出張でクレジットカードを利用するメリットとしては、主に以下が挙げられます。

• ポイントやマイルが貯まる場合がある
• クレジットカードの付帯サービスを活用できる
• 支払いの手間を軽減できる
• 精算を効率化できる

それぞれのメリットについて、詳しく説明します。

出張では主に、移動や宿泊・食事などに費用が発生します。それらをカード払いにすることで、ポイントやマイルを貯められる場合があります。クレジットカードにもよりますが、ポイントプログラムがあったり支払いでマイルが貯まったりするカードであれば、大きなメリットがあるといえます。

クレジットカードの付帯サービスには、ビジネス・出張に適したものもあります。海外出張に行く場合は、空港でラウンジが利用できるとフライト前の時間を有効活用できて便利です。出張先で車移動したい場合は、レンタカーの優待などがあると役立ちます。

クレジットカードの付帯サービスを活用することで、出張をより快適なものにできるかもしれません。

ホテルの宿泊費や接待費などの支払いは、現金だと手間がかかることもあるでしょう。その点クレジットカードであれば、事前に現金を下ろしておく必要もなく、支払いのやりとりもスムーズに行えます。

また、宿泊費や接待費は金額が大きくなることもありますが、それだけの現金を持ち歩くのは防犯面でも心配です。カード払いにすれば大金を持ち歩く必要もないので、そういった点でも安心できるでしょう。

出張時の諸経費をご自身で立て替えたときは、後日精算が発生します。現金払いの場合は領収証書を1枚ずつ確認して金額の確認や申請をするなど、手間がかかることがあります。カード払いであれば、利用明細でまとめて金額確認ができ、精算作業を効率化できます。

なお、利用明細は紙、ウェブサイト、アプリなどカード会社や利用設定によって確認できる場所が異なるので注意しましょう。

出張時にクレジットカードを利用する場合は、以下に挙げる点に注意しましょう。

• カード払いで貯まったポイントの扱い
• カード払いで立て替えた分の精算

カード払いで貯まったポイントの取り扱いは、各会社の就業規則などに基づいて判断する必要があります。経費で貯めたポイントの私的利用が禁止されていないかを確認しましょう。

また、立て替えた出張諸経費が会社から戻ってくる前に、ご利用金額の支払いが必要になるケースも考えられます。宿泊をともなう遠方への出張であれば、費用は高額になりやすいでしょう。支払い方法を銀行口座からの引き落としに設定している場合、事前に金額を確認しておき、残高不足で引き落としができないという事態にならないようにしましょう。

出張時に使うクレジットカードを選ぶ場合は、付帯サービスの内容を吟味することが重要です。先述したように、空港ラウンジサービスやレンタカー優待サービスなどがあると便利です。新幹線に関する優待なども活用しやすいでしょう。

海外に行く場合は、Wi-Fiルーターのレンタルサービスなどもあると便利です。また、万が一のケガなどに備えて旅行傷害保険が付帯しているものがあればなお安心です。

付帯サービスや特典以外の観点では、なるべく多くのポイントやマイルを貯められるように、ポイント還元率やマイル還元率が高いカードを利用するのがおすすめです。

出張でクレジットカードを利用することには、付帯サービスを活用できることや精算の手間が省けることなどのメリットがあります。出張に持っていくクレジットカードを選ぶにあたっては、出張時に活用できそうな付帯サービスがそろっているものを選ぶと良いでしょう。