海外でもスマホは使える?設定方法から注意点までわかりやすく解説
海外に渡航することになったら、自分の携帯電話やスマートフォンが外国でも使えるのか不安に感じることもあるでしょう。また、使えたとしても「帰国後に高額な請求が来るのでは」と心配になることがあるかもしれません。
日本で普段使っているスマホの多くは海外でも使えますし、注意点を把握しておけば、高額な請求が来ることもありません。ここでは、海外でスマホを使うための設定方法と料金、使い方を解説します。ぜひ参考にしてみてください。
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- 海外でスマホは使える?
- 海外でスマホを使うときの設定方法は?
- 海外でWi-Fiを使うには?
- 海外でインターネットを使うには?
- 海外でスマホを使うときの料金は?
- 海外でスマホを使うときの注意点は?
- 事前の準備を整えて海外渡航の不安を解消しよう
海外でスマホは使える?
日本国内で購入・契約したスマホを海外で使うことは可能です。ただし、渡航先が国際ローミングの対象エリアでなければ使えません。
ローミングとは、契約しているキャリア以外のネットワークを使えるサービスです。ローミングには音声通話ローミングとデータローミングの2種類があり、音声通話ローミングでは電話とSMS、データローミングではインターネット接続が可能です。
国際ローミングの場合、日本で契約しているキャリアと訪問国の組み合わせによっては、音声通話とデータの両方のローミングができないこともあります。海外でスマホを使いたい場合は、渡航先がローミングに対応しているかを確認し、必要に応じてキャリアへの申請やスマホの設定をしましょう。
日本の大手キャリアが提供している国際ローミングサービスは、以下のとおりです。
キャリア | サービス名 |
NTTドコモ | WORLD WING |
SoftBank | 世界対応ケータイ |
au | 世界データ定額など |
楽天モバイル | データは2GBまで無料、国際通話はアプリを使えばかけ放題(980円/月) |
海外でスマホを使うときの設定方法は?
海外でスマホを使うときの設定方法は、iPhoneとAndroidで若干異なります。以下に設定方法をiPhoneとAndroidに分けて解説します。
また、設定方法も通話機能のみを使う場合と、インターネットを使う場合の2種類があることも覚えておきましょう。
iPhoneの設定方法
iPhoneで通話機能のみを使う場合は、「モバイルデータ通信」と「データローミング」をオフにしましょう。
モバイルデータ通信の切り替えは、「設定→モバイル通信→モバイルデータ通信」で変更可能です。また、データローミングの切り替えは「設定→モバイル通信→通信のオプション→データローミング」で変更できます。
「モバイルデータ通信」「データローミング」ともに、1度オンにしてからオフに切り替えると間違いが防げます。
Wi-Fiを利用する場合は、以下の手順でインターネットが利用できます。
- 「4G」「モバイルデータ通信」「音声通話ローミング」「データローミング」の設定をオフ
- 「Wi-Fi接続」の設定をオン
- 利用したいWi-Fiのネットワーク(SSID)を選択し、パスワードを入力する
Androidの設定方法
Androidで通話機能のみを使う場合は、機種により設定方法が異なります。
モバイルデータ通信の切り替えは、「設定→ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク→モバイルデータ」などで変更可能です。
また、データローミングの切り替えは「設定→ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク→データローミング」などで変更可能です。iPhone同様、どちらも1回オンにしてからオフに切り替えましょう。
空港やホテルのWi-Fiを使ってインターネットに接続する場合は、iPhoneと同様に「モバイルデータ通信」「4G/5G」「音声通話ローミング」「データローミング」の設定をオフにし、「Wi-Fi接続」の設定をオンにします。その後、利用したいWi-Fiのネットワーク(SSID)を選択し、パスワードを入力するとインターネットが利用できます。
なお、ここで紹介した設定方法はAndroidバージョン10での一例です。バージョンや機種によって操作方法が異なる可能性があるため、詳しくはお手持ちのスマホの説明書などをご覧ください。
設定は渡航前に行う
海外でスマホを使うときの設定は渡航前に行いましょう。飛行機のドアが閉まったらスマートフォンは機内モードにするか電源を切る必要があるため、飛行機に搭乗する前に設定することになります。
もし、海外で使うための設定をせずに国際ローミングの対象地域に入った場合、機内モードを解除した瞬間に通信が開始され、携帯を使用していなくても高額な通信料が発生する可能性があります。バックグラウンドで起動しインターネットに接続するアプリもあるため、通信しない設定にしておくことが大切です。
また、ローミングの通話料金は通常よりも高くなり、かかってきた通話を受けたときにも料金が発生します。
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海外でWi-Fiを使うには?
海外でWi-Fiを使うためには、さまざまな方法があります。ご自分にあった使い方で対応しましょう。
ポケット型Wi-Fiをレンタルする
日本でレンタルしたポケット型Wi-Fiを海外で使用する方法です。別途海外パケットを申し込むのが面倒な方や、通信料金を安く済ませたい方におすすめです。
渡航先でも利用できるWi-Fiルーターは多数あり、海外パケット料金よりも安くなることもあります。また、機内モードでも利用可能であり、現地でWi-Fiスポットを探す手間も省けます。
ただし、スマホとは別にポケット型Wi-Fiを持ち歩く必要があるため、荷物が多くなることが注意点です。
現地の無料Wi-Fiを利用する
渡航先の無料Wi-Fiを利用する方法は、ポケット型Wi-Fiや充電器を持っていく必要はなく、その場で接続できるため手軽です。
ただし、無料Wi-Fiが充実していない国があることや、セキュリティ対策が不十分なWi-Fiに接続すると情報を盗まれる可能性もあることに注意しましょう。現地でWi-Fiに接続する方法は、日本と同じく「SSID」と「パスワード」を設定します。
海外でインターネットを使うには?
