テントサウナとは?体験方法やおすすめのキャンプ場、注意点などをご紹介
サウナをどこででも楽しめるテントサウナが開発・販売されています。しかし、テントサウナに詳しい人はまだ多くないでしょう。ここでは、テントサウナの概要から体験方法、おすすめのキャンプ場を解説します。テントサウナを利用する際の注意点も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
テントサウナとは
テントサウナとは、屋外でも楽しめるテント状のサウナです。サウナ発祥の地フィンランドで開発されたといわれています。耐熱性テントの中で薪ストーブを焚き、テント内を高温にすることでサウナ空間を作ったもので、薪ストーブで温めた石に水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」も楽しめます。
テントサウナは湖畔や河原に設置して楽しめます。日本式のサウナは、上がったら水風呂に入りクールダウンする場合が多いですが、テントサウナでは川や湖など、自然の中でクールダウンするのが一般的です。
また、テントサウナは家族や友人など親しい人のみで使えるため、他人を気にせずゆっくりと楽しめます。
テントサウナの魅力
テントサウナの魅力は、好きな場所でプライベートなサウナを楽しめることです。
好きな場所でサウナを楽しめる
テントサウナは持ち運びができるため、テントサウナがあれば湖畔や河原、自宅の庭、キャンプ場など、さまざまな場所でサウナが体験できます。使わないときには畳んで収納できるため、雨風にさらされることもないでしょう。
プライベート空間を確保できる
テントサウナはプライベート空間です。他人の目や話し声を気にすることなく、サウナを満喫できます。銭湯のサウナではできないセルフロウリュが楽しめ、好きな音楽を流してサウナを満喫することができます。
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おすすめのテントサウナ
ここで紹介するおすすめのテントサウナは、フィンランド発のSAVOTTA(サボッタ)と、日本発のAMBER(アンバー)の2つです。それぞれの特徴を解説します。
フィンランド製「SAVOTTA(サボッタ)」
フィンランドのSAVOTTA(サボッタ)は、フィンランド国防軍と提携して製品開発してきたアウトドア用品メーカーです。機能性・防水性・耐久性が高いテントサウナを販売しています。
テント・ストーブ・ストーンなどがセットになった1〜2人用スターターセットの価格は11万円(税込み)などです。
ロシア製「Mobiba(モビバ)」
ロシア製のテントサウナMobiba(モビバ)は、本格的なロウリュが楽しめるテントサウナです。ロウリュの蒸気で湿度が上がると、体感温度が高まります。ロウリュで発汗を促進し、リラックスできる点がMobibaの魅力です。
テント、キャリーバッグ、カバー、ストーブのセット価格は18万1,500円(税込み)などです。
日本製「AMBER(アンバー)」
日本製のテントサウナAMBER(アンバー)は、クラウドファンディングによって誕生したテントサウナです。慣れれば1分ほどで設営できるため、気軽にテントサウナを楽しみたい方におすすめです。
テントだけでも販売されていますが、ストーブ・ロウリュ用の桶・サウナストーンとのセットもあります。公式価格はテントのみで7万9,300円(税込み)、セットで21万700円(税込み)です。
テントサウナが体験できるキャンプ場
全国各地に存在する、テントサウナができるキャンプ場。その中から、魅力あふれるキャンプ地を5つ紹介します。
ノーラ名栗
ノーラ名栗は2020年の夏に誕生した、北欧文化を体験できる複合施設です。グランピングや北欧風のBBQとともに、フィンランド式のアウトドアサウナも楽しめます。また、観光拠点や森林体験、環境教育の場としても機能している施設です。
音楽イベントや野外での映画鑑賞会もしており、一日中楽しめる場所となっています。
場所 | Nolla naguri/ノーラ名栗 |
住所 | 埼玉県飯能市下名栗607-1 |
電話番号 | 042-978-5522 |
アクセス | 公共交通 西武池袋線「飯能駅」から
車
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駐車場 | 20台 |
喜多川キャンピングベース
喜多川キャンピングベースは、2020年6月にオープンしたキャンプ場です。林業が栄えた地域であり、26あるテントサイトは地元の木材を使って建てられています。
全区画にウッドデッキが設置されているため、テントの設営・撤収が簡単にできます。キャンプを経験したことがない人にも優しいキャンプ場です。
場所 | 喜多川キャンピングベース |
住所 | 埼玉県飯能市北川318-1 |
電話番号 | 042-978-5511 |
アクセス | 公共交通
車
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駐車場 | 約30台 |
飛雪の滝キャンプ場
飛雪(ひせつ)の滝キャンプ場の敷地内には、高さ30m、幅12mの「飛雪の滝」があります。滝の下にある大きな滝壺は、川遊びに最適です。
施設内は車いすでも利用可能なバリアフリーのコテージがあり、冷暖房も完備されているため、どの季節でも快適に過ごせます。また、キャニオニングやサイクリングなどのアクティビティから、モルック・木製遊具などの遊びまで体験できるので、家族3世代で楽しめる施設です。
場所 | 飛雪の滝キャンプ場 |
住所 | 三重県南牟婁郡紀宝町浅里1409-1 |
電話番号 | 0735-21-1333 |
アクセス | 公共交通
車
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駐車場 | 50台 |
SUNSET CAMP FIELD FUJITSUKA
SUNSET CAMP FIELD FUJITSUKA(サンセット キャンプ フィールド フジツカ)は、目の前が海水浴場のキャンプ場です。山のキャンプとは違う楽しみ方ができるでしょう。
