100円ショップやホームセンターなどで手軽に手に入る突っ張り棒。突っ張り棒は「バネ式」と「ジャッキ式」の2種類に分けられることをご存じでしょうか。用途によって使い分ければ、落下の心配も少なく便利に利用できます。

・バネ式の特徴

バネ式の突っ張り棒は、パイプに内蔵されたバネの反発力によって固定するタイプです。100円ショップにも置いてあるため手軽に手に入り、取り付けも簡単です。

耐荷重は小さいため、重たいものを掛けるのには向いていません。カーテンやのれんなどの布や軽い小物などを載せるのに利用すると安心です。

・ジャッキ式の特徴

ジャッキ式はポールの長さをネジで固定してから、端のグリップを回転させて壁に密着させるタイプです。バネ式に比べると設置に手間がかかりますが、その分圧着力が強く、たくさんの洋服や重いものを掛ける収納に向いています。

棒タイプのほかにも棚タイプのものがあり、しっかりした収納を増やしたい方にもおすすめ。奥行き幅や長さのバリエーションも豊富で、手軽に収納棚を作ることができます。

突っ張り棒は、アイデア次第でいろいろな収納に活用できます。突っ張り棒の収納アイデアを場所別に見ていきましょう。

＜玄関＞

・突っ張り棒で下駄箱の収納力をアップ！

下駄箱の中に突っ張り棒を使って、上と下の段に分ければ収納力が2倍に。高さを上手く活用しきれていない収納は、突っ張り棒が活躍します。

・突っ張り棒を傘掛けに
傘立てがない場合は、下駄箱と壁の間のすきまに傘掛けスペースを作りましょう。傘立ては玄関を圧迫するので、ないとすっきりしますね。

＜バスルーム・洗面台＞

・お風呂グッズを清潔に収納
お風呂の中でも突っ張り棒が活躍します。掃除用のスプレーやスポンジ、ボディタオルなどが掛けられるでしょう。突っ張り棒に掛けておけば水切れも良く、清潔に収納できます。

・ハンガーを洗濯機の近くに収納
洗濯機の横や上に突っ張れるスペースがあれば、突っ張り棒を使って散らかりがちなハンガーの収納ができます。洗濯物を干すときに一時的に洗濯物を掛けることもできるので便利です。

・洗面台の下もすっきり収納
ごちゃごちゃしがちな洗面台の下、すっきり片付けたいですよね。突っ張り棒があれば、洗面台下のデッドスペースも無駄なく使えます。ピンチ付きのフックにゴム手袋を掛けたり、掃除用洗剤をひっかけたりと活用できます。

・洗濯機の上も収納スペースに
突っ張り棒や突っ張り棚を使えば、洗濯機の上にランドリーラック代わりの棚を手軽に作れます。長さを調節できるので、ランドリーラックを置くスペースがないという方にもおすすめ。バスケットや収納ボックスを置いても良いですね。

＜キッチン＞

・ゴミ袋を使いやすく収納
ゴミ袋をしまいたい場所に突っ張り棒を設置してみましょう。ゴミ袋を掛けるだけで、取り出しやすく使いやすいゴミ袋収納ができ上がります。突っ張り棒を2本使用して、2本目を少し奥に設置することでゴミ袋の滑り落ちを防げます。

・コンロ下の収納
鍋やフライパンなどかさばるものが多いコンロ下の収納。上の空間を利用するために、突っ張り棒を設置してみましょう。重ねずに収納することで、鍋やフライパンをサッと取り出せてノーストレスです。

・キッチンツールの壁収納に
100円ショップに置いてある突っ張り棒とワイヤーネットを結束バンドで組み合わせれば、キッチンの壁収納が作れます。ラックやフックを好きなところに取り付けて、自分の思い通りのキッチン収納が作ることが可能です。

＜押し入れ・クローゼット＞

・突っ張り棒で奥行きを収納に活用
押し入れやクローゼットにデッドスペースはありませんか？ちょっとしたすき間でも突っ張り棒を取り付ければ、ネクタイやバッグを掛ける収納に早変わり。

・子ども服置き場を作る
縦長のスペースはあまり必要ではない子ども服の収納。突っ張り棒でハンガー掛けを作れば、ちょうどよく子ども服置き場になります。上下2段分の突っ張り棒を取り付ければ、収納力が2倍に。

＜リビング＞

・突っ張り棒がカーテンレールに
小窓や出窓、間仕切りたい空間などカーテンレールがない場所でも、突っ張り棒でカーテンが付けられます。可愛いカーテンを取り付ければ、ちょっとしたインテリアになりますね。

・突っ張り棒でインテリア棚を作る
突っ張り棒を2本取り付けて、上から木の板をかぶせたら、インテリア小物を置ける棚にも。手軽に取り付け・取り外しができるのも嬉しいですね。

このテーマに関する気になるポイント！

1. 突っ張り棒はどこで手に入る？
   100円均一ショップやホームセンタ―などで買えます。
   
2. バネ式突っ張り棒とは？
   パイプに内蔵されたバネの反発力によって固定する突っ張り棒です。
   
   
3. バネ式突っ張り棒の特徴は？
   耐荷重が小さいです。
   
   
4. バネ式突っ張り棒の用途は？
   カーテンやのれんなどの布や軽い小物などを載せるのに向いています。
   
   
5. バネ式突っ張り棒の取り付け方は？
   実際に取り付けたい幅よりも1cm程度長めに伸ばし、押し付けて取り付けます。
   
   
6. ジャッキ式突っ張り棒とは？
   ポールの長さをネジで固定してから、端のグリップを回転させて壁に密着させる突っ張り棒です。
   
   
7. ジャッキ式突っ張り棒のメリットは？
   耐荷重が大きいことです。
   
   
8. ジャッキ式突っ張り棒のデメリットは？
   設置に手間がかかることです。
   
   
9. ジャッキ式突っ張り棒の用途とは？
   たくさんの洋服や重いものを掛ける収納に向いています。