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失敗しないあさりの砂抜き|塩や水の量、簡単・時短の方法や保存方法も
春になるとスーパーで安く出回るようになる「あさり」。美味しく食べるために、砂抜きのコツを身につけましょう。ここでは、あさりの旬や失敗しない砂抜きの方法、おすすめのレシピなどを紹介します。
あさりの旬は春!
あさりはスーパーや魚屋さんで、年間を通して手に入る食材ですが、やはり旬のあさりは特段おいしく、栄養も豊富。価格も安くなるため、食費の節約にも欠かせない食材といえます。
あさりの旬は、産卵期を迎える4~6月の春です。潮干狩りが楽しめるのもこの季節。春の時期のあさりは産卵に備えて栄養を体内に蓄えているため、身がふっくらし、うま味が詰まっています。また、関東より南の地域では秋にも産卵期を迎えるため、9~10月も旬といえます。春や秋には、ぜひ旬のおいしいあさりを味わってみてください。
あさりの正しい砂抜き方法
砂の中で呼吸をするあさりは砂を取り込んでしまっているため、おいしく食べるために、調理前にはきちんと「砂抜き」をすることが必要不可欠です。スーパーで買ってきた砂抜き済みのあさりでも、砂が抜けきっていないことがあるため、家でも砂抜きをしてから調理するといいでしょう。砂抜きは次の手順で行います。
(1)あさりをこすり、水洗いする
あさりの殻の汚れをとるために、あさりを両手で挟み、こすりあわせるように水洗いしましょう。スーパーで買ってきたものであれば、さっとすすぐだけで大丈夫です。
(2)3%の塩水をつくる
ボウルやバットに、あさりがつかるくらいの塩水を用意します。塩水の濃度は海水に近い3%がベスト。500mlの水であれば大さじ1杯、15gほどの塩が目安です。海と同じような環境を作ることで、あさりが砂を吐きやすくなります。水に塩を入れて、よく溶かしましょう。
(3)あさりを塩水につける
あさり同士が重ならないように注意しながら、あさりをボウルやバットに入れます。水が多すぎると酸欠になってしまうため、あさりの頭が少し出るくらいの量に調節しましょう。
(4)アルミホイルをかぶせ2~3時間ほど置いておく
アルミホイルなどをかぶせ、常温で2~3時間ほど置いておきます。砂の中の暗さを再現すると同時に、あさりが勢いよく吐き出した水や砂で周りが汚れるのを防ぎます。潮干狩りでとってきたあさりの場合は、半日ほど置いておきましょう。
あさりは常温でよく砂を吐き出します。ただし夏場は冷蔵庫に入れておいた方がいいでしょう。
(5)あさりを洗う
塩水を捨て、あさりを流水で洗ったら砂抜き完了です。そのまま料理に使えます。
時短!あさりの簡単な砂抜き方法
時間がないときには、お湯を使って早く砂抜きする方法もあります。お湯を使った砂抜きの方法は以下のとおりです。
(1)45〜50℃のお湯を用意する
お湯は熱すぎてもぬるすぎてもNGです。温度設定した給湯器のお湯を使うか、温度計で温度を測りましょう。
(2)あさりをお湯に入れる
ボウルやバットにあさりを入れ、ひたひたになるくらいまでお湯を入れます。
(3)5分経ったらあさりを取り出す
あさりをお湯に入れたまま5分ほど待つだけで、あさりの砂抜きは完了です。
この方法だと、短時間で砂抜きが完了するので、急いでいるときでもあさりを調理することができますが、時間をかけた砂抜きのようには砂が抜けないこともあるようです。また、お湯が熱すぎるとうま味が抜けてしまうので注意する必要があります。よりおいしく食べたいのであれば、ゆっくり時間をかけて砂を抜く、塩水を使った砂抜き方法がおすすめです。
あさりの砂抜きが失敗する原因
あさりの砂抜きでありがちな失敗の原因をご紹介します。
・塩分濃度を間違えた
あさりの砂抜きに適しているといわれる3%の塩分濃度は海水とほぼ同じ濃度です。濃度が濃すぎる、薄すぎるなどは失敗の原因のひとつとなります。
