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ボーナスの平均額はいくら?業界別、職業別、年齢別の水準をチェック
ボーナスの時期が近づくと「いくらもらえるのか」と期待に胸が膨らむものです。そして、やはり気になるのが、周りの人のボーナス金額。自分がもらっているボーナスの額が平均と比べてどうなのか知りたいのではないでしょうか。また、新社会人で初めてボーナスをもらう人は、どのくらいもらえるのか知りたいと思うでしょう。ここでは業界別・年齢別のボーナス平均額を紹介します。
ボーナスの種類
まずは、ボーナスの種類について説明します。ボーナスには、大きく分けて「基本給与連動型賞与」「業績連動型賞与」「決算賞与」の3種類があります。会社の就業規定に賞与に関する項目が設けられているのが一般的ですので、自分の会社の規定を確認してみましょう。
日本で最も多く採用されているのが、基本給与連動型賞与です。「基本給×数カ月分」というように、毎月の基本給を元にボーナスの支給額が計算されます。業績連動型賞与は、成果主義型のボーナスで、個人の成果や会社の業績などによって金額が決められます。
決算賞与は、会社の決算時期に業績に応じて支給される賞与です。夏季・冬季のボーナスに上乗せで、決算賞与が支給される場合もあります。
ボーナスの平均額は?
ボーナスの平均額は、厚生労働省が労働者5人以上の事業所を対象に毎月行っている「毎月勤労統計調査」のデータで知ることができます。「令和3年9月分結果速報及び令和3年夏季賞与の結果」と「令和4年2月分結果速報及び令和3年年末賞与」によると、2021年のボーナスの平均額は以下のとおりです。
夏季ボーナス:38万268円
冬季ボーナス:38万787円
これはあくまでも全体の平均額で、業種や年齢によっても平均額は大きく変わります。次で、業界別・職業別のボーナスの平均額を紹介します。
業界別、職業別のボーナス平均額は?
ここでは、業界・職業別や事業規模別にボーナスの平均額を見ていきましょう。
業種別のボーナス平均額
業種(産業)別に見た2021年冬のボーナスの平均支給額は以下のとおりです。
業種別のボーナス平均額(事業所規模5人以上)
業種別に見ると、ボーナス額が高い業種は「電気・ガス業」「情報通信業」「金融業・保険業」などです。最も高い「電気・ガス業」はボーナスの額が79万円と全体平均の2倍以上のボーナスが支給されています。
飲食サービス業、生活関連サービス業などサービス業のボーナス額が低くなっているのは、賞与の総支給額を全労働者数で割っているためです。ボーナスを受け取っていない非正規雇用者が多い業種は、この統計ではボーナスの平均額が低くなります。
大手企業のボーナス平均額
日本経済団体連合会が行っているボーナスに関する調査では、大手企業のボーナスの平均額を見ることができます。大手企業とは、一般的に業界の中でも規模や知名度で上位に位置する企業のことです。
この調査は「原則として従業員500人以上、主要21業種大手253社」を対象に行われています。
大手企業全体の総平均は92万9,259円です。業種別のボーナス平均額は以下のとおりです。
大手企業(原則として従業員500人以上、主要21業種大手253社対象)の業種別ボーナス平均額
大手企業は全体的にボーナスの金額が高い傾向にあります。ボーナスは年収に比例するケースが多いため、年収が高い大手企業ではその分ボーナスも多く支給されると考えられるでしょう。最もボーナスの金額が高かったのは、建設業で127万1,661円です。
公務員のボーナス平均額
民間企業のボーナス・賞与にあたるものが、公務員では期末手当・勤勉手当と呼ばれます。国家公務員の場合、ボーナス金額や支給日は法律に基づいて決められています。
国家公務員(一般職)のボーナスの平均額は、内閣官房内閣人事局が発表した内容によると以下のとおりです。
2021年夏のボーナス(令和3年6月期の期末・勤勉手当):約66万1,100円
2021年冬のボーナス(令和3年12月期の期末・勤勉手当):約65万1,600円
支給月数は、いずれも2.195月分となっています。
なお、地方公務員のボーナスの金額や支給日については、自治体ごとに条例で定められています。
年齢別の平均額は?
