クレジットカードに付帯のETCカードでは、クレジットカードを変更するときは、状況によってETCカードの変更も必要になる場合があります。状況別にETCカードの変更要否について解説するので、確認しておきましょう。

同一のカード会社でクレジットカードの切り替えを行う場合は、ETCカードを変更しなくても良い場合があります。

例えば楽天カードであれば、「楽天カード」から「楽天ゴールドカード」へ切り替えても、手元のETCカードを変更することなく、引き続き利用が可能です。

ただし、一部のカード会社ではクレジットカードの切り替えで、ETCカードの変更が必要になることもあるので、クレジットカードとETCカードを申し込んでいる方は事前に確認しておいたほうが良いでしょう。

クレジットカードに付帯しているETCカードの場合、現在契約しているクレジットカードを解約して別の会社のクレジットカードに変更するときは、ETCカードの変更も必要です。

クレジットカードを解約した時点で付帯するETCカードも解約となり、使えなくなります。そのため、カード会社を変えるときは、新しいETCカードが発行されたあとにクレジットカードを解約するのがおすすめです。

クレジットカードの申し込みと同時にETCカードの申し込みも可能なため、カード会社を変えるときは、一緒に申し込むことでスムーズにETCカードを発行してもらえます。

なお、クレジットカード一体型のETCカードは、2018年6月1日の割賦販売法改正により廃止となっているため、現在発行しているカード会社はありません。そのため、変更する場合はクレジットカードとETCカードを別々に申し込む必要があります。

現在保有しているクレジットカード一体型のETCカードの有効期限が切れたときは、自動的にクレジットカードとETCカードが別々に発行されます。

ETCカードを変更するときは、いくつか覚えておきたいことがあります。ETCカードの変更を考えている方は把握しておきましょう。

ETCカードの利用に必要な車載器は、ETCカードを変更しても変更・再度セットアップは必要ありません。そのため、新しいETCカードはそのまま既存の車載器に挿入して利用可能です。

なお、車やナンバープレートを変更したときはETCカードの変更に関係なく車載器を再度セットアップする必要があるので、覚えておきましょう。

ETCカードの変更後は、使えなくなったETCカードをはさみなどで細かく切ってから破棄しましょう。特にICチップ部分は、登録情報が記録されているため、必ず切り込みを入れるようにしてください。

また、裁断したETCカードを1回でまとめて捨ててしまうと復元されてしまうことがあるため、より安全性を高めるのなら数回に分けて捨てるのがおすすめです。

ETCカードを変更したときは、ETCカード番号も変更になるため、ETCマイレージサービスのカード変更手続きを忘れずに行いましょう。

ETCマイレージサービスは、有料道路の通行料金の支払いでマイレージポイントが貯まったり、通行料の割引を受けられたりする便利なサービスですが、ETCカードの変更手続きをしない場合はポイントが貯まらず、割引も受けられないため注意しましょう。

クレジットカードに付帯したETCカードの場合、別のカード会社のクレジットカードに変更するときは、ETCカードの変更も必要です。同一のカード会社のクレジットカードへの切り替えであれば基本的にはETCカードを変更しなくても継続して利用できますが、カードによっては同一会社内での変更の場合も切り替えが必要になります。

また、ETCカードを変更するときは、使えなくなったETCカードを細かく裁断してから捨てたり、ETCマイレージサービスの変更手続きをしたりすることを忘れないようにしましょう。