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4人家族の平均生活費を解説。光熱費や通信費、項目別節約ポイントを確認
自身の生活費が他の世帯と比べてどうなっているのか、使いすぎてはいないか、気になることはありませんか。この記事では4人家族世帯の生活費の平均を概観した上で、生活費を上手に節約するためのポイントをご紹介します。
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平均支出と自分の家計簿を比較して確認
家計管理において重要なことは、実態を把握することです。平均的な世帯と比べて自分の世帯はどうなっているのか、まずは現状を把握することから始めましょう。
・4人家族の収支の実態
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2020年」から、4人家族(有業者1人)の1カ月あたりの収入と支出の実態を見ていきましょう。
●有業人員:1人
●世帯主の年齢:42.1歳
● 年間収入:720万円
4人世帯当たりの1カ月間の収入と支出
4人家族の生活費(消費支出)の平均は30万8,402円となっています。実収入から税金や社会保険料などの非消費支出を差し引いた可処分所得は49万8,178円で、可処分所得から生活費を差し引くと、毎月の黒字は18万9,776円というデータとなっています。
この黒字分が、毎月貯金ができる余裕資金かというとそうではありません。ここから保険料の支払いや住宅ローン借り入れ返済などをするため、実際に自由に使えるお金はもう少し少なくなっています。
・年収別の4人家族の生活費
次に、世帯年収ごとの消費支出(生活費)と平均収入に対する割合を見ていきましょう。
4人世帯の世帯年収ごとの消費支出と平均収入
同じ4人家族でも、それぞれの世帯によって年収にはバラつきがあります。しかし、消費支出(生活費)にそれほど大きな差はありません。収入に対する消費支出の割合は、収入が少ないほど高くなっています。
年収が高ければ、それだけ税金や社会保険料などの非消費支出の負担が大きくなります。収入が多いからといって生活に余裕があるかというと、決してそういうわけでもありません。
・4人家族の生活費の内訳
全世帯平均で見る4人家族の毎月の消費支出(生活費)の内訳は下表のとおりです。自分の世帯の家計簿と比べてみましょう。
4人家族の毎月の消費支出の内訳
最も高い割合を占めるのが「食費」で8万4,430円(27.6%)です。「その他の消費支出」を除けば、次に高いのが学習塾や教材費、旅行などの「教養娯楽費」、公共交通機関の利用や自動車の維持費などの「交通、自動車費」が続きます。
住居費が1万8,552円(6.0%)と低くなっているのは、住宅ローンの返済分が住居費に含まれていないためです。持家率は74.5%になりますが、賃貸住宅に住む人の家賃を全体で平均しているため、統計上の住居費は低く表れています。
注目したいのが「教育費」の割合の高さです。2人の子どもがいる4人家族では「教養娯楽費」も含めた子どものための支出負担が大きいことがわかります。
項目別の節約ポイント
4人家族の生活費の平均値を確認したところで、次に項目別の節約ポイントについて解説していきます。「うちは少し高いかも?」と感じた人は、ぜひ参考にしてください。
・まとめ買いして冷凍ストックすることで食費を節約
毎日の生活に食事は欠かせません。そのため「食費はなかなか減らせない」と思っていませんか?食べ盛りの子どもためにも、量を減らした食事は避けたいところです。
食費で浪費を生む要因のひとつとして、買い物の頻度の高さがあげられます。食材の買い物をしているだけのつもりでも、買い物のたびに無駄なものまで購入してしまうものです。それを避けるためには、特売などのタイミングでまとめて購入しておきましょう。冷凍ストックしておけば買い物の頻度を減らし、無駄な支出を抑えることができます。
・電気やガスの供給会社を見直して光熱費を節約
電気やガスは生活に必要不可欠なライフラインです。以前までは供給会社を変えるという考え方は浸透していませんでしたが、2016年より電気、2017年よりガスの自由化が開始され、契約者が自由に供給会社を選択できるようになっています。
自分の生活スタイルに合った供給会社やプランを選択すれば、光熱費を大幅に削減できる可能性があります。供給会社を変えたからといって、品質自体に差はありません。それほど手間もかからず、同じように使用して光熱費が安くなるのなら、見直すに越したことはありません。
・格安スマホに切り替えて通信費を節約
