8月には祝日が1日だけあります。8月11日の「山の日」は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日として2016年に新設された国民の祝日です。

以前から「海の日があるのだから山の日があっても良いのではないか」という意見があり、いくつかの府県では独自の山の日が制定されていました。その後「山の日制定議員連盟」が発足したこともあり、国民の休日として山の日が祝日の仲間入りをしました。

しかし、なぜ8月11日が「山の日」として制定されたのでしょうか。山に関する特別な出来事や行事があったわけでもなさそうなので、不思議に思う人も多いでしょう。

山の日をいつにするかについては「山が最も美しく見える6月の第一日曜日にしよう」「お盆前の8月12日が良いのでは？」といった意見もありましたが、結局休暇を取りやすいという理由で8月11日が選ばれました。加えて、8月12日は「御巣鷹山日航機事故」が起きた日で慰霊の日でもあるため、そこを避け前日の8月11日を山の日とすることが決定されました。

また「8」は「や」とも読めることから「やま」をイメージしやすいことや「11」は木々が生い茂っているように見えることから、8月11日がふさわしいという考えもあるようです。

8月には毎日のようにさまざまな記念日が制定されています。1日から31日まで一挙にまとめました。

8月の記念日

これらの記念日のほかにも、数日間かけて行われる週間や月間での取り組みなどもありますのであわせて紹介します。

ほとんどが夏にちなんだ8月らしいイベントとなっています。

お盆は一般的に8月13日～16日の4日間とされていますが、利用する暦が「新暦」か「旧暦」かによって、お盆の期間が異なる地域もあります。お盆を迎える主な時期は以下のとおりです。

では、お盆の時期にはどのようなことをして過ごすのでしょうか。お盆はご先祖様をお迎えして供養するための期間とされているので、お墓参りをしたり提灯などを飾り付けたり、精霊棚にお供え物を添えたりして過ごします。

地域によっては、玄関先やお墓などで「迎え火」や「送り火」を焚くところもあります。また、お盆には普段離れて暮らしている家族が帰省してきたり、親戚が集まったりする機会が多くなる家庭もあるでしょう。

なお、お盆を迎える前までにお墓掃除は忘れずに済ませておきましょう。ご先祖様への感謝の気持ちをこめて、墓石の汚れを取り除いたり除草したりして、さっぱりとした気持ちでお盆を迎えたいものです。

8月は子供たちの夏休みや大人の夏季休暇にあわせて、各地でさまざまなイベントが開催されます。ここでは代表的なイベントを取り上げて、紹介していきます。

このようなメジャーなイベントのほかにも、例年地域ごとに花火大会や盆踊り大会などが開催されているので、それらのイベント情報ももれなくチェックしましょう。また、各イベントの開催状況は公式サイトで確認してみてください。

8月が旬の食べ物にはどのようなものがあるのでしょうか。スーパーでは、一年を通してさまざまな食べ物を目にするようになりましたが、やはり旬のものはおいしさも栄養価も抜群です。夏バテ防止のためにも、旬の食べ物をバランスよく取り入れてパワーをつけましょう。

ここでは、8月に旬を迎える食べ物をまとめてみました。

8月に旬を迎える食べ物

こういった旬の食材をふんだんに取り入れて、夏の食卓を彩るのも良いでしょう。

・お盆の食事は？
お盆の期間にお供えをしたり食事でいただいたりするものとして、精進料理を用意する地域もあるようです。そのほかにも、地域により異なりますが、次のようなお供えや食事を用意するところもあります。

●そうめん
●天ぷら
●うなぎ
●おはぎ
●お団子など

また、多くの地域では精霊馬（しょうりょううま）というお供え用の飾りを作ります。きゅうりやなすに割りばしなどを刺して馬や牛に見立てるものです。地域によって使う野菜やお供えする順番などが決まっていることもあるため、わからないときは親や近所の人などに尋ねてみましょう。

例年、8月には百貨店やショッピングモールなどでたくさんのセールが開催されていますので、毎年楽しみにしている人もいるでしょう。各店舗で開催される時期をまとめたので、夏のセール巡りの参考にしてください。

8月には全国でさまざまな行事やイベントが開催されます。花火大会や盆踊り、祭りなど夏の風物詩ともいえるイベントで夏を思い切り楽しみたいものです。また、山の日という祝日もあるので、山のすがすがしい空気を堪能しに出かけるのも良いでしょう。

もちろん、ショッピングが好きな人は「夏のセール」を心待ちにしていると思います。百貨店やショッピングモールなどではお得な夏のセールが多く開催されますので、期間をチェックして出かけてみましょう。