クレジットカードはどう整理する?持ち過ぎがおすすめできない理由も含めて解説

リリース日:2023/05/19 更新日:2024/08/05

クレジットカードを整理せずに多く保有することには、いくつかの注意点があります。ここでは、クレジットカードを整理したほうが良い理由や整理基準を紹介しているので、クレジットカードの整理に役立ててください。

  1. クレジットカードを整理したほうが良い理由
  2. クレジットカードを整理するタイミング
  3. クレジットカードの整理基準
  4. クレジットカードの整理時の注意点
  5. クレジットカードを整理して管理を楽にしよう

クレジットカードを整理したほうが良い理由

クレジットカードを複数枚保有すると、「異なる国際ブランドを保有できる」「カードの利用シーンにあわせて使い分けが可能」などのメリットがあります。また、万が一カードをなくしたり、カードが破損したりしたときに便利です。

 

ただし、多く保有し過ぎると、以下のような注意点が発生します。

使う機会のないカードでも年会費がかかる

クレジットカードは年会費無料のものと有料のものがあります。そのため、普段使う機会のないクレジットカードでも、カードによっては保有することで年会費がかかっている場合があります。

 

クレジットカードを多く保有していると、年会費の管理も手間がかかります。使う機会の少ないクレジットカードの年会費を支払い続けてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

ポイントが分散してしまう

クレジットカードのポイントプログラムはカード会社ごとに違います。複数のクレジットカードで支払いをした場合、クレジットカードごとに異なるポイントが貯まってしまい、効率的にポイントを貯めることができません。

 

また、ポイントには有効期限が定められている場合もありますが、ポイントが分散していると有効期限の管理がしづらくなり、ポイントが失効してしまう恐れがあります。

支払い日の把握が難しくなる

ポイントプログラムと同様に、支払い日もカード会社ごとに異なります。複数のクレジットカードを使っていると、カードごとにいつ口座から引き落とされるか把握しづらくなります。また、毎月いくら引き落とされるかも把握しづらくなり、お金の管理に手間がかかります。

クレジットカードを整理するタイミング

クレジットカードを整理するには、以下のようなタイミングが良いでしょう。

 

  • 新生活を始める時期
  • 有効期限を迎えるタイミング
  • 年会費を支払う前

それぞれのタイミングについて、詳しく説明します。

新生活を始める時期

新しい場所への引っ越し、結婚、子供の出産、就職などで生活環境が変わり、新生活を始める時期はクレジットカードを整理するおすすめのタイミングです。

 

生活環境が変われば、クレジットカードの使い方にも変化が現れます。新しい環境で利用するクレジットカードを優先して残し、使わないカードを整理しましょう。

有効期限を迎えるタイミング

クレジットカードが有効期限を迎える時期も、カード整理に適したタイミングです。クレジットカードの有効期限が近づくと、旧カードに代わり更新された新しいカードが届きます。

 

もし、有効期限を迎えるまで保有していてもあまり利用していなかった場合、その後も、そのクレジットカードを使う機会は少ないことが予想されます。したがって、解約して整理するタイミングとしておすすめです。

年会費を支払う前

クレジットカードの年会費は年に1回支払う仕組みです。年会費は1度支払うと、その年の途中で解約しても、返金されない場合があります。そのため、クレジットカードを整理する場合は、年会費を支払う前が適しています。

 

なお、年会費を支払う前に解約しても、契約月を過ぎていると年会費が請求されるケースあるため、注意が必要です。




クレジットカードの整理基準

クレジットカードを整理するとき、解約するクレジットカードと残すクレジットカードを迷う場合があると思います。このとき、年会費やポイント還元率、付帯特典や保険などを基準とすると、整理するカードを選びやすくなります。

 

クレジットカードを整理する場合の基準について説明します。

年会費の有無や金額

クレジットカードを整理する場合は、まず、年会費の有無や年会費の金額を確認しましょう。

 

年会費無料のクレジットカードは保有していても維持費はかかりませんが、年会費有料のクレジットカードは保有し続けると1年ごとに年会費を請求されます。使用頻度を考え、場合によっては解約を検討する必要もあるでしょう。

ポイント還元率

クレジットカードのポイント還元率は重要な基準です。ポイント還元率の高いクレジットカードを優先して残すと、その後の決済で還元されるポイントが多くなりやすく、ポイントを効率的に貯めることができます。

