株式会社大和総研の調査によると、2021年のフリマアプリ市場規模の推計は1兆2,433億円（前年比 22.5％増）と発表されています。サービス登場以降、飛ぶ鳥を落とす勢いで市場規模を広げてきたフリマアプリ。同時に利用者も増え続けており、それだけ稼げるチャンスも拡大しているということです。

しかし、中には「うちにはフリマアプリで売れるものがない」と感じている人もいるかもしれません。フリマアプリでは意外なものが高値で売れるケースが多々あるため、まずは家にある使っていないものをひととおり思い浮かべてみましょう。

フリマアプリでは化粧品のトライアルパックや洗顔ネット、参考書や自己啓発本などさまざまなものが売買の対象です。例えば、付録目当てで雑誌を購入した人なら雑誌本体はフリマアプリに出品し、反対に付録はいらないという人は付録だけを出品するなど使い方はさまざまです。値付けは自分で行うため、オークションのように自分が思っていたより安い値段で取引が成立してしまう、ということもありません。

フリマアプリで品物を販売するには、次の手順が必要になります。

上記の流れの中で、楽天のフリマアプリ「ラクマ」を例に必要になる手数料を確認してみましょう。

ラクマアプリのダウンロードは無料です。

ラクマ登録手数料も無料です。楽天IDをお持ちの方であれば簡単に始めることができます。

ラクマでは商品を何個出品しても出品手数料は無料です。月額利用料もかからないため、頻繁に取引するわけではない人も利用しやすいでしょう。

出品している商品が売れたときには、商品価格の4.5〜10%（税込み）の販売手数料が発生します。手数料に幅があるのは前月26日〜当月25日の販売実績（合計販売回数および合計販売金額）に応じて、翌月の販売手数料が変動する仕組みを採用しているためで、品物を売れば売るほどお得に取引ができるのが特長です。

ラクマでもうひとつ必要になる手数料が、売上金を指定の口座に振り込む際の振込手数料です。これはラクマのアプリ内の売上金を銀行口座に移すときに必要になります。売上残高が1,000円以上になると振込申請が可能で、申請を行うと登録している金融機関へと入金されます。このときの手数料は振込み1件につき210円。

また、売上は現金で受け取る以外に、ラクマ内でお買い物をするときの決済手段にも活用可能です。マイページの「売上・ポイント管理」から「チャージ」をタップして金額を入力すると、楽天キャッシュに金額がチャージされラクマをはじめとする楽天サービスの支払いに利用できるようになります。

ラクマで使える決済手段の中には、決済手数料が発生するものもあります。コンビニ・郵便局・銀行のATMや携帯キャリア払いなどを選択すると、お買い物ごとに100～200円の決済手数料が必要です。売上金を上手に活用することで、お買い物にかかる手数料もなしにできます。

「売上は現金で欲しい。だけど手数料はかけたくない」という人は、ラクマの振込手数料を無料にできる裏ワザを活用しましょう。振込先に楽天銀行を指定して、1万円以上の振込申請を行うことで振込手数料を無料にできます。楽天銀行では、楽天証券との連携で普通預金金利が優遇される嬉しい特典もあります。

※この記事は2023年8月時点の情報をもとに作成しております。