クレジットカードの利用明細や領収書はインボイス対応?対象やETCカードの場合についても解説

リリース日:2025/03/26 更新日:2025/03/26

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  1. インボイスに記載すべき要件とは
  2. クレジットカードの利用明細書はインボイスに対応している?
  3. クレジットカードの領収書はインボイスに対応している?
  4. ETCカードの場合
  5. 経費の支払いは楽天カードがおすすめ
  6. まとめ

インボイスに記載すべき要件とは

会計ソフトに仕訳を入力する人

最初にインボイスに記載すべき要件を簡単に紹介します。インボイスとは2023年10月から運用の始まった適格請求書のことで、主に以下の必要事項が記入されている書類です。

① 適格請求書発行事業者の氏名又は名称及び登録番号
② 取引年月日
③ 取引内容(軽減税率の対象品目である旨)
④ 税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜き又は税込み)及び適用税率
⑤ 税率ごとに区分した消費税額等 ※
⑥ 書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称
※ ⑤の「税率ごとに区分した消費税額等」の端数処理は、一の適格請求書につき、税率ごとに1回ずつとなります。
適格請求書等保存方式の概要―インボイス制度の理解のために―|国税庁

これらの内容が記載されていれば、インボイスとして認められます。事業者は、請求書や領収書、レシートなどでは、上記の要件を満たすように記載します。

 

インボイスがないと、消費税の計算で支払ったものに対する消費税を差し引く「仕入税額控除」が適用できず、消費税の納税金額が増えてしまうおそれがあります。課税事業者として事業を行う個人事業主などは、受け取った書類がインボイス対応のものかチェックするようにしましょう。

クレジットカードの利用明細書はインボイスに対応している?

会計ソフトと電卓を使う人

クレジットカードで支払いをすると、利用明細書で、いつ、何に支払ったかを一覧で把握できます。インボイス制度がスタートしてからは、取り引きごとにインボイスの保管が必須となりました。

クレジットカードの利用明細は原則インボイスとして認められない

クレジットカードの利用明細は、利用した日付、店舗、金額などが記載されていますが、登録番号をはじめとして消費税率などの情報はなく、インボイスに記載すべき要件を満たしていません。このため、利用明細はインボイスとして認められず、利用明細の保存だけでは仕入税額控除を適用できません。ただし、例外となる取り引きもあることに注意が必要です。




クレジットカードの領収書はインボイスに対応している?

クレジットカードを持って考えるカフェスタッフ

クレジットカードの利用時に利用明細ではなく領収書を依頼し、入手するケースもあるでしょう。領収書はインボイスとして認められるのか、以下に解説します。

クレジットカード利用時の領収書はインボイスとして認められる

クレジットカード利用時に発行された領収書は、消費税法上の「請求書など」(簡易インボイス)として、インボイスに必要な要件が記載されていれば仕入税額控除が適用されます

 

領収書は代金の受け取りを証明する書類です。クレジットカード払いの場合、利用代金がカード会社から入金されるため、店舗が直接利用した人から代金を受け取ることはありません。このため、本来であれば領収書は発行されません。

 

しかし実務上は、クレジットカードの利用者から領収書を依頼されれば、店舗側で発行するケースが多くあります。

 

領収書の発行ができるかは利用する店舗によって異なります。カード払いをする前に、領収書が発行できるか確認すると良いでしょう。

そのほかでインボイスに該当する書類はある?

クレジットカードを利用した取り引きのインボイスとして、一般的に多く利用されているのがレシートです。多くのレシートは、インボイスの記載要件を満たし、かつ一般的には末尾などにクレジットカード利用の旨が印字されています。レシートは依頼せずとも利用時に渡される場合も多く、インボイスとして利用できます。なお、店舗によってはインボイスの登録番号のないレシートが発行される場合もあるため、確認をするようにしましょう。

 

また、Webサイトで購入しクレジットカードで支払う場合は、購入履歴から領収書・請求書・納品書といった書類がダウンロードできることもあり、要件を満たすものをインボイスとして利用できます。インボイスに対応しているサイトであれば書類を電子提供しているため、確認してみましょう。

 

例えば楽天市場では、出店店舗の会社概要ページに適格請求書(インボイス)発行の対応可否が記載されており、購入履歴から領収書・請求書をダウンロードできます。

ETCカードの場合

ETCカードと自動車

原則として、ETCカードの利用明細もインボイスには該当しません。しかし、高速道路の利用が多いと、すべての取り引きのインボイスを入手・保管することは実務上困難な場合が多いでしょう。ETCカードでは、以下の状況では利用明細をインボイスとして利用できます

 

  • カードの利用明細書がある
  • 利用した高速道路会社などの任意の一取引にかかる利用証明書をダウンロードし、カードの利用明細と併せて保存する

ETC利用照会サービスでインボイスの要件を満たす利用証明書をダウンロードできる期間(15カ月間)に、繰り返し同じ高速道路会社などを利用している場合、カードの利用明細の保存のみで仕入税額控除が適用できます。この場合は、任意の一取引にかかる利用証明書のダウンロードも不要です。

 

ダウンロードできる期間を超えて利用期間に開きがあれば、利用証明書のダウンロードは必要になります。

経費の支払いは楽天カードがおすすめ

クレジットカードの利用明細だけではインボイスとして認められず、仕入税額控除の適用を受けるためには原則として取り引きごとにインボイスを別途入手・保存しなければなりません。しかし、経費をカード払いで行うメリットは多くあります。

 

  • 経費精算の省力化が可能
  • 仮払いや立替払いによる小口現金管理の負担軽減
  • 利用明細が一覧で見られるため、経費の不正などの発見が容易
  • 会計システムなどと自動で連携することで入力漏れ・誤りの軽減が可能
オレンジライン

