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イースター(復活祭)とは?│いつ、何をするお祭りで、どんな意味があるのかを解説
近年よく耳にするようになった「イースター」。春を祝うお祭りとしてこれから盛り上がることが期待されます。ここでは、イースターとはいつ、何をするお祭りなのか解説していきます。
イースター(復活祭)とは
イースター(Easter)とは、イエス・キリストの復活をお祝いするキリスト教の行事です。
イエス・キリストが十字架にかけられ処刑されたことはよく知られているでしょう。その際、イエス・キリストは「3日後に復活するという」予言を残し、予言どおり3日後の日曜日に復活したといわれています。その奇跡を祝うお祭りとして生まれたのが、イースター(復活祭)です。キリスト教を信仰する人々にとっては、重要な意味を持つイベントになっています。
イースターはいつ開催される?
イースターはクリスマスやハロウィンのように固定された日付ではなく、毎年日付が変わる移動祝祭日です。キリストが復活したのが日曜日だったことにちなみ、イースターの日付は「春分の日以後の満月より後にくる最初の日曜日」とされています。当日だけでなく、イースターを迎える前から飾り付けなどの準備をします。
日付は、グレゴリオ暦とユリウス暦のどちらを用いるかによって異なりますが、世界で一般的に使われているグレゴリオ暦では、2023年のイースターは4月9日の日曜日で、2024年のイースターは3月31日の日曜日です。毎年日付が変わるので、事前にチェックしておくと良いでしょう。
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イースターは何をするお祭りなの?
ここでは、イースターの過ごし方や、食事などについて紹介していきます。
当日までの過ごし方
キリスト教徒が多い欧米の国で は、「イースター休暇」として、イースターの当日を挟んで連休とするところが多くあります。イースター前の金曜日を「グッドフライデー」、翌日の月曜日を「イースターマンデー」と呼び、学校や仕事もお休みに。イースターが近づいてくると、街は卵やうさぎをモチーフとした飾り付けで彩られ、明るい雰囲気が漂います。当日には教会のミサに参加したり、家族や友人と食事を楽しんだりして過ごすのが一般的です。
食事
宗派や地域によっては、イースター当日までの一定期間に肉や卵、乳製品などを食べることが禁じられていることもあります。当日はそれらが解禁となるため、肉や乳製品、イースターのモチーフでもある卵を用いた料理など、普段より豪華な食事をするのが定番です。
遊び
卵にカラフルなペイントをほどこした「イースターエッグ」を使った遊びも行われます。イースターエッグを家や庭に隠して探す「エッグハント」や、イースターエッグをスプーンに載せて落とさないように運ぶ「エッグレース」などは、子供たちに人気です。このように、イースターにはさまざまな楽しみ方があります。
イースターのシンボルとなっている卵やうさぎにはどんな意味がある?
イースターのシンボルである「卵」や「うさぎ」。イースターの時期になると、海外では卵やうさぎの飾りを見かけることが多くなります。卵やうさぎには、それぞれどのような意味があるのでしょうか。
イースターエッグ
イースターで使われる、カラフルにペイントした卵を「イースターエッグ」といいます。キリスト教で卵は「復活」や「生命」のシンボルです。鳥が卵の殻を破って出てくる姿と、処刑された後に復活したイエス・キリストを重ねて、イースターでは卵が使われるようになりました。もともとはペイントしたゆで卵を使っていましたが、最近では卵型のチョコレートや、プラスチックの卵が使われることも多いようです。
イースターバニー
イースターでは、イースターエッグ同様、イースターバニーと呼ばれるうさぎも欠かせない存在です。1年に何度も妊娠・出産を繰り返し、1度に何匹もの子供を産むうさぎは子孫繁栄を象徴します。また、クリスマスでいうサンタクロースのように、イースターバニーは卵やお菓子、おもちゃを運んで来てくれると考えられているのだとか。イースターの時期の雑貨屋には、可愛らしいうさぎの置物やデコレーションアイテムが並びます。
イースターは日本でも浸透する?
日本では、まだまだ浸透していないイースター。日本で浸透しない理由のひとつとして、移動祝日で毎年の日付がバラバラなことが挙げられます。クリスマスやハロウィンなどと比べてはっきりした日付がないこともあり、日本人にとってはなじみが薄いのかもしれません。
しかし、最近はテーマパークなどでイースターイベントが行われるようになりました。また、食品業界もイースターに関連したお菓子や卵料理などを提案しています。今後、クリスマスやハロウィンなどのイベントと同様に、日本でもイースターのイベントが盛り上がりを見せるかもしれません。
次のイースターには、家族や友人と一緒にイースターエッグを作ってみたり、いつもより豪華な食事を作ってみたりと、思い思いに楽しんでみてはいかがでしょうか。
このテーマに関する気になるポイント!
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イースターとは?
日本語で「復活祭」という意味。復活祭とは、イエス・キリストの復活を祝うお祭りのことです。
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イースターはいつ?
イースターは毎年日付が変わる移動祝祭日です。キリストが復活したのが日曜日だったことにちなみ、イースターの日付は「春分の日以後の満月より後にくる最初の日曜日」とされています。
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イースターでは何をするの?
キリスト教が多い国ではイースター休暇として休みになることが多いです。当日は教会のミサに参加したり、家族や友人と食事を楽しんだりして過ごすのが一般的です。
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イースターは日本でも浸透する?
日本では、そこまでイースターが浸透していないのが現状です。移動祝日で日付が毎年バラバラなため、はっきりと認知されてないということも理由のひとつと考えられます。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
なるほど、イースターの意味は知っていたけれど、卵やうさぎがシンボルになっている理由は知らなかったわ!