QUICPayとクレジットカードの主な違いは、支払方法の設定が必要かどうかという点です。

QUICPayは電子マネーの一種で、クレジットカードなどを連携することで支払いができます。支払いをする場合は、店頭の専用端末にデバイスをかざすとお買い物ができます。

なお、QUICPayが使えるカードの支払方法は3種類で、クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードから使い方に応じてあなたにあった支払方法を選ぶことが可能です。

一方で、クレジットカードは、後払いで支払いができるカードを指します。チャージは不要ですが、カードを持っていないと利用できません。スマホに登録してタッチ決済、または店頭の専用端末に挿し込んで支払いをします。

QUICPayとクレジットカードは、それぞれタッチ決済を利用できる点は共通しています。

前述したように、QUICPayはスマートフォンや専用カードなどを店頭の専用端末にかざすことで支払いができます。

一方、クレジットカードもタッチ決済に対応したものであれば、専用端末にかざすだけで支払いができます。

また、支払いの際にどちらのサービスを利用するか悩む場合は、使い勝手が良いと感じるほうを選びましょう。

ここからは、QUICPayとクレジットカードを利用するメリットを順番に解説します。

まずはQUICPayを利用するメリットです。

クレジットカードで支払いを済ませる場合は暗証番号を求められることがありますが、QUICPayなら暗証番号の入力が不要で支払いができます。

暗証番号の入力やサインをする手間がかからない分スムーズに支払いができるため、レジが混んでいる場合や急いでいる際のお買い物に役立ちます。

QUICPayの支払方法は、QUICPayに対応したクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードの3種類から選べます。

支払いタイミングの好みやカードの保有状況にあわせて支払方法を設定できる点はメリットといえるでしょう。

QUICPayの対応店舗は順次拡大しており、2025年1月末時点では全国300万か所以上の場所で利用できます。

利用できる店舗の種類は幅広く、コンビニやスーパー、ドラッグストア、飲食店、百貨店などあらゆる場所で利用が可能です。

ただし、QUICPayの支払方法をデビットカードまたはプリペイドカードに設定している場合は、QUICPayのマークがある店舗でしか利用できないので注意してください。

続いて、クレジットカードを利用するメリットを解説します。

以下で詳しい内容を解説します。

クレジットカードは、ご自身が保有するカードの国際ブランドと同じマークが表示されている加盟店で利用できます。

例えば、国際ブランドがVisaのクレジットカードなら、Visaの加盟店でカード払いができます。国内の店舗はもちろん、保有しているクレジットカードの国際ブランドの加盟店であれば、オンラインや海外でお買い物をする場合にも使えます。

電子マネーの種類によっては、クレジットカードによるチャージに対応しています。カード情報を登録したアプリなどでチャージが可能な電子マネーなら、その場で手軽にチャージが行えて便利です。

また、支払った金額に応じてポイントを獲得できるクレジットカードなら、チャージをする際にポイントも貯められることがあります。

クレジットカードによっては、お買い物の際に支払いができるショッピング機能だけでなく、キャッシング機能も利用できるようになっています。

キャッシング機能とは、クレジットカードを使って現金を借りられる機能のことです。限度額の範囲内で、ATMなどから現金を引き出せます。手持ちが少ない状況で突然現金が必要になった場合でも、キャッシング機能がついたクレジットカードがあればすぐに対応できます。

スマートフォンでQUICPayを利用すると、財布を出すことなくスムーズに支払いができます。ただし、すべての店舗で使えるわけではないため、QUICPayを利用する場合は支払いの前にQUICPayのマークの有無を確認しておきましょう。