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家事のやる気が起きない原因は?原因を知って対処方法を考える
生活をするうえで発生する「家事」について、ときにはやる気が出ないこともあります。もしかすると心身の疲労や病気が隠れているかもしれません。家庭内での作業分担や時短など、家事の負担を減らす方法を考えてみましょう。
家事のやる気が起きない原因は?
「やる気が起きない」と感じる原因は人それぞれです。家事を始めようとしても、なぜか頭が働かないときがあるかもしれません。やるべきことはたくさんあるのに、何から手をつけてよいのかわからないような状態です。ではどのような状況がやる気の喪失に繋がっていくのでしょうか。
1. 精神的に疲れている状態
「自分がこれをやらないといけない」という自らへのプレッシャーや周りからのプレッシャーを常に受けている状態は、やる気が起きない原因となりやすいです。
2. 肉体的に疲れている状態
肉体的に疲れていると、快適な睡眠に支障がでてしまいます。過酷な労働は睡眠の質を下げ、睡眠不足はまた肉体的な疲労を導きます。このような悪循環に陥る前に、自分の体力と毎日の家事に折り合いをつけることが大切です。
3. やりたくないことを続けている
やりたくないことを毎日やらなくてはいけない、という時はストレスを感じやすいです。もちろん最低限やらなくてはいけない、ということはありますが、音楽をかけながら楽しくやったりやりたくない部分は他の家族に頼んだりなど対応して行くことが解決に繋がります。
もちろんここに挙げた原因がすべてではありませんが、自分に当てはまる状態を知ることが、問題解決の一歩になります。
体の疲れをとるには、入浴やマッサージなど「自分にとってリラックスできること」が効果的です。人間関係などの精神面では、趣味に没頭することが回復につながるケースも。そのほか「何もしなくていい」と自分に言い聞かせることで義務感から解放され、やる気を取り戻せる場合があります。
病気の可能性も疑ってみよう
やる気の起きない状態があまりに続くようなら、病気の可能性を疑ったほうがよいかもしれません。たとえばうつ病です。脳のエネルギーが足りなくなることで、憂うつな気分や意欲の低下を引き起こすといわれています。
うつ病の症状
うつ病のチェックポイントとして一般的なのは、普段楽しめていたことで夢中になったり喜んだりできなくなるということ。睡眠に着目すると、なかなか寝つけない・熟睡できないといった状態が前兆としてあらわれるといわれています。休養や薬物療法、カウンセリングなどの治療について考える必要があるでしょう。
更年期の症状
年齢によっては、更年期の関係からやる気が起きないこともあるようです。50代前後で発症する更年期障害は、女性ホルモンの低下によって起こるもの。40代に入ったころから女性ホルモンの分泌量が低下し始めることが原因だそうです。
症状や時期には個人差がありますが、激しく動いたわけでもないのに顔がほてる・汗をかきやすい・顔や手足が冷えやすい・息切れや動悸がするといった症状に心当たりがある方は注意しましょう。更年期障害に対しては、ホルモン剤と漢方薬を使った治療が行われることが多いようです。
共働き・専業家庭なら家事分担で負担を減らす
夫婦で共働きの家庭だと、女性の家事負担が多くなっている場合があります。内閣府男女共同参画局が平成29年10月に公表した「男性の育児・家事関連時間」では、6歳未満の子どもを持つ夫の育児・家事のデータが確認可能です。これによると共働きの世帯で、約8割の男性が家事をまったく行っておらず、約7割の男性が育児に関与していないことが明らかになりました。共働きの家庭であれば、夫婦間での家事分担によって女性の負担を減らす余地があるでしょう。
家事の項目をリスト化
まずは家事の項目をリスト化してみることをおすすめします。買い物や料理、掃除、洗濯のほかにもゴミ捨て・洗いもの・子どもの送り迎え・寝かしつけなど、より細かくリストアップすることが分担の近道です。もちろんそれぞれ得手不得手やこだわりがあるでしょうから、お互いに得意なものを話し合ってみてください。また休日や帰宅時間の違いに着目することで、掃除や料理、送り迎えなどをどちらが担当するかを決めるヒントになります。
アプリで家事分担
家事分担の情報共有では、アプリの活用も有効です。家事分担アプリを使うとスケジュールやTODOリストが共有でき、夫婦での家事分担をスムーズに進められるでしょう。家事のやる気が起きないときも、お互いに助け合うことで切り抜けられるはずです。
家事の時短
専業主婦の場合は、家事の時短を考えてもよいかもしれません。やる気が出ないときでも比較的楽にできる方法を用意しておけば、体だけでなく心の負担も減らせます。たとえば買い物の場合で考えると、ネットスーパーの利用です。移動する時間も荷物を運ぶ労力もセーブできます。そのほか食器洗い機や乾燥機がついた洗濯機など、家電の活用も考えられるでしょう。料理の作り置きも、やる気が出ないときに助けられそうです。
真面目で努力家な方ほど、やる気が出ない自分に戸惑い、無理をしてしまう傾向にあります。心を壊してしまう前に、ゆっくり休んで息抜きをすることも大切です。家庭での分担や時短など、家事のやり方を見直すことで対応できる可能性もあります。家族や便利な家電にも積極的に頼りながら、毎日の家事と上手に付き合っていきましょう。
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参考サイト
・内閣府男女共同参画局|「平成28年社会生活基本調査」の結果から~男性の育児・家事関連時間~ 2019.6.20
http://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/top/hyouka/k_42/pdf/s1-2.pdf
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