の場合は介護保険料が追加されます。また、各都道府県と加入している組合の健康保険によって健康保険料率は異なります。
※4 源泉徴収税率は、ボーナスをもらう前月の社会保険料等控除後の給与や扶養人数によって異なります。
ボーナスの手取り額の計算式をまとめると、以下のとおりです。
ボーナスを受け取る方の年齢や状況に応じて差し引かれる金額は異なるので、ご自身の条件にあわせて計算をしてみましょう。
クレジットカードの支払い方法にはボーナス払いがある
欲しい商品の購入をボーナスまで待てない方は、クレジットカードの「ボーナス払い」の活用を検討しましょう。クレジットカードの支払い方法には1回払い、ボーナス払い、分割払い、リボ払いなどがあります。
ボーナス払いとは、ボーナスを受け取る時期に支払いをまとめる支払い方式です。店舗、あるいはネットショッピングでボーナス払いを選択すれば、その分の支払いを事前に設定したボーナス時期にまとめて清算します。
ただし、クレジットカードによって設定できるボーナス時期は異なります。
楽天カードの場合は、夏季は2月1日~6月末日までの支払いを6月・7月・8月のいずれかに、冬季は8月1日~11月末日までの支払いを12月・1月のいずれかにまとめることができます。
さらに、ボーナス1回払いであれば分割払手数料が無料になるため、商品の購入をボーナスまで待てない方におすすめの支払い方法です(※)。
ただし、ご自身の支払い能力の範囲内でのご利用となるよう注意しましょう。
※ボーナス2回払いの場合は分割払手数料がかかります。
ボーナスがいつ支給されるかは職場によって異なる
民間企業のボーナスは法律で規定されていないため、支給時期は職場によって異なります。
一般的に夏と冬に分かれており、民間企業は6月下旬から7月上旬と12月中旬が多く、公務員は法律で定められている支給日にもらえます。
そのため、クレジットカードのボーナス払いは、基本的に消費者のボーナスの支給時期である、夏と冬にあわせて支払い時期を設定できます。
このテーマに関する気になるポイント!
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ボーナスはいつ支給されるの?
民間企業は会社によって異なり、国家公務員は人事院規則九―四〇第十四条により6月30日と12月10日と定められており、支給日が土曜日の場合は前日、日曜日の場合は前々日にずれます。また、地方公務員は各自治体の条例で決まっています。
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ボーナスの平均支給額は?
令和5年度の夏のボーナス平均支給額は39万7,129円、冬のボーナスは39万5,647円です。
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ボーナスの手取り額を求める計算式は?
ボーナスの支給額-{雇用保険料+健康保険料(+介護保険料)+厚生年金保険料+所得税}=ボーナスの手取り額です。なお、業種や地域によって差し引き金額が異なる場合があります。
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次の支給日まで待ち遠しいわ~!