Wi-Fiだけではなく、インターネットを使う方法についてもあわせて確認しておきましょう。滞在時間などに応じて、方法を検討してみるのも良いでしょう。
海外パケットを使用する
日本のキャリアが提供しているデータローミングを使う方法です。利用料金はキャリアによって異なり、対応している国も違うため、渡航先の国と海外パケットプランが対応しているかを確認する必要があります。
海外のSIMカードを利用する
渡航先で現地のSIMカードに差し替え、現地でのみ使う方法です。SIMカードは事前に日本国内のネット通販で購入、もしくは現地の店舗で購入することができます。値段は5日間で2,000円程度のものなどがあります。
※音声通話が含まれていないものもあるため、事前に確認が必要です。
ただし、この方法はSIMフリーのスマートフォンでしか利用できないため注意が必要です。
海外のスマホを利用する
渡航先の国で販売しているスマホを利用する方法もあります。特に長期間滞在する際におすすめです。
端末とSIMカードをセットで購入しましょう。
海外でスマホを使うときの料金は?
海外でスマホを使うときの料金は、キャリアによって異なります。下記に日本の大手キャリアの料金プランをまとめたので、参考にしてみてください。
日本の大手キャリアの料金プラン(抜粋)
キャリア | 料金 |
NTTドコモ | 世界そのままギガ(申込必要)
1時間:200円 24時間:980円 2日間:1,780円 3日間:2,480円 4日間:3,280円 5日間:3,980円 6日間:4,680円 7日間:5,280円
世界ギガし放題(申込不要) 約24.4MBまで1,980円/日 最大2,980円/日 |
SoftBank | 海外あんしん定額(申込必要)
定額国L(ドイツ・カナダ・中国など) 24時間(3GB):980円 72時間(9GB):2,940円
定額国S(バハマ・ミクロネシア・ボツワナなど) 24時間(1MB):1,980円 24時間(5MB):9,800円 24時間(10MB):19,600円 |
au | 世界データ定額(申込必要)
事前予約時:490円/24時間 予約なし:980円/24時間
海外ダブル定額(申込不要) 約24.4MBまで最大1,980円/日 最大2,980円/日 |
楽天モバイル | (申込不要)
毎月2GBまで無料 2GB超過後は最大128kbpsで使い放題 高速データ容量を1GBあたり500円でチャージ可能 |
※各国際サービスの通話料・通信料・チャージ料金は課税対象外です。
海外でスマホを使うときの注意点は?
海外でスマホを使うときの注意点は「外でなるべくスマホを使わない」「スマホ料金がかからない工夫をする」「渡航先の電源規格を調べる」の3つです。渡航先で困らないためにも確認しましょう。
外でなるべくスマホを使わない
日本では落とし物をしても多くの場合、手元に返ってきます。しかし、海外では落とし物をすると返ってこないと考えておきましょう。念のため、移動中は持ち物をすべてカバンに入れ、体の前で持つようにしましょう。
スマホ料金がかからない工夫をする
海外でスマホを使うと、同じデータ通信量を日本で使うよりも料金が高くなります。日本にいるときと同じように使っていたら、帰国後に高額請求が来て後悔する可能性もあります。
そのため、以下の4つの対策をしてスマホ料金を抑えましょう。
- 渡航中に使ったデータ通信量を細かく確認する
- 通話はアプリを利用する
- データローミングとモバイルデータ通信の設定をオフにする
- 渡航先では現地の無料Wi-Fiを利用する
渡航先の電源規格を調べる
日本と海外では電源プラグの差し込み口の形が違うため、日本で使っている充電器のプラグが渡航先ではそのまま使用できない場合があります。
海外でスマホの充電をするには、プラグを差し込み口にあった形状にする変換プラグが必要です。変換プラグは滞在先のホテルで借りられることもありますが、事前に準備をしておくと安心です。
事前の準備を整えて海外渡航の不安を解消しよう
ここでは、海外でスマホを使うときの設定や注意点を解説しました。海外でスマホを使う方法は5つあります。実際には、ポケット型Wi-Fiをレンタルするか、大手キャリアの海外パケットを利用する方法から検討するのが安心かつ手軽です。まずは、渡航先が国際ローミングに対応しているかを確認しましょう。
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さらに楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードなら、海外旅行傷害保険に携行品損害補償も備わっているため、万が一スマホやポケット型Wi-Fiが盗難、破損、火災などの偶然の事故にあった場合でも保険が適用されます(※2)。
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(※1)保険が有効となるには、日本を出国する以前に『募集型企画旅行の料金』に該当する代金を利用条件のある楽天カードで支払っていることが条件になります。
(※2)携行品損害は、1個・1組・1対あたり10万円が限度です。
※この記事は2023年8月時点の情報をもとに作成しております。
このテーマに関する気になるポイント!
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格安SIMも海外で使える?
海外で使える格安SIMもあります。詳しくは各社のホームページをご覧ください。
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なぜ渡航前に設定をする必要がある?
国際ローミングの対象エリアに入り機内モードを解除した瞬間にスマートフォンが通信を開始し、データローミング料金が発生するためです。
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海外での通信料金を安くするための工夫は?
通話はできるだけアプリを使い、インターネットに接続するときは信頼できるWi-Fiを利用するよう心がければ料金を安く抑えられます。
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
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