まずは、40代の特徴をみていきましょう。40代になると、さまざまな変化を迎えます。

・心身の変化
40代になると、疲れやすくなる、白髪が増える、視力が低下するなど、加齢による変化を感じ始めます。女性ホルモンが急激に減少してくる40代以降は、頭痛やめまい、発汗、倦怠感、動悸といった更年期症状による不調を感じることも。自律神経の乱れにより、心にも不調を感じやすくなります。

・ライフステージの変化
仕事で責任がある立場に就く人もいれば、子どもから手が離れて職場復帰をする人もいる40代。プライベートでも子どもの進学や親の介護、家計のことなど悩みが尽きない時期です。

・お肌の変化
お肌が生まれ変わる時期、ターンオーバーは年齢を重ねるごとに遅くなっていきます。20代が28日周期であるのに対し、40代は55日周期に。代謝が悪くなり、くすみやシワ、シミ、乾燥肌などの肌トラブルが起きやすくなってしまいます。

40代になって肌の変化を感じたら、エイジングケアをはじめましょう。40代を迎えると、今までと同じスキンケアをしていても肌トラブルが増えてきます。乾燥が気になったなら保湿美容液を、肌のくすみが気になったら角質ケアと、悩みに合わせたアイテムをプラスしましょう。

外側だけでなく、内側からもエイジングケアを取り入れる必要があります。白砂糖や小麦粉など精製された炭水化物はなるべく避け、たんぱく質を積極的に取りましょう。冷えを改善するためにお風呂にゆっくりつかったり、睡眠時間を確保したりとライフスタイルを整えることも大切です。

若いときはスリムだった人も、40代になると肥満になりやすくなります。肥満は糖尿病をはじめ、高血圧や脂質異常症などさまざまな生活習慣病を引き起こす原因です。バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な運動を心がけ、生活習慣を整えましょう。

生活習慣病を引き起こしやすい40代では、健康診断や人間ドックを受けて体をチェックすることが大切です。健康なつもりでも、自覚症状がないだけで病気の兆候が隠れているかもしれません。女性の場合乳がんの発症率も高まるため、定期的に婦人科検診を受けるようにしましょう。

子育てや仕事に追われ、自分のことは後回しになってしまいがちですが、やっぱりいつまでもおしゃれは楽しみたいもの。ここでは、40代のコーディネートのコツをご紹介します。

・安っぽく見えないように素材を意識
手に入りやすいプチプラファッションですが、ものによっては安っぽく見えてしまうものも。プチプラファッションは、素材を意識して選ぶようにしましょう。ハリ感のある素材や、厚地のコットンやリネンなどの素材を選べば、プチプラでも上品なコーディネートに仕上がります。

・「若作り」ではなく「若見え」に
40代のコーディネートで大切なのは、頑張っている感を感じさせない「若見えファッション」を作ることです。短すぎる丈のスカートやワンピース、全身明るい色のコーディネートは「若作り」に繋がってしまいます。「若見え」にするコツは、顔回りだけに明るいアイテムを持ってくること。上質なアクセサリーやスカーフを顔回りに身に付ければ、パッと顔回りが明るく見え、肌のくすみも自然と気にならなくなります。

40代になるとやっぱり気になるのがお金。住宅ローンや車のローンの支払い、教育費など、一番お金がかかる年代かもしれません。

「知るぽると（金融広報中央委員会）」の「家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査］（令和元年）」によると、40代の2人以上世帯の平均貯金額は293万円です。株式や投資信託、生命保険などの金融資産を合わせると平均で694万円となります。