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ゆうメール・メール便と普通郵便の違いを解説!送り方や料金についても紹介
ゆうメールをはじめとしたメール便は、小型の荷物を送りたい時に便利なサービスです。宅配便や普通郵便よりも割安で荷物を送ることができます。ここでは普通郵便とメール便の違いや、送れるものの種類、メリット・注意点について解説します。
ゆうメール・メール便・普通郵便の基礎知識
各社の「メール便」と普通郵便
メール便 | 普通郵便 | |||||
日本郵便 | ヤマト運輸 | 佐川急便 | 日本郵便 | |||
サービス名 | ゆうメール | クロネコゆうパケット | クロネコゆうメール | 飛脚メール便 | 飛脚ゆうメール便 | - |
利用対象 | 問わず | 送り主:ヤマト運輸との法人(掛売り)契約がある法人や個人事業主 受け取り主:問わず |
送り主:法人 受け取り主:法人 |
送り主:法人 受け取り主:問わず |
問わず | |
サイズ |
長編34cm以内 短辺25cm以内 高さ3cm以内 |
3辺合計60cm以内 長辺34cm以内 下限:短辺14cm以上、高さ9cm以上 |
長辺34cm以内(下限14cm) 短辺25cm以内(下限9cm) |
3辺合計70cm以内 長辺40cm以内 厚さ2cm以内 |
長辺34cm以内 短辺25cm以内 高さ3cm以内 |
長辺+短辺+厚さの合計が90cm以内 (ただし、1辺は60cm以内) |
重さ | 1㎏以内 | 1㎏以内 | 1㎏以内 | 1㎏以内 | 3㎏以内 | 4㎏以内 |
送れるもの | 書籍、カタログ、CD・DVD、コイル状の金具でとじたカレンダーなど | 書籍・衣類・CDなど | カタログやパンフレット、CD・DVDなど | 雑誌やカタログなど | 雑誌やカタログなどの印刷物、CD・DVDなど | 書籍やCD・DVDなど |
送料(税込み) | 180~360円 | ヤマト運輸との法人契約の内容(荷物の発送個数など)に応じて価格が決定 | 168~325円 | 115円~456円 | 改定前:84~1,350円 改定後:110円~1,750円 |
※2024年10月1日に郵便料金が改定されるため、普通郵便については改定前と改定後を記載しています。
メール便とは、荷物がポストに配達される配送サービスの総称です。書籍やカタログ、CDといった、ポストに入るサイズの小型の荷物を送るのに利用されます。宅配便と大きく異なる点は「配達日時の指定が不可」「対面受け取りではなくポスト配達」「配達日数がかかる場合がある」「荷物の追跡が不可(できる場合もある)」などが挙げられます。
自宅を不在にしている時でも荷物をポストに入れておいてもらえるので、受け取れずに再配達を依頼する手間がかかりません。
続いて、各社の「メール便」の内容を詳しくみていきます。
ゆうメール
ゆうメールとは、日本郵便が提供するメール便サービスのことです。ゆうメールで送れるのは1kg以内の荷物で、料金は送る荷物の重さによって以下の4段階に分かれており、全国一律です。(以下すべて税込み)
- ~150g:180円
- ~250g:215円
- ~500g:310円
- ~1kg:360円
ゆうメールで送れる荷物のサイズは、縦34cm×横25cm×厚さ3cm以内となっています。A4サイズよりも少し大きめ、といったところです。
ゆうメールは利用に事前手続きが必要ないので、だれでも手軽に利用できるのが特徴です。荷物を送る際は郵便局へ持ち込むほか、街の郵便ポストに投函することでも発送ができます。その場合は荷物の外装のわかりやすい場所に「ゆうメール」と記載したうえで、以下のような方法で外から見て荷物の中身が確認できるようにしてください。
- 封筒または袋の納入口などの一部を開く。
- 包装の外部に無色透明の部分を設ける。
- 内容品の見本を郵便局で提示する。
運送会社のメール便
ゆうメール以外の主なメール便サービスとしては、ヤマト運輸の「クロネコゆうパケット」や「クロネコゆうメール」、佐川急便の「飛脚メール便」や「飛脚ゆうメール便」などがあります。こちらも荷物は自宅のポストに配達されます。