なお、7月から9月までという期間限定での営業となります。
場所 | SUNSET CAMP FIELD FUJITSUKA |
住所 | 新潟県新発田市藤塚浜3585-427海の家やまと内 |
電話番号 | 080-4956-0482 |
アクセス | 公共交通
車
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駐車場 | 約10台 |
若狭和田キャンプ場
若狭和田キャンプ場は、ビーチまで歩いて30秒のキャンプ場です。海水浴やサーフィン、釣りなど海のアクティビティが楽しめます。
夕日が水平線の上下に重なる情景を眺められるのも、魅力のひとつです。
場所 | 若狭和田キャンプ場 |
住所 | 福井県大飯郡高浜町和田104 |
電話番号 | 0770-72-1068 |
アクセス | 公共交通
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駐車場 | 約20台 |
テントサウナを楽しむ上での注意点
テントサウナは、サウナを好きな場所で楽しむためのものですが、使い方によっては危険をともないます。
テントサウナを安全に楽しむための注意点を9つ紹介します。注意点を守って、安全にテントサウナを楽しみましょう。
キャンプ場のルールを守る
キャンプ場が指定した場所でテントサウナをしましょう。テントサウナを禁止しているキャンプ場もあります。また、キャンプ場ではなく、近くの湖畔や川辺でする場合は、消防署の許可を取らなければなりません。
ルールを守らずにテントサウナをした場合、周りの人の迷惑になるだけでなく、キャンプ場とのトラブルにもつながります。テントサウナをする場所のルールを事前に確認しましょう。
テントサウナの自作は避ける
コストを抑えるなどの理由からテントサウナの自作を考える人がいますが、避けたほうが良いでしょう。
市販のテントサウナは防火性・耐久性などの確認を厳重にしているため、安全に使えます。しかし、自作のテントサウナはメーカー品よりも質が低くなるなど、正しい使い方をしても燃焼・破損する可能性があります。
テントサウナを楽しみたい場合は、多少お金がかかっても市販のものを購入しましょう。
火やストーブの扱いに注意する
テントサウナは火やストーブをテント内で使うため、一酸化炭素中毒になる可能性があります。一酸化炭素中毒になると、頭痛・めまい・吐き気などを起こし、失神・けいれんなどを発症する場合もあります。
一酸化炭素中毒を防止するには、排気・吸気口の確保や、一酸化炭素の濃度を図る機器の設置が必要です。万が一、火災になっても、すぐ消火できるように水・消火器を用意しましょう。
テントをしっかり固定する
テントをしっかり固定しない状態でテントサウナをすると、下から風が入り、室内が冷えます。強風の場合は、テント自体が飛ばされる可能性もあります。固定器具を使い、確実にテントを固定してからテントサウナを楽しみましょう。
強風や悪天候を避ける
強風や悪天候のときはもちろん、その前後もテントサウナは避けましょう。天候が不安定なときは、急激に気候が変化することがあります。その結果、テントが飛ばされたり、近くの川が氾濫したりする可能性もあります。
テントサウナをする当日は、事前に天気予報を見て、一日中天候が安定しているかを確認しましょう。
増水した川には近づかない
川が増水しているということは、上流で雨が降った可能性を示します。上流から流れてくる水がさらに増水することもあり、安易に近づくと川にのみ込まれるかもしれません。
川が増水しているときには近づかないようにしましょう。
川や湖に入るのは安全を確認してから
川や湖はゆっくりと流れているように見えても、実際は想像以上の速さで流れていることがあります。流れの向きや速さも複雑に変化するため、不用意に入ると、そのまま流されてしまいかねません。特に、コンクリートブロック・橋脚・水の吹き出し口付近は水の流れが不規則です。
川や湖に入るときは、水の流れの向きや速さを見て、安全を確認しましょう。
水分補給を怠らない
テントサウナに長時間入ると、体内の水分が奪われます。水分が奪われた状態で無理をして入り続けると、脱水症状を起こすかもしれません。
テントの中であっても、十分な水分補給を行いましょう。水分補給にはスポーツドリンクが最適です。アルコールやカフェインを含む飲料については、尿の量を増やして体内の水分を排せつしてしまうため、水分補給としては適していません。
無理は禁物!
テントサウナに入る際は、無理をしないようにしましょう。特に、天候の悪い日や体調の悪い人、高血圧・心臓疾患などの持病を持っている人はテントサウナ自体を控えるべきです。
安全にテントサウナを楽しもう!
テントサウナがあれば、好きな場所でサウナ空間を作ることができます。注意点をしっかり守って、快適なサウナを楽しみましょう。
このテーマに関する気になるポイント!
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テントサウナって何?
テントサウナとは、専用のテントを使って行うサウナのことです。
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テントサウナはどこでもできる?
テントサウナをする場所は、自宅の庭を除けば、湖畔や河原、キャンプ場などに限られます。また、場所によっては禁止しているところもあるため、注意が必要です。
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テントサウナは自作しても良いの?
自作したテントサウナの利用はおすすめできません。既製品と異なり、自作のテントサウナは耐久性や防火性が保証されておらず、安全に使用できない可能性があるためです。
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
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テントサウナは場所の選び方も重要なのね!あと水分補給は忘れないようにしなくちゃ!