次に、年齢別のボーナスの平均額を見ていきましょう。厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、2021年の夏・冬のボーナスを合計した年齢別の年間平均額は以下のとおりです。
2021年ボーナス 年齢別年間平均額(企業規模計10人以上)
年齢とともにボーナスの平均額が上がっていき、最もボーナスの金額が高いのは50代です。日本は年齢や勤続年数によって給料の額が上がる「年功序列賃金」をとっている会社がほとんどのため、年齢によってボーナスの金額が大きく変わります。
新入社員のボーナス支給額は?
新入社員の場合、入社1年目の夏のボーナスが満額もらえることはあまりありません。入社したばかりで査定期間が足りないため、もらえたとしても「寸志」という形で数万円が支給されることがほとんどです。
産労総合研究所の「2022年度 決定初任給調査」によると、新入社員に「何らかの夏季賞与を支給する」と回答した企業は全体の83.0%でした。新入社員の夏季ボーナス平均支給額は、大学卒で8万9,334円、高校卒で7万3,848円です。
同調査によると、初任給の額の平均は大学卒で21万854円、高校卒で17万3,032円です。冬のボーナスが初任給の2カ月分だとすると、大学卒で42万1,708円、高校卒で34万6,064円になります。
夏と冬のボーナスの差は?
ボーナスは一般的に夏と冬の年2回支給されます。それぞれ金額に差はあるのでしょうか。
厚生労働省「毎月勤労統計調査」より、夏季ボーナスと冬季ボーナスの金額を比較してみましょう。
2018年~2021年の夏季ボーナス・冬季ボーナス
データを見ると、夏季ボーナスよりも冬季ボーナスの金額のほうがわずかですが多い傾向にあります。2020年は冬のボーナスのほうが低くなっていますが、新型コロナウイルス感染症が流行した時期ですので、影響があったと考えられるでしょう。
一般的にも、夏のボーナスよりも冬のボーナスを多く出す企業が多いようです。年末年始はお金がかかるイベントが多いため、冬季ボーナスを多めにした方が従業員満足度が上がると考えての対応でしょう。
ただし、夏季と冬季のボーナスの金額については会社の方針によっても異なります。夏のほうが多い企業もあれば、夏と冬が同額の企業もあります。
クレジットカードのボーナス払いを活用しよう
ボーナスがもらえる会社員・公務員の方におすすめなのが、クレジットカードのボーナス払いです。ボーナス払いとは、夏や冬のボーナスの時期にまとめて利用代金を支払う方法です。ボーナスが入ることがわかっていれば、実際に支給される前でも安心して欲しいものを購入したり旅行に行ったりできます。
たとえば楽天カードなら、2月1日~6月末の利用分を夏季ボーナスの時期である6月・7月・8月に、8月1日~11月末の利用分を冬季ボーナスの時期である12月・1月に支払えます。最大で6カ月支払いを引き延ばせることは、ボーナス払いのメリットといえるでしょう。
さらに、楽天カードの場合、ボーナス1回払いなら分割手数料が無料です。つまり、ボーナス払いを使えば手数料がかからずに支払いを先延ばしにできます。手数料がかかるリボ払いや分割払いを利用するよりも、賢くお買い物ができます。
まとめ
ボーナスがもらえる企業に勤めている人にとって楽しみなボーナス。ボーナスまで待たなくても、クレジットカードのボーナス払いで先に商品を購入できます。さらに、クレジットカードで買い物をすればポイントが貯まり、現金払いよりもお得です。
このテーマに関する気になるポイント!
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ボーナスの平均額は?
厚生労働省の調査によると、2021年の夏のボーナスの平均は38万268円、冬のボーナスの平均は38万787円でした。
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ボーナス額が高い業種は?
「電気・ガス業」「情報通信業」「金融業・保険業」などです。
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公務員のボーナスの平均額は?
国家公務員の2021年のボーナス平均額は、夏のボーナスが約66万1,100円、冬のボーナスが約65万1,600円です。
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ボーナスを賢く使う方法は?
クレジットカードのボーナス払いを活用すれば、ボーナス前のお買い物でもボーナス月のお支払いにすることができます。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
そろそろボーナスの時期でウキウキするわ!今年の自分へのご褒美は何にしようかしら!