ハロウィンのお金事情|一番楽しみにするのは10代。予算は微増?

リリース日:2019/10/11 更新日:2019/10/11

日本でも季節のイベントとして定着し始めたハロウィン。各地で仮装イベントが行われています。ここではアンケート調査をもとに、年代による受け止め方の違いや、ハロウィンを楽しむための予算とその使い道などについて紹介します。

ハロウィンのお金事情|一番楽しみにするのは10代。予算は微増?
  1. ハロウィンに関する近年の傾向
  2. 年代別でかなり違う!ハロウィンの重要度
  3. ハロウィンのためにどんなものにお金を使うの?
  4. 参考サイト

ハロウィンに関する近年の傾向

ハロウィンに関する近年の傾向

日本でのハロウィンイベントが目立ち始めたのは、1990年代後半のようです。各地のテーマパークなどでも開催されるようになったのがこの頃です。2000年代に入ると、お菓子メーカーをはじめとしたハロウィン商戦も見られるようになってきます。2010年代半ばからは、街ナカにハロウィンの装飾が見られるようになり、仮装やコスプレを中心としたイベントも増えてきました。InstagramやTwitterといったSNSの普及も、こうしたイベントへの参加を後押ししたと考えられます。

 

その一方で、ハロウィンイベントに人が集まることによる混雑や騒動が問題になるケースも出てきました。2018年10月31日の東京・渋谷では、警視庁機動隊が出動するほどの騒ぎにもなっています。都迷惑防止条例違反などで逮捕される人も出ました。騒音やゴミといった問題もあり、ハロウィンイベントへの参加を有料化するという動きも見られます。人に迷惑をかけない楽しみ方が、模索されていると言えるでしょう。

年代別でかなり違う!ハロウィンの重要度

年代別でかなり違う!ハロウィンの重要度

日本ではハロウィンの歴史がまだ浅いためか、年代によってハロウィンに対する受け止め方が違うようです。アンケート調査の結果から、チェックしてみましょう。マクロミルが2018年8月28日~29日にかけて、全国15~69歳の男女2,000人を対象に、ハロウィンについてアンケートをしました。

 

「ハロウィンに賛成か?反対か?」という質問では、若い人ほどハロウィンを支持するという傾向が見られました。10代では80.7%が賛成と、最も多くなっています。20代では75.2%、30代では66.3%、40代では56.0%、50代では47.4%、60代では38.8%と、年代が上がるにつれ賛成の割合が減っているのが分かります。「ハロウィンが楽しみか?」という質問でも、同様の傾向が見られました。

 

続いて10~20代を対象に「秋から冬にかけてのイベントごとの重要度」を調査しました。「重要」「やや重要」の割合が最も高かったのは、「お正月」で84.6%となっています。2位が「大晦日・カウントダウン」、3位が「クリスマス」と続きます。以下、「バレンタインデー」と「ホワイトデー」があり、「ハロウィン」は27.2%の最下位でした。ハロウィンに対して肯定的な若い層でも、ハロウィンのイベントとしての重要度はまだ高くないことが分かります。

 

気になる予算についてはどうでしょうか。同じくマクロミルが2017年8月31日~9月1日に、全国15~69歳の男女2,000人を対象に集めた調査を見てみましょう。「秋~冬のイベントに最大でかけられる予算」について聞いたところ、その平均値は、お正月が2万385円で最も高くなりました。以下、クリスマスが1万2,461円、大晦日・カウントダウンが9,093円、バレンタインデーが4,945円、ホワイトデーが4,348円、ハロウィンが3,691円となっています。ハロウィンはここでも最下位になってしまいましたが、支出の内容が気になります。

ハロウィンのためにどんなものにお金を使うの?

ハロウィンのためにどんなものにお金を使うの?

人々はハロウィンを楽しむために、どのようなものを購入しているのでしょうか。同じ調査の中で、「ハロウィン関連商品の購入意向」についても、男女別に調べています。その結果、女性でもっとも多かったのは「ハロウィン限定のスイーツ・お菓子」で、83.1%でした。2位の「飾り付けグッズ」は30.5%、3位の「ハロウィン限定の外食メニュー」は20.5%となっています。4位には「仮装グッズ」が入り、16.2%が購入すると答えました。

 

2位に入った飾り付けグッズについては、ネットショップを覗くと多くの種類が見つかります。たとえばハロウィンのリースは、手軽に壁に飾れそうです。オレンジ色のカボチャをモチーフにしたグッズは、様々な形で販売しており、カボチャクッションやカボチャ型の照明などは、インテリアとして長く使い続けることができるかもしれません。

 

4位には仮装グッズが入っています。魔女やお化け、こうもりなどは一般的ですが、ほかにも、ポリスや囚人、ナース、ゾンビ、海賊、プリンセスなども、ハロウィン用の仮装グッズとして販売されています。

 

このようにアンケート調査を見ると、ハロウィンは若い人ほど参加意欲が高いようです。しかし、ほかの季節イベントと比べて重要度や予算が低くなっているのが分かります。ハロウィン関連商品を探してみると、楽しいものが多く見つかるので、次第に関連支出が増えていくのかもしれません。楽しみ方も工夫する余地がありそうです。たとえばハロウィンの代名詞でもあるジャック・オー・ランタン。ネットで作り方が紹介されているので、カボチャを買って手作りにチャレンジするのも面白そうです。

参考サイト

・マクロミル|ハロウィンに関する調査(2018年8月実施) 2019.10.9
https://honote.macromill.com/report/20180918/

 

・マクロミル|ハロウィンに関する調査(2017年9月実施) 2019.10.9
https://honote.macromill.com/report/20170919/

黒川ヤスヒト
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(AFP)
黒川ヤスヒト

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

証券会社でリテール営業を経験し、AFP資格を取得。現在ライターとして、パーソナルファイナンスに関する情報の発信を手がけています。 関心分野は、ライフプランに関する意識調査や最新の金融商品・サービスなど。

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