 

また、特定の店舗で還元率が上昇するクレジットカードもあるので、よく利用する店舗でポイント還元率が上昇する場合は、解約せずに残しておくと良いでしょう。

付帯特典や保険の充実度

カード付帯特典や保険の充実度も大切です。

 

例えば、旅行が好きな方は、旅行傷害保険が付帯するクレジットカードを残しておくことをおすすめします。そのほか、 空港ラウンジの無料利用や コンシェルジュ・サービスなど、充実した特典が付帯する場合もあります。

 

残すクレジットカードの特典や保険をチェックして、ご自身がよく使う特典やサービスは引き続き使えるよう、組み合わせを工夫してください。

クレジットカードの整理時の注意点

クレジットカードの解約にはいくつか注意点があるので、事前に確認しておきましょう。

年会費を支払った直後ではないか

年会費は途中で解約しても、原則として返金されません。クレジットカードを解約する場合は、年会費を支払った直後ではないか確認しましょう。

 

なお、年会費の支払い月は、各クレジットカード会社の会員サイトやカード発行時の発行台紙などから確認できます。カード会社によっては確認方法が異なる可能性もあるので、ご注意ください。

 

公共料金などの支払いに利用していないか

公共料金や携帯電話料金、家賃などの支払いに解約予定のクレジットカードを登録している場合、解約してしまうとその後の料金を支払うことができません。

 

事前にクレジットカードを登録しているサービス会社に確認し、登録情報を変更する必要があります。

クレジットカードの支払いが済んでいるか

カード利用分の支払いが残っている場合、解約時に一括して請求されたり、支払いが完了するまで解約できないといった場合もあります。

 

事前に利用明細や利用残高を確認し、カード利用分の支払いが済んでいるかを確認してください。

ポイントが貯まっていないか

クレジットカードのポイントは、解約時に失効してしまう場合もあります。ポイントが残っていないかチェックし、残っている場合は使い切ってから解約することをおすすめします。

 

クレジットカードは複数枚保有していると、カード紛失時の備えや使い分けができとても便利です。ただし、多くのカードを保有すると、ポイントが分散する、管理に手間がかかるなど注意点もあります。

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クレジットカードを整理して管理を楽にしよう

クレジットカードはさまざまなシーンで役立ちますが、多く保有すると無駄な年会費がかかったり、ポイントが分散したりするなどの懸念点があります。

 

クレジットカードを整理する場合は、年会費の有無やポイント還元率、付帯特典や保険を確認しましょう。ご自身の使用頻度や利用状況にあわせて整理することがおすすめです。

 

楽天カードで2枚目(※1)を作成すると、ポイントが分散せず、公式アプリで利用金額やポイントを管理できます。たくさんあるクレジットカードを整理して、カード管理を楽にしたい方におすすめのクレジットカードです。

 

また年会費永年無料のため、費用がかかりません。100円につき1%のポイント還元(※2)を受けられるだけでなく、楽天のグループサービスを利用することで、楽天市場のお買い物時にさらなる還元を受けられるSPU(スーパーポイントアッププログラム)があります(※3)。

 

そのほか、海外旅行傷害保険が付帯(※4)するので、旅行好きな方にもおすすめです。

 

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(※4)保険の適用には一部利用条件等がございます。 

※この記事は2023年3月時点の情報をもとに作成しております。

このテーマに関する気になるポイント!

  • クレジットカードを整理すべき理由は?

    余計な年会費がかかったりポイントが貯まりにくくなったりするためです。また、支払い日の管理が難しくなり、管理に手間がかかります。

  • クレジットカードをすぐに解約しても良い?

    有効期限や年会費の支払い月、利用残高などの確認をしたうえで解約するのがおすすめです。

  • 手元に残すクレジットカードを選ぶ基準は?

    基準となるポイントは「年会費」「ポイント還元率」「特典の充実度」です。3つのポイントから総合的に判断することが重要です。




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ハラダナオト
この記事を書いた人
ハラダナオト

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

京都大学を卒業後、財務・金融に関する仕事に就いていたことを活かし、クレジットカードやキャッシュレスなどの金融関連のライティング、財務、社会保険、人事労務に関する記事のライティングを行っています。わかりやすく、ユーザーの方にとって有益な情報を得られる記事作成を心がけています。

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