気をつけたいのが、これらの運送会社のメール便サービスは法人または個人事業主しか利用ができない点です。例えば「クロネコゆうパケット」も「クロネコゆうメール」もヤマト運輸が日本郵便にメール便の配送網を委託して実施されていますが、「クロネコゆうメール」はパンフレットやカタログを企業から発送することが想定されているため、ヤマト運輸との法人(掛売り)契約が必要になります。「飛脚ゆうメール」も佐川急便が差出人となって郵便局に荷物を発送し、郵便局の配達員がゆうメールとして送る仕組みになっています。
以前は運送会社のメール便サービスも個人が事前手続きなしで利用できましたが、メール便では送れない信書を間違って送り、罪に問われてしまうというケースが多発したため、やむなく個人利用を廃止したという背景があります。
運輸会社の提供するメール便サービスで荷物を送る場合は、営業所への持ち込みのほか、集荷にも対応してもらえます。
普通郵便
実は、普通郵便でも手紙やはがき以外の荷物を送ることができます。普通郵便で荷物を送る場合、大きさによって定形郵便物または定形外郵便物として取り扱われます。
2024年10月1日に郵便料金が改定になり、普通郵便の郵便料金も値上がりします。改定前と改定後の料金表は以下の通りです。
定形郵便の規格・料金表
改定前 (~2024年9月30日) |
改定後 (2024年10月1日~) |
|
25gまで | 84円 | - |
50gまで | 94円 | 110円 |
サイズ | 1cm以内 |
定形外郵便物は、さらにその中で「規格内」「規格外」の2つに分かれます。規格外の方がより重く大きな荷物を送ることができますが、料金は割高になります。
定形外郵便物で送れる荷物のサイズと料金は以下の通りです。
定形外郵便の規格・料金表
企画内 | 規格外 | |||
改定前 (~2024年9月30日) |
改定後 (2024年10月1日~) |
改定前 (~2024年9月30日) |
改定後 (2024年10月1日~) |
|
50gまで | 120円 | 140円 | 200円 | 260円 |
100gまで | 140円 | 180円 | 220円 | 290円 |
150gまで | 210円 | 270円 | 300円 | 390円 |
250gまで | 250円 | 320円 | 350円 | 450円 |
500gまで | 390円 | 510円 | 510円 | 660円 |
1kgまで | 580円 | 750円 | 710円 | 920円 |
2kgまで | 取り扱いなし | 1,040円 | 1,350円 | |
4kgまで | 1,350円 | 1,750円 | ||
サイズ | 長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内 | 長辺+短辺+厚さの合計が90cm以内 (ただし、1辺は60cm以内) |
ゆうメール・メール便と普通郵便のメリット・注意点
各配達方法の基本情報を確認したところで、それぞれのメリットと注意点を見ていきましょう。
配達方法ごとの主なメリット・注意点
ゆうメール | 運送会社のメール便 | 普通郵便 | |
メリット | 事前手続きなしで利用できる | 料金が割安 | メール便では送れないサイズが送れる |
注意点 | 土曜日と日曜日や祝日は配達が休み | 契約した法人か個人事業主しか利用できない | サイズによってはゆうメールを使った方が安い |
ゆうメール、運送会社のメール便のメリット
ゆうメールをはじめとしたメール便サービスのメリットは、不在時でも荷物を受け取れることです。メール便の荷物は自宅のポストに届くため、配達業者の人と対面して受け取る必要がありません。
自宅を不在にしている時でもポストに入れておいてもらえるので、受け取る側が予定を気にしなくて良いのは大きなメリットといえるでしょう。対面受け取りに抵抗があるという人にとっても、ありがたいサービスになります。
メール便のもうひとつのメリットは、比較的安い料金で荷物を送ることができるという点です。メール便は小型で軽い荷物を送るために設計されているサービスであり、一般的な宅配便よりも料金が安いです。
「荷物を送りたいけど、わざわざ宅配便で送るほどの大きな荷物ではない」といった時には、メール便を利用するほうがお得に済ませられます。
ゆうメール、運送会社のメール便の注意点
一方ゆうメール、運送会社のメール便の注意点は、日時指定に対応していないことです。ポストに届くため、受け取る側が配達のタイミングを指定することはできません。
割れものや壊れやすいものをメール便で送ると配送中に破損してしまう可能性があるため、注意が必要です。デリケートなものを扱う場合はメール便ではなく、しっかりと丈夫な箱で梱包をしたうえで別の宅配便サービスを利用した方が安全です。