今やひとり1台が当たり前のようになったスマホですが、このスマホ料金の負担も家計を圧迫する大きな要因となっています。そこで注目されているのが、大手キャリアに比べて料金が安く設定されている格安スマホへの切り替えです。
格安スマホの会社は自店舗を持っていないことが多く、人件費や地代などの経費を抑えられることから、料金が割安に設定されています。品質では大手キャリアに劣らず、通信量を大幅に節約できる点でも、格安スマホの切り替えはおすすめです。
・加入している保険を見直して保険料を節約
万が一の死亡や、病気やケガに対して備える保険ですが、過度な備えが家計を圧迫してしまっては意味がありません。また、自分に必要な保障内容はライフプランの変化によっても変わってくるので、今の保険が適正であるかは、定期的に見直す必要があります。
保険ショップなどの相談所を利用すれば、加入中の保険が自分に合っているか、今と同等の内容で保険料を抑えることができないかなどを、無料で相談することができます。実際に病気になってしまうと見直しも困難になるため、早めの対応がおすすめです。
・人付き合いを棚卸しして交際費を節約
人脈は人生を豊かにしてくれるとても大切な宝です。しかし、その付き合いによって家計に大きな負荷をかけていませんか。飲み会や会費などの交際費も、家計にとっては大きな負担となります。
今の自分にとって必要性のない会合などに参加し、会費などを負担しているのであれば、それを見直すことも重要です。
・ポイントが貯まるサイトを利用して被服費を節約
被服費や娯楽費など、消費によってストレス発散になることもあるでしょう。無駄な消費は控えたいですが、どうしても購入したいものがある場合は、ポイントが貯まる通販サイトなどを利用すると良いでしょう。
貯まったポイントは次回のお買い物で利用できるほか、さまざまなサービスに利用することもできます。ポイントを実質の値引き分と考えれば、大きな節約となるでしょう。
物欲を抑えるコツ
ネット通販でついつい買いすぎてしまう、節約はしたいけどすぐ欲しいものができてしまうといった悩みはありませんか?そのようなとき、物欲を抑えるためのコツを3点ご紹介します。
・自分にとって本当に必要なものなのかを考える
購入する前に、今の自分にとって本当に必要なものかどうかを冷静に考えましょう。代替となるものをすでに持っていないか、自分にどれだけメリットがあるかなど、客観的に考え直すことが大切です。
冷静に考え直すために、その欲しい商品について徹底的に調べましょう。機能性はどうか、同じようなスペックで値段の安いものはないかなどを、調べていくうちにどうしても欲しかった気持ちが抑えられることもあるでしょう。
・口コミ評価を確認する
思い切って購入する前に、実際に購入した人の評価を確認することは重要です。ネット通販の場合は、購入した人の口コミ評価を確認してみましょう。
自分はどうしても欲しいと思っていても、口コミ評価が思ったよりも低かった場合は、欲しい気持ちも収まり購入を見直すきっかけになります。
・一旦はカートに入れておく
物欲は一時的な衝動という可能性もあります。ネット通販の場合、欲しいと思ったらすぐに購入するのではなく、一旦はカートに入れて時間をおきましょう。時間が経てば、欲しいと思っていた衝動が収まることもあります。
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このテーマに関する気になるポイント!
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4人家族の生活費はどのくらいですか?
総務省統計局の家計調査(2020年)によると、4人家族世帯の生活費(消費支出)の平均は30万8,402円です。
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4人家族の生活費に占める割合の高い項目は何ですか?
上位3項目は以下のとおりです。
1. 食費:8万4,430円(27.3%)
2. 教養娯楽費:3万1,912円(10.3%)
3. 交通、自動車費:3万800円(10.0%) -
生活費を効果的に節約するにはどのような方法がありますか?
即効性の高い、効果的な節約方法には以下のようなものがあります。
●食費の見直し(冷凍ストックを活用する)
●光熱費の見直し(電気やガスの供給会社を見直す)
●通信費の見直し(格安スマホに切り替える)
●保険料の見直し(適正な保険料を再考する)
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
確かに、似た商品で安いものを買ったり、生活を工夫して出費を抑えたり、節約できることってたくさんあるわね!