楽天銀行口座の開設方法や手数料をわかりやすく解説。利用するほどお得になる理由とは?
楽天デュアル定期預金とは?特徴や注意点、定期預金についても解説
銀行に預金することは、資産運用の中のひとつの選択肢です。しかし、実は預金と一言で言っても、さまざまな種類があるのをご存知でしょうか?ここでは、確定拠出年金で利用することもできる「定期預金」についてまとめつつ「楽天デュアル定期預金」についてもわかりやすく解説をしていきます。
楽天デュアル定期預金とは?
「楽天デュアル定期預金」は、為替レートによって満期時の受取通貨が変わる定期預金です。
預入日から判定日までに為替が円安に動いた場合は「円貨」に、為替が円高に動いた場合は「外貨」になる仕組みとなっています。
楽天デュアル定期預金の仕組みについて、以下の図でまとめています。
楽天デュアル定期預金は、満期時の受け取りが外貨預金になる可能性もありますが、通常の円金利よりも好金利なのが特徴です。
楽天デュアル定期預金の特徴
楽天デュアル定期預金の注意点
先ほども述べましたが、楽天デュアル定期預金は、約2週間の預入期間中は原則中途解約できません。楽天銀行がやむを得えないものと認めて中途解約に応じる場合でも解約費用がかかるため、元本割れする可能性が高くなります。
また、預入通貨から相対通貨に交換されて元利金が支払われる場合、預入通貨から相対通貨への交換に関する手数料はかかりません。ただし、預入通貨または相対通貨により支払われた元利金をほかの通貨に交換するときは、外貨預金口座取引規定に基づく所定の手数料(為替コスト)がかかるため、注意が必要です。
楽天デュアル定期預金はこんな人におすすめ
- 受け取りが「外貨預金」になっても構わないから好金利を受け取りたい
- 短期の運用をしたい(約2週間の間、中途解約をする予定はない)
上記の条件を満たすように、約2週間の短期運用で受け取りが外貨預金になっても好金利を受け取りたいという人には、おすすめの定期預金となっています。
そもそも定期預金とは?普通預金との違い
銀行の預金にはいくつかの種類がありますが、その中でもよく利用されているのが、「普通預金」と「定期預金」です。普通預金は、いつでも好きなとき(※)に引き出せる銀行の預金システムです。一方で定期預金は、あらかじめ決められた期間内は原則として引き出すことができません。普通預金と定期預金の特徴を表にすると次のようになります。
※システムメンテナンス時を除く
普通預金 | 定期預金 | |
通過 | 円も外貨もあり | 円も外貨もあり |
金利 | 定期預金よりも低い場合が多い | 普通預金よりも高い場合が多い |
期間 | 定めなし | 預入時に決定 |
取り扱い | 都市銀行・ネット銀行等 | 都市銀行・ネット銀行等 |
元金 | 金融機関が破綻した場合の保護(保証ではない) | 金融機関が破綻した場合の保護(保証ではない) |
預金保護 | 1金融機関預金者1人あたり、元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護の対象である | 1金融機関預金者1人あたり、元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護の対象である |
このように、普通預金と定期預金の主な違いは、預入期間と金利です。定期預金は預入時に預入期間を設定しますが、途中で解約することもできます。解約した場合、金利は満期まで預け入れた場合よりも低くなりますが、元本割れすることはありません。
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定期預金の賢い使い方
定期預金は、「一定期間引き出せない」という点と「円預金であれば元金が保証される(外貨でも外貨での元金は保証されるが円に直したときは元本割れする可能性がある)」という点に着目することで、資産運用のひとつとして利用できます。
資産運用は、ひとつの運用先に依存するのではなく、バランスよく資産を分散させることが大切です。定期預金は、その中の「元本が保証される資産運用先」として優れています。
普通預金にお金を預けている場合、カードの引き落としや毎日の生活費などで、ついつい使いすぎてしまうことがあります。「この分は残しておこう」と考えていても、目に見えて残高があると、意識しないというのは難しいでしょう。
その点、将来のために確保しておきたい預金を定期預金にしておけば、普通預金とは口座が別になりますから、普段は「使えないもの」として生活することができます。また、「車購入資金」「車検費用」「リフォーム資金」など、いつ必要になるのかがはっきりしているお金も、定期預金にしておけばうっかり使ってしまうことがありません。目的別の定期預金を作ることで、銀行に預けたお金を「期限が来たら開けることのできる封筒」に入れるのと同じ効果を得ることができるのです。
企業型確定拠出年金で定期預金を活用する
企業型確定拠出年金やiDeCoでは、定期預金を運用商品として選択することもできます。
個人型確定拠出年金であるiDeCoでは、運用益が出なければかえって手数料分のマイナスが出てしまいます。一方で、企業が手数料を捻出する企業型確定拠出年金の場合は、それほど大きな運用益が出なくてもマイナスになることはありません。そのため、企業型確定拠出年金では、定年退職後の老後資金として、元本割れする心配のない定期預金を利用するという選択もひとつです。
退職金代わりに確定拠出年金を利用している企業の場合、運用商品によっては大きく元本割れしてしまい、退職時に期待どおりの金額を受け取れない可能性があります。確定拠出年金の運用商品に定期預金を選べば、このようなことは起こりません。
例えば、すでに個人的に不動産投資やNISAなどの資産運用を始めている人であれば、リスクを取る運用はそちらに任せ、企業型確定拠出年金を一定の資金を安全に運用するためのものとすることもできるでしょう。
資産をどのように運用していくべきなのか、正解はそれぞれの人によって違います。将来、資産を倍にしたいと考える人もいれば、少しずつしか増えなくても元本が保証されていれば良いと考える人もいるでしょう。大切なのは、各金融商品の特徴を知った上で、それぞれの希望に合ったバランスの投資を行うことです。
楽天銀行では、定期預金の満期時の受取金額の計算ができる定期預金利息シミュレーションがあります。また、キャンペーンを利用することでさらにお得に預金できるでしょう。
※この記事は2024年10月時点の情報をもとに作成しております。
このテーマに関する気になるポイント!
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楽天デュアル定期預金とは?
「楽天デュアル定期預金」は、為替レートによって満期時の受取通貨が変わる定期預金です。
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楽天デュアル定期預金の特徴と注意点は?
好金利であることが特徴です。また、注意点は「預入期間中に原則中途解約できないこと」「支払われた元利金をほかの通貨に交換するときに所定の手数料がかかること」などがあります。
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定期預金と普通預金の違いは?
普通預金はいつでも好きなときに引き出せるのに対して、定期預金はあらかじめ決められた期間内は原則引き出せない預金です。
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