クレジットカードを作るには、主に以下の4つの申込方法があります。

●インターネット
●郵送
●銀行
●店舗

それぞれの申込方法の流れと、メリット・注意点を見ていきましょう。

現在では、ほとんどのクレジットカードがインターネットから申込可能です。サイトの入会申込画面から、個人情報や口座情報などを入力して申し込みます。本人確認書類の提出も、スマートフォンで撮影して画像をアップロードするだけで完了することが多く、最も手軽な方法です。

クレジットカード会社にもよりますが、早い場合は即日審査が完了し、1週間程度でカードが自宅に届きます。

ネット申込限定での特典やキャンペーンを実施している会社も多く、お得にクレジットカードを手に入れることができる場合もあります。

インターネット申込の注意点は、対面で質問や相談ができないことです。もっとも、メールや電話でのサポートが用意されているため、実際の申し込みで困ることはほぼないでしょう。

カード発行までがスピーディー
入会特典が充実している

対面で質問や相談ができない

郵送申込は、申込書に必要事項を記入し、郵送して申し込む方法です。申込書はインターネットや電話で請求するか、店舗で配布されているものを入手します。

郵送で申し込む場合、申込書の記入や提出する本人確認書類のコピー、引き落とし口座の銀行印の押印、投函などの手間がかかります。申込書を投函してからカードが自宅に届くまで、2〜3週間かかる場合が多いようです。資料請求から書類の返送などを含めるとカード発行までに1カ月程度かかると考えた方が良いでしょう。

ネット上に個人情報を入力する必要がない

発行まで1カ月程度の時間がかかる

銀行 や銀行のグループ会社が発行する「銀行系クレジットカード」は、銀行窓口でも申し込みが可能です。銀行口座のキャッシュカードと一体型になっているクレジットカードもあり、銀行口座を開設する際に同時に申込手続きをすることもできます。

アルバイトをしている人や新社会人で、銀行口座とクレジットカードを一緒に作りたいという場合は、まとめて申し込みができるので便利でしょう。銀行窓口であれば、申込書の記入でわからない点があってもその場で聞けるので安心です。

銀行で申し込みをしたあと、審査を経て2〜3週間でクレジットカードが自宅に届きます。

注意点としては、銀行の営業時間が限られていることが挙げられます。ほとんどの銀行が平日の午後3時までの営業になるため、銀行に出向いて申し込みをするのが難しい人も多いでしょう。

銀行口座のキャッシュカードと一体型にできる
銀行で申し込みできるので安心

銀行の営業時間内に申し込みに行く必要がある

スーパーやコンビニ、デパートなどが発行しているクレジットカードである「流通系カード」の場合、店頭の専用カウンターで申し込むことができます。イオンカードやセゾンカード、エポスカードなどが代表的な例です。

よく利用する店舗のクレジットカードを持っていれば、ポイントが貯まりやすく、割引などの特典も利用しやすいといったメリットがあります。

申し込む場合は、店頭のクレジットカード発行カウンターに出向いて、必要書類に記入し、本人確認書類を提示します。その際、銀行口座のキャッシュカードや通帳・印鑑なども必要です。

店舗申込の場合、その場で「仮カード」が発行されることがあります。仮カードを使えば当日から店舗でカード払いができ、特典やポイントサービスなどを受けることが可能です。本カードは2〜3週間程度で自宅に配送されます。

即日でカード払いが利用できる

他社カードとの比較検討がしにくい

クレジットカードを申し込む方法として、インターネット、郵送、銀行、店舗の4つの方法を紹介しましたが、その中でも最もおすすめなのがインターネット申込です。

インターネット申込の大きなメリットが、好きな場所でいつでも手軽に申し込めることです。わざわざ店頭まで行く必要がなく、自宅や外出先から24時間申し込みができます。

店頭や郵送の申し込みと比較して、発行スピードが早いのも嬉しいポイントです。即日でカード番号が発行され、カード本体が届く前でもインターネットショッピングなどで利用できるカードもあります。

また、インターネット申込ではクレジットカードを発行前に比較しやすいというメリットもあります。さまざまなクレジットカードを比較して、自分に最適のクレジットカードを見つけてみてください。

ここからは、クレジットカードのインターネット申込での発行までの流れや必要書類、初心者におすすめのクレジットカードについて解説します。初めてクレジットカードを作るという方はチェックしてみてください。

インターネット申込をした場合、クレジットカードが発行されるまでの流れは以下のとおりです。

インターネット申込の場合、引き落とし口座の設定も行います。金融機関によっては、あとから書類が送付されてきて記入・捺印して返送するケースもあります。

申し込みからカードが手元に届くまでにかかる期間は、1〜3週間です。

クレジットカードを作るときは、以下の2点の提出が必要な場合が多いです。

本人確認書類は、クレジットカードを申し込んだのが本人であることを確認する書類です。具体的には以下のようなものが本人確認書類として利用できます。

クレジットカードをオンラインで申し込むときは、これらの書類を撮影してアップロードすることになるので手元に準備しておきましょう。

また、クレジットカードが自宅に届くときは、宛名人本人しか受け取れない 「本人限定受取郵便」や「受取人確認サポート」などの発送方法が用いられます。カードを受け取るときのためにも、配達員に提示する本人確認書類を準備しておきましょう。

クレジットカードを作るときは、クレジットカードの利用代金を引き落とす 銀行口座の設定が必要な場合が多いです。口座情報を入力するため、手元にキャッシュカードや通帳を準備しておきましょう。オンラインで設定できるクレジットカードの場合、印鑑は不要です。

カード会社によっては、オンラインでの手続きができない金融機関があります。その場合は、口座登録についての書類が送付されてくるので、口座情報を記入し、捺印してから返送しましょう。

初めてクレジットカードを作る場合は、以下の3つのポイントを押さえてカード選びをしましょう。

初めて持つクレジットカードには、年会費無料のものを選ぶのがおすすめです。年会費無料のクレジットカードはコストをかけずに利用できます。また、年会費無料のカードの中には入会キャンペーンでポイントがもらえるものもあり、カードを作るだけでポイントをゲットできてお得です。

クレジットカードを利用する上で、ポイント還元率もチェックしておきましょう。クレジットカードは利用する店舗やサービスによってもポイント還元率が異なります。普段から利用する店舗などでポイント還元率が高くなるクレジットカードなら、よりポイントが貯まりやすくなります。また、貯まったポイントの使い道についても要チェックです。

クレジットカードには、空港のラウンジ利用や旅行の保険、特定の店舗での割引サービスなどの付帯特典が付いています。一般的にこのような特典やサービスはランクが高いカードの方が充実している傾向にありますが、年会費無料のカードにも付帯されている場合があります。自分がよく利用しそうな特典が付いているカードを選んで、買い物をするとき以外でもクレジットカードを有効活用できるようにしておきましょう。