母の日は5月の第2日曜日であり、2024年の母の日は5月12日（日）です。

母の日の由来には諸説ありますが、日本の母の日はアメリカから伝わってきたといわれています。アメリカで母の日を制定しようと活動していたアン・ジャービスの娘アンナが、1900年代初頭年に催された母親の追悼式で白いカーネーションを送ったのが、母の日の始まりと考えられています。その後、1914年にアメリカで5月の第2日曜日が母の日の祝日に制定されました。

日本にも母の日という考えは早くから伝わり、国内で母の日を広める運動をした人もいましたが、戦争なども起こったことから20世紀前半にはそれほど一般的なものになりませんでした。本格的に母の日が祝われるようになったのは、戦後のことなのです。

母の日は、どの国でも5月の第2日曜日というわけではありません。例えばイギリスでは、イースターから数えて3週間前の日曜日、つまり3月に母の日が来ます。

贈る花もカーネーションとは限りません。タイではジャスミン、オーストラリアでは菊を贈るのだそうです。日本では菊は仏花ですが、オーストラリアでは母の日に贈る花として愛されています。

母の日が近くなると、デパートやスーパーなどで盛んに「母の日」のポスターが掲げられます。インターネットショッピングサイトなどでも、母の日特集を組んで華やかなギフトが売り出されます。母の日は、日頃感謝を伝える機会がないお母さんに「ありがとう」を伝える日であり、同時に日本の経済が活発に動く日でもあるといえるでしょう。最近ではカーネーション以外にも、スイーツやコスメ、生活雑貨などお母さんが好きなものをプレゼントする人も増えており、お店でもさまざまな種類の母の日ギフトが売り出されています。

母の日と同じように、お父さんに感謝を伝える日として「父の日」もあります。父の日は6月の第3日曜日であり、2024年の父の日は6月16日（日）です。

父の日の歴史は母の日ほど長くありません。アメリカ発祥のものであることは同じですが、アメリカで父の日が正式に祝日になったのは1972年のことで、母の日よりも60年近く後なのです。

日本では、父の日には黄色いバラを贈るのが定番ともいわれていますが、今ではお酒やお酒のグラス、高級な食べ物なども父の日のギフトとして選ばれることが多いようです。

2024年の母の日は5月12日（日）です。どのようなギフトを贈るのが良いか、余裕を持って考えておくと良いものが見つかるでしょう。母の日のおすすめのギフトを5つご紹介します。

ケーキのような箱に入ったフラワーケーキは、かわいくてサプライズ感もある贈り物です。色や形のバリエーションも多いので、お母さんの好みに合わせて選べます。また、そのまま飾ることができるので、花瓶を用意する必要もなく、便利です。

母の日が近くなると、カーネーションをケーキのように仕上げたギフトも登場します。予算やサイズ、デザインなどを考えて選ぶと良いでしょう。お母さん宛てに配送するのも良いですが、直接手渡して「ケーキだよ」とサプライズを仕掛けるのもおすすめです。

母の日の定番プレゼントであるお花とおいしいスイーツのセットは、「いくつになってもかわいいお花やおいしいお菓子が大好き！」というお母さんにぴったりです。

小さいスイーツが個包装で入っているものが、手軽に食べられて喜ばれやすいでしょう。生花や鉢植え、プリザーブドフラワー、最近人気のハーバリウムなど、さまざまなお花とスイーツがセットになったギフトもあるので、チェックしてみてください。

フォトフレームフラワーは、お気に入りの写真を入れられるフォトフレームとお花がセットになっている商品です。自分で写真をプリントしてお花と一緒に贈ることもできますが、専用の商品を選べばお店でしっかり写真をセットしてもらえます。世界にひとつだけの贈り物になり、喜ばれること間違いなしです。

ただし、お店でプリントをお願いするときは、写真の解像度に注意しましょう。入れたい写真が印刷したときにキレイに見えるかどうか、あらかじめ確認しておくと安心です。

ガラスのティーポットの中で、大輪のカーネーションが咲くお茶のセットです。普通のカーネーションのプレゼントでは物足りないという人や、母の日のプレゼントがマンネリ化していると感じている人は、このような少し変わったプレゼントを選んでみてはいかがでしょうか。

犬や猫、ひよこなどの動物の形をした鉢に、カーネーションがあしらわれたタイプなどがあり、愛らしいギフトです。あまり大がかりなものは派手で気後れするというときは、こういった小さなプレゼントを渡してみてはいかがでしょうか。お花が枯れてしまった後もかわいらしい鉢が残るため、思い出として残しておくこともできます。