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プロテインの落とし穴!つくられたタンパク質の過剰摂取に要注意
健康志向の高まりでプロテインが注目されています。しかし、プロテインを過剰に摂取すると、健康に支障をきたすこともあります。今回は、プロテインの注意点、プロテインなしでもタンパク質を効果的に摂取する方法をご紹介します。
プロテインとは
プロテインとは、そもそもタンパク質のことです。プロテインというと、栄養補助食品や飲み物をイメージするかもしれませんが、肉や魚、卵といった食品の中に含まれている一般的な栄養素の1種です。タンパク質は普段の食事からでも摂取することができます。
タンパク質は筋肉になるだけでなく、内臓や髪の毛、皮膚などを構成する物質でもあるため、適切な量の摂取が必要です。
プロテインが人気の理由
サプリメントのプロテインが人気となっている理由はいくつか考えられます。コロナウイルス感染拡大により在宅時間が増え、運動不足解消の需要が高まっていることや、オリンピックによるスポーツへの興味・関心の高まりなどが挙げられるでしょう。
動画投稿サイトにも自宅でできるストレッチやヨガ、筋トレ関連の動画が多数投稿されており、多くの再生回数を獲得していることからも、関心の高まりがうかがえます。
タンパク質(プロテイン)は一般的な栄養素の1つです。しかしよほど意識しないと十分な量を摂取できないと考えられ、サプリメントのプロテインが求められているようです。プロテインは健康に良いというイメージに加え、手軽に購入できることも人気の理由となっているでしょう。
プロテインを大量に摂取すると何が起こる?
厚生労働省がまとめた「日本人の食事摂取基準」によると、1日に必要とするタンパク質の必要量は、成人男性の場合50g、成人女性の場合40gです。
参照元:厚生労働省 日本人の食事摂取基準
身体を健康に保ち、機能を維持するために必要なタンパク質ですが、摂りすぎると好ましくない影響もあります。
・肥満
タンパク質を多く含む食品やタンパク質を効果的に摂取できるプロテインを過剰に摂ってしまうと、まず考えられるのがカロリーオーバーです。
健康な身体をつくりたい一心でプロテインを摂っても、カロリーオーバーしてしまっては、目標が達成できないかもしれません。ダイエット目的であれば特に低カロリーのプロテインを摂取するよう心がけましょう。
・内臓疲労
摂取したタンパク質のうち、余分なものは窒素となって体外に排出されますが、そのときに働いているのが肝臓や腎臓です。
プロテインを過剰に摂取してしまうと、その分肝臓や腎臓に負担がかかり、内臓疲労を引き起こす可能性があります。
・尿路結石
タンパク質は、動物性タンパク質と植物性タンパク質に分類できます。動物性タンパク質は肉、魚、卵、牛乳などに含まれているタンパク質です。
動物性タンパク質を摂取すると、シュウ酸と尿酸という物質が体内で増加します。シュウ酸はカルシウムと結合しやすい性質をもつ物質です。腸内で吸収しきれなくなったシュウ酸が尿と一緒に排泄されるとき、尿内のカルシウムと結合し、尿路結石を引き起こします。
・腸内環境悪化
タンパク質は、腸内の悪玉菌の好物です。プロテインを過剰に摂取し、腸内にタンパク質を豊富に送り込むことは、悪玉菌の増加につながります。
悪玉菌が増加して腸内細菌のバランスが崩れると、腸の運動が弱まり、感染症に感染しやすくなってしまったり、食中毒にかかりやすくなってしまったりします。
腸内環境の悪化は、口臭の原因ともなりますので、気をつけましょう。
プロテインなしでも健康な身体づくりを目指す方法
健康な身体づくりを行う上で、サプリメントのプロテイン摂取が必須かというとそういうわけではありません。プロテインはタンパク質のことであり、栄養素の1つなので、普段の食事からでも摂取できます。
タンパク質を多く含む食品の代表として、以下のような食品が挙げられます。
● 肉
● 魚
● 卵
● 大豆
● 乳製品
こういった食品を、運動後45分以内に摂取しましょう。そうすればタンパク質を効率よく体内に吸収できるといわれています。
タンパク質を摂るにはサプリメントのプロテインを利用するのが最も簡単だと思うかもしれません。実際、プロテインはシェイカーに入れて持ち運べますし、プロテインバーのようなスティック状の食べ物として販売されている商品もあり、食事よりも手軽なのは事実です。
しかし通常の食事でタンパク質を補うこともそれほど難しいことではありません。コンビニで購入できて、手軽に持ち運びができる商品には以下のようなものがあります。
● サラダチキン
● ゆで卵
● チーズ
● 魚肉ソーセージ
● あんぱん
これらは全てコンビニで購入可能で、持ち運びができる高タンパク食品です。
コンビニで売っている食品には栄養成分が表記されていますので、自分で確認し、高タンパク低脂肪のものを選択するよう心がけましょう。
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