洗濯といえば天気のいい日に外干しをして、カラッと乾かすのがいちばんだと思っている方が多いかもしれません。しかし部屋干しには、外干しにはない意外なメリットがあります。

・天気や時間に影響されない
外干しは天気の影響を受けやすいため、雨が降りそうな日は洗濯を諦めてしまうことも多いですよね。帰宅時間が遅くなるとわかっているときは、夜まで外に干すのがためらわれることもあるでしょう。天気や時間を気にせずに、好きなときに洗って干せるのは部屋干しのメリットといえます。

・花粉やほこりがつかない
外干しをするとお日様が当たってスッキリするイメージがありますが、実は目に見えない花粉やほこりなどの汚れが付着する恐れもあります。部屋干しなら汚れを気にする必要はありません。

・衣類が色落ちしない
衣類は、長い間紫外線に当たると色落ちしてしまいます。色落ちした衣類は二度と元には戻りません。お気に入りの衣類は、日光が当たらない部屋干しがベストです。

部屋干しで憂鬱に感じるのが、なんといっても生乾きの臭い。洗濯物の生乾きが臭うのは、カビや雑菌が繁殖するためです。干すときだけでなく、洗濯をするときに注意することで臭いを防ぐことができます。

・お風呂の残り湯は使わない
お風呂の残り湯は雑菌が繁殖しやすいため、残り湯を使った洗濯は嫌な臭いの原因になります。残り湯を使うのは最初の洗う工程のみにし、すすぎには水道水を使うようにしましょう。

・洗濯機を清潔にしておく
洗濯機自体にカビや雑菌が繁殖していると、衣類の嫌な臭いの原因になります。カビや雑菌が繁殖しやすい洗濯槽は、定期的に洗濯槽クリーナーで洗浄しましょう。

・部屋干し用洗剤を使用する
部屋干し用の洗剤は一般的な洗剤に比べて除菌・抗菌効果が高く、洗濯後の臭いを防いでくれます。部屋干しをするときは、このような部屋干し用洗剤を活用してみてください。

せっかく綺麗に洗いあげても、干し方が悪いと洗濯物が乾ききらず、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。ここからは、洗濯物を早く乾かすための部屋干しのコツをご紹介します。

・扇風機やサーキュレーターで風を送る
外干しと部屋干しの大きな違いは、風の有無。部屋干しの際は扇風機やサーキュレーターを使って、洗濯物に風を当てれば乾くのが早くなります。洗濯物が少ない場合は、真下から直接風を送ると、すぐに洗濯物が乾きますよ。洗濯物が多い場合は全体に風が当たるように、首振り機能を使いましょう。

・洗濯物の干し方を工夫する

洗濯物を早く乾かすには、洗濯物を風通しよく干すのがポイント。洗濯物の干し方を工夫してみましょう。例えば、以下のような工夫で洗濯物の風通しをよくすることができます。

・ズボンやデニムはピンチハンガーで筒状に干す
・Yシャツなどはボタンを開ける
・タオル類は半分に折るのではなく、片側を短くして干す
・ハンガーは厚めのものを使う
・ピンチハンガーには外側に長いもの、内側に短いものを干す

また、壁の近くは空気が流れず、風通しがよくありません。物干しスタンドを使って、部屋の真ん中に干すのがおすすめです。

・除湿器は梅雨の必須アイテム！
梅雨時は部屋の湿度も高く、干し方を工夫してもなかなか洗濯物が乾きません。そんな梅雨時には、除湿器を使うと早く乾きます。除湿器の効果を最大限に引き出すために、リビングなど広い場所よりも、閉め切った脱衣所などで洗濯物を乾かしましょう。