もし潮干狩りであさりを入手した場合、失敗を防ぐ方法でおすすめなのは海水を容器に入れて持ち帰ること。
これなら、あさりが砂を吐いてくれやすい環境を作ることができます。
・あさり同士が重なっている
あさりを砂抜きのために容器に入れる際、あさり同士が上下に重なっているのも失敗の原因です。
上になったあさりが吐いた砂を下のあさりが飲み込んでしまったり、下のあさりが吐いた砂が上のあさりに当たって再度下のあさりが飲んでしまったりすることも。
あさりの砂抜きをする際はあさり同士の置き方にも注意しましょう。
・砂抜きをする場所が明るかった
上記において、砂抜きの方法でアルミホイルをかけ、あさりが活発になる環境を作ることをおすすめしました。
しかし、アルミホイルをかけるのを忘れていた、かけたアルミホイルがずれていたなどの場合、あさりが活発に砂を吐いてくれません。
砂抜き中も気を抜かず、きちんとあさりにとって最適な環境を作れているか見ておきましょう。
砂抜き後のあさりの保存方法
砂抜きしたあさりは、塩水につけたままで冷蔵保存ができます。冷蔵ではあまり日持ちしないため、すぐ食べない場合は冷凍保存すると良いでしょう。
・冷蔵保存
あさりを塩水につけた状態で長く置いておく場合は、冷蔵庫に入れるようにします。1日以上保存する場合は食塩水を取り換えて、次の日には食べ切りましょう。
・冷凍保存
しばらく食べない分のあさりは冷凍保存しましょう。砂抜きした後よく水気を切り、殻のままフリーザーバッグに入れて空気を抜き、冷凍庫に入れます。調理するときは凍ったままで使えます。2~3週間以内に食べきりましょう。
旬のあさりのおすすめレシピ
うま味が詰まった旬のあさりは、シンプルに味わえる酒蒸しがおすすめです。手間もかからないので、おかずだけでなくおつまみにもぴったりですよ。あさりの酒蒸しの作り方をご紹介します。
あさりの酒蒸し 2~3人分
材料
- あさり(殻付き) 300g
- 酒 大さじ3
- 青ねぎ 1/2本
作り方
- (1)あさりは3%の塩水につけ、冷暗所に2~3時間置いて砂抜きをする
- (2)青ねぎは小口切りにする
- (3)フライパンにあさりと酒を入れて蓋をし、強めの中火にかける。沸騰したら火を弱め、あさりの口が開くまで2~3分加熱する
- (4)あさりの口がすべて開くまで加熱したら、器に盛り青ねぎを散らす
ポイント
あさりの塩気があるので、味付けをしなくてもほどよい仕上がりになります。塩気が足りなければ、食べるときにしょうゆやポン酢を少し垂らして食べてください。
旬の食材を食べて節約につなげよう!
旬の食材はおいしく栄養が豊富なだけでなく、安く手に入るのが嬉しいポイントです。旬の食材を上手に毎日の献立に取り入れて、家計の節約につなげましょう。
このテーマに関する気になるポイント!
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あさりの砂抜きに適した塩水の濃度は?
海水に近い3%の塩水です。
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砂抜き後のあさりの日持ちは?
冷蔵保存で1日、冷凍保存で2~3週間ほどです。
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あさりの砂抜きを時短にする方法は?
お湯を使って砂抜きをします。
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あさりの旬はいつ?
産卵期を迎える4~6月の春です。関東より南の地域では秋にも産卵期があるため、9~10月も旬といえます。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
あさりの砂抜きって毎回面倒だなと思っていたけれど、こんな時短方法もあるのね!これなら忙しい時でも安心だわ