ニュージーランドはどんな国?なぜラグビーが強いの?

リリース日:2019/12/11 更新日:2024/11/01

ラグビーの強豪国ニュージーランド。ニュージーランドは新しい国で、人口もそれほど多くありません。ニュージーランドがどのような国なのか、また、ニュージーランドのラグビーの強さの秘密はなんなのかをまとめました。

ニュージーランドはどんな国?なぜラグビーが強いの?
  1. 実はすごく若い国。ニュージーランドの歴史とは
  2. ニュージーランドはどんな国?広さ・気候・物価など
  3. ニュージーランドはなぜラグビーが強いの?

実はすごく若い国。ニュージーランドの歴史とは

実はすごく若い国。ニュージーランドの歴史とは

ニュージーランドの歴史は比較的浅く、およそ1000年前に太平洋のポリネシアからマオリ族という民族が移住してきたことに始まるといわれています。それまでニュージーランドはずっと無人島だったのです。

マオリ族は、当時ニュージーランド島に生息していたモアという巨大な鳥を狩って生活していました。モアの頭数が減少した後は、イモ類の栽培や漁業によって暮らしを営み、独自の文明を築いていきます。しかし、マオリ族は文字などの歴史を書き記す文明を持たなかったため、この頃の歴史については口伝で伝わるのみとなっています。

その後、1769年にイギリスの海洋探検家がニュージーランドに上陸。1840年にはイギリスの植民地となりました。これは平和的な話し合いによって決められたことでしたが、それから20年後の1860年、ニュージーランドの土地の権利を巡ってマオリ族と入植者の間で戦争が起こってしまいます。この戦争は1872年まで続き、イギリス側の勝利で終結しました。

ニュージーランドが正式な独立国家になったのは、1947年のことです。ニュージーランドが国として成立してからは、まだ70年余年しか経っていないということですね。ただし、1907年には自治が認められているため、事実上の独立はこのときだということもできるでしょう。

ニュージーランドはどんな国?広さ・気候・物価など

ニュージーランドはどんな国?広さ・気候・物価など

ニュージーランドは、オーストラリアの南東あたりに位置する島国で、国土面積は日本の約4分の3、人口は約495万人です。日本の人口は1億2,614万人ですから、日本に比べるとかなり人口密度が低いことがわかります。

ニュージーランドには日本と同じように四季がありますが、南半球に位置するため、2月が一番暑く、7~8月頃が一番寒くなっています。最高気温と最低気温の幅は日本ほど大きくなく、10℃前後~30℃前後と過ごしやすい陽気です。ただし、1日の中での寒暖差は大きくなっています。

物価は日本よりもやや高めの傾向があり、人口密度がそれほど高くないにもかかわらず、家賃もそれほど安くはありません。通貨はニュージーランドドルが採用されていて、2019年10月30日現在のレートは、1ニュージーランドドルが69.18円でした。

なお、ニュージーランドで使われている言葉は英語とマオリ語です。

ニュージーランドはなぜラグビーが強いの?

ニュージーランドはなぜラグビーが強いの?

ニュージーランドの国技は「ラグビー」です。日本の国技は相撲ですが、子どもたちの多くが相撲に憧れて、将来の夢にしているということはありません。しかし、ニュージーランドの子どもたちは、男の子も女の子もラグビーが大好きで、小さい頃からラグビーと身近に接しながら成長していきます。

日本には、相撲だけでなく、サッカーや野球など人気のスポーツがたくさんあります。しかし、ニュージーランドでは「人気のスポーツといえばラグビー」なのです。国の中で見かけるスポーツ選手のポスターや広告にも、ラグビー選手が多く起用されています。国民からこれほど強い支持を得ているからこそ、ニュージーランドのラグビーチームは強豪であり続けることができるのです。

どれだけ潜在的な力を持った選手がいたとしても、そのスポーツに幼い頃から触れ合っていなければ、才能を見出されることもありません。ニュージーランドでは、多くの子どもたちがラグビー選手を夢見ていますし、日常の中に当たり前にラグビーが存在しています。そのため、「才能をいち早く開花させることができる環境である」といえるでしょう。

さらに、ニュージーランドではラグビーに関する優れた指導システムが確立されています。ラグビーのニュージーランド代表チームといえば「オールブラックス」ですが、ニュージーランドでは、オールブラックスだけが優秀なコーチング技術を持っているわけではありません。地域の少年チームの父兄会ですら、栄養学や選手の健康管理、トレーニング方法などに関する議論を積極的に交わし合っているのです。

こうしてラグビーと共に成長していった子どもたちは、学校のラグビー部に所属し、より専門的な指導を受け、その中で特に頭角を現した子どもがやがてオールブラックスに加入して、優秀な戦力となっていくのです。

また、ニュージーランドでは国内選手の育成だけでなく、海外選手の招致にも力を入れています。ラグビーに強いニュージーランドでの活躍を夢見て自らやってくる海外選手も多く、強豪国であるが故に、より優秀な選手が集まりやすくなっているともいえるでしょう。

なお、オールブラックスは、試合前に「ハカ」と呼ばれる民族舞踊を踊ることでも知られています。これは、最初にニュージーランドに移り住んだマオリ族の民族舞踊を起源とするものです。その国の歴史や伝統を知ると、スポーツ観戦が一層楽しくなるでしょう。

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平林恵子
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー
平林恵子

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

人事労務関係の仕事からライターへ転身。経験を活かしてコラム執筆を行っています。2017年、見識を深めるためにFPの資格を取得しました。税金や給与計算などに詳しくない方にもわかりやすい解説を心がけています。

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