楽天カード楽天ポイントが貯まり、特に普段から楽天サービスを利用している人にとって便利なクレジットカードです。以下で楽天カードのメリットを紹介します。

楽天カードで経費を支払うメリット

経費の支払いでポイントが貯まる

楽天カードで支払いをすれば、100円につき1ポイントが貯まります(※1)。さらにSPU(スーパーポイントアッププログラム)により対象となる楽天グループサービスを利用することで楽天市場でのお買い物でポイント倍率がアップし、お得にポイントが貯められます。例えば、楽天市場での支払いを楽天カードで行うとポイント還元率は3%(※2)になります。

 

※1 一部ポイント還元の対象外、もしくは、還元率が異なる場合がございます。詳しくはこちら

※2 内訳は「楽天市場ご利用分1倍」、「楽天カード通常分+1倍」、「楽天カード特典分+1倍」となります。
・楽天市場ご利用分は、商品ごとの税抜き購入金額(クーポン利用後)100円につき1ポイント(通常ポイント)となります。

 

  • 楽天市場ご利用分は、商品ごとの税抜き購入金額(クーポン利用後)100円につき1ポイント(通常ポイント)となります。
  • 楽天カード通常分は、楽天市場でのカードご利用額100円につき1ポイント(通常ポイント)となります。
  • 楽天カード特典分は、楽天市場でのカードご利用額(消費税・送料・ラッピング料除く)100円につき1ポイント(期間限定ポイント)となります。
  • 「楽天市場ご利用分」「楽天カード特典分」は、楽天市場で開催中のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の特典となります。特典(期間限定ポイント含む)進呈には上限や条件があります。詳細はこちら

経費としての購入では、支払金額が大きくなるケースも多く、よりポイントが貯まりやすくなるでしょう。

 

なお、ポイントを利用した場合の「課税仕入れにかかる支払対価の額」は、以下のとおりです。

・ポイント使用が「商品本体価額の値引き」である場合には、商品対価の合計額からポイント使用相当分の金額を差し引いた金額(値引後の金額)

・ポイント使用が「支払うべき価額の値引き」である場合には、商品対価の合計額(全額)
事業者が商品購入時にポイントを使用した場合の消費税の仕入税額控除の考え方 |国税庁

2枚目の楽天カードの作成でプライベートと使い分け

1枚のクレジットカードで事業用の支払いを行っていると、利用明細にプライベートと事業用の明細が混在し、分類する作業が煩雑になります。

 

楽天カードでは、2枚目のカードを作成することができます。1枚目とは、異なる国際ブランドやデザイン、種類の楽天カードを作成することも可能です。2枚目の楽天カードを作成する主なメリットは、以下のとおりです。

 

  • それぞれで異なる国際ブランドやデザイン、種類を選べる
  • 利用明細、引き落とし口座が分けられる
  • 楽天ETCカードを2枚持てる

プライベート用と事業用で利用するカードを使い分ければ、利用明細を見て両者を分類する手間から解放されます。特にETCの利用代金は、後日プライベート用と事業用で分けるのが困難になりがちなため便利です。

 

複数のクレジットカードを楽天カードで統一すれば、楽天ポイントを多く貯められます。楽天ポイントを効率的に貯めたい人におすすめです。

まとめ

インボイスの文字

クレジットカードの利用明細は原則としてインボイスとは認められないため、インボイスを別途入手し保存する必要があります。

 

インボイスは、領収書・レシート・納品書・請求書などで、登録番号をはじめとした記載要件を満たすものです。カード利用時の店舗や販売サイトからのインボイス入手を忘れないようにしましょう。

 

インボイス制度がスタートしても、クレジットカードで経費を支払うメリットは変わりません。インボイスを入手する業務の流れを構築したうえで、効率的に経理業務を行いましょう。

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楽天カードで支払いをすれば、100円につき楽天ポイントが1ポイント貯まります(※)。さらに対象となる楽天グループサービスを利用することでSPUにより楽天市場でのお買い物のポイント還元率が高くなります。

 

※一部ポイント還元の対象外、もしくは、還元率が異なる場合がございます。詳しくはこちら

 

事業の経費であっても、楽天カードで支払えばポイントが貯まる点は変わりません。普段から楽天サービスを利用している人はお得にポイントが貯められるため、楽天カードでの支払いをぜひ検討してみてください。

 

※この記事は2025年1月時点の情報をもとに作成しております。

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このテーマに関する気になるポイント!

  • クレジットカードの利用明細はインボイスとして利用できる?

    原則としてクレジットカードの利用明細はインボイスとして認められません。インボイスは登録番号をはじめ、所定の要件がすべて記載された書類です。

  • クレジットカード利用時に領収書はもらえるの?

    クレジットカードの利用時には、まだ利用店舗に代金が支払われていないため、店舗は領収書を発行できません。しかし、利用者の要望により発行してくれる店舗も多くあります。

    また、レシートを発行する店舗は多く、レシートも記載要件を満たせばインボイスとして認められます。

  • インボイス制度がスタートしたら、現金払いよりもカード払いのほうが経理処理は複雑になるの?

    取り引きごとにインボイスを入手して保存するという流れは、現金払いでもカード払いでも変わりません。

  • 楽天カードで経費を支払うメリットは?

    楽天ポイントが貯まる点、2枚目のカード作成でプライベートと事業用を使い分けできる点などがあります。




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相原まりこ
この記事を書いた人
相原まりこ

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

会計事務所勤務歴10年超、税務や会計の制度をわかりやすく説明するのが得意です。FP技能検定2級取得。

投資以上に節約が大好き。ポイ活をチマチマ頑張っています。好きな言葉は「塵も積もれば山となる」。

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