普通郵便のメリット
普通郵便は、納品書や領収書、公的な証明書といった「信書」にあたるものを送ることができるのが大きなメリットです。
メール便では信書に該当するものを送ることができません。こういった書類を送りたい場合は普通郵便を利用する必要があります。信書に該当するものは、以下のとおりです。
■書状
■請求書の類
【類例】納品書、領収書、見積書、願書、申込書、申請書、申告書、依頼書、契約書、照会書、回答書、承諾書、◇レセプト(診療報酬明細書等)、◇推薦書、◇注文書、◇年金に関する通知書・申告書、◇確定申告書、◇給与支払報告書
■会議招集通知の類
【類例】結婚式等の招待状、業務を報告する文書
■許可書の類
【類例】免許証、認定書、表彰状
※カード形状の資格の認定書なども含みます。
■証明書の類
【類例】印鑑証明書、納税証明書、戸籍謄本、住民票の写し、◇健康保険証、◇登記簿謄本、◇車検証、◇履歴書、◇給与支払明細書、◇産業廃棄物管理票、◇保険証券、◇振込証明書、◇輸出証明書、◇健康診断結果通知書・消防設備点検表・調査報告書・検査成績票・商品の品質証明書その他の点検・調査・検査などの結果を通知する文書
■ダイレクトメール
文書自体に受取人が記載されている文書
商品の購入等利用関係、契約関係等特定の受取人に差し出す趣旨が明らかな文言が記載されている文章
普通郵便の注意点
普通郵便の注意点は、荷物のサイズが大きい場合はほかのメール便サービスよりも割高になってしまうことです。可能であれば同じ日本郵便のサービスであるゆうメールを利用した方が安く済みます。
また、普通郵便は基本的に土曜日、日曜日と祝日には配達されないのも注意すべきポイントです。急ぎで届ける必要がある荷物は週の初めに出すか、速達を利用するなどの工夫が必要になります。
目的によって配達方法を使い分けるコツ
メール便サービスは各会社によってさまざまな違いがあるので、目的によってうまく使い分けましょう。
例えば、個人が小型の荷物を送りたい時に最も手軽に利用できるのは、ゆうメールです。利用するのに事前手続きがいらないので、CDや本といった小さなものを1度だけ送りたい時に最適なサービスです。
一方、仕事や事業の一環として頻繁に荷物を送る機会がある場合は、運送会社が提供するメール便サービスを契約する方が割安になります。
また、運送会社のメール便サービスは集荷を依頼することができるので、営業所に荷物を持ち込む手間も省けます。ECサイトを運営している人、カタログやダイレクトメールなどを定期的に送る機会がある人は検討してみても良いでしょう。
免許証や保険証のコピーといった重要な書類を送る場合は、信書扱いとなるのでメール便では送ることができません。このような場合は普通郵便を使いましょう。
ここまでさまざまな配達方法を紹介してきましたが、楽天市場では、梱包に使える資材や便利グッズを多数取りそろえています。荷物を送る時には、適切な梱包をすることが大切です。荷物の大きさや性質に合った梱包資材を使うことは、荷物の破損防止や送料の節約につながります。
そのほかにも近年では、住所の記載に使えるスタンプやラベルシールなど、発送時の作業をカンタンにする便利なグッズがたくさん発売されています。
荷物を発送する機会が多い方は、これらのアイテムを使うことで時短につながりますのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。
※この記事は2024年9月時点の情報をもとに作成しております。
このテーマに関する気になるポイント!
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メール便とは?
荷物が自宅のポストに届く配達サービスの総称。日本郵便のゆうメールや、ヤマト運輸のネコポス、佐川急便の飛脚メール便といったものがあります。
-
メール便で送れるものは?
本やCDといった小型の荷物を送るのに適しています。信書にあたるものは送ることができません。
-
メール便のメリット・注意点は?
メリットは、ポスト配達なので対面受け取りが必要ないことと、料金が割安なこと。注意点は、配達の日時指定ができない、信書が送れないなどです。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
運送会社のメール便は個人では使えないのね!