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切手の種類はいくつあるの?デザインや古い切手の活用方法も解説
普段目にする切手というと、ハガキや封書を送る際に必要な63円や84円切手がほとんどでしょう。実はこれ以外にもさらに多くのデザインや金額の切手があります。ここでは、今売られている切手の種類や、古い切手の取り扱いについて解説します。
普通切手の種類
そもそも、いま現在販売されている切手の種類は何種類あるのでしょうか。日本郵便の公式サイトによると、「普通切手」は2024年9月現在、16種が販売されています。カッコ内は切手に描かれた図柄です。
- 1円(郵便制度をつくった前島密の肖像)
- 2円(エゾユキウサギ)
- 5円(ニホンザル)
- 10円(トキ)
- 20円(ニホンジカ)
- 50円(ニホンカモシカ)
- 63円(ソメイヨシノ)※はがきサイズの郵便物に使用
- 84円(ウメ)※25g以内の定形郵便物に使用
- 94円(スミレ)
- 100円(サクラソウ)
- 120円(フジ)
- 140円(ヤマブキ)
- 210円(西表石垣国立公園(海中のサンゴ))
- 260円(尾瀬国立公園(尾瀬ヶ原と至仏山))
- 350円(北山崎)
- 500円(十和田八幡平国立公園(奥入瀬渓流))
これ以外にも、お祝いやお悔やみに用いられる慶弔用切手というものもあります。慶事用切手は3種類、弔事用切手は1種類です。
- 慶事用63円(扇面に梅文様)
- 慶事用84円(扇面に竹文様)
- 慶事用94円(扇面に松文様)
- 弔事用63円(花文様)
それぞれデザインはシンプルで落ち着いた雰囲気に統一されています。いつでも購入できる身近な切手だけでも、20種類のデザインがあるということですね。
なお、2024年10月1日に郵便料金が変わります。おもな変更点は以下のとおりです。
改定前(~2024年9月30日) | 改定後(2024年10月1日~) | ||
定形郵便物 | 25gまで | 84円 | 110円 |
50gまで | 94円 | ||
通常はがき | - | 63円 | 85円 |
これにともなって変更後の料金と差額に対応するために、新たに販売される切手と、販売を終了する切手が発表されています。
値上げにともなって切手の料金も変更となるため、運賃の不足がないよう注意しましょう。販売終了および販売開始される切手とその絵柄は以下のとおりです。
販売終了(~2024年9月30日) | 販売開始(2024年9月2日~) | |
16円切手 | - | 貝 |
22円切手 | - | 桜葉 |
26円切手 | - | 鶯 |
40円切手 | - | 七宝 |
63円切手 | ソメイヨシノ | - |
84円切手 | ウメ | - |
85円切手 | - | 松 |
94円切手 | スミレ | - |
110円切手 | - | 千鳥 |
120円切手(※) | フジ | - |
180円切手 | - | 雀 |
210円切手(※) | 西表石垣国立公園(海中のサンゴ) | - |
260円切手 | 尾瀬国立公園(尾瀬ヶ原と至仏山) | - |
270円切手 | - | 雲 |
300円切手 | - | 兎 |
※120円および210円普通切手は郵便局の在庫がなくなり次第、販売終了となります。
また慶弔用切手も販売される切手が以下のとおり変更になります。
販売終了(~2024年9月30日) | 販売開始(2024年9月2日~) | |
慶事用63円 | 扇面に梅文様と鶴 | - |
弔辞用63円 | 花文様 | - |
慶事用84円 | 扇面に竹文様と鶴 | - |
慶事用85円 | - | 鶴 |
弔辞用85円 | - | 菊 |
慶事用94円 | 扇面に松文様と鶴 | - |
慶事用110円 | - | 蝶 |
特殊切手の種類
普通切手以外に「特殊切手」と呼ばれる切手も販売されています。特殊切手は人気のキャラクターや美しい自然・風景といったさまざまな題材を描いたものや、地域の特色に富んだオリジナルフレーム切手など、バラエティ豊かなラインナップが特徴です。
過去に販売された特殊切手には下記のようなデザインがあり、いずれも数量・期間限定で販売されました。
- アニメキャラクター
- 名所、旧跡
- ワールド
- 花、果物
- 国内の世界遺産
- 地方自治シリーズ
- 仏像、古美術
- イベントもの
普通切手は1枚から購入できますが、特殊切手は性質上5枚~10枚綴りのセット販売です。実用的ではありますが、コレクション色が強いものが多いといえるでしょう。
なお特殊切手は年度ごとに多くの種類が販売されています。2023年度はG7広島サミット記念切手をはじめとした30種類もの切手シートが発売されました。
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旧デザイン、旧価格の切手も使えるの?
郵便料金の改定やデザインの変更によって、古くなってしまった切手が家の引き出しや机の中から出てきた、ということもあるかもしれません。旧デザインや旧価格の切手だと使えないと思う人もいますが、実は通常の切手と同様に使用することができます。
基本的に、切手に有効期限といったルールはありません。そのため、何十年も前に発行された切手であっても、問題なく使えるのです。ただし、古切手1枚では現行の運賃を満たさない場合があるため注意しなければなりません。不足する場合は現在販売されている切手と組み合わせて料金を調整し、投函しましょう。
余った切手の使い道
大量に買ったものの、余ってしまって使わなくなった切手を持っている方も多いのではないでしょうか。郵便局でも現金での払い戻しには対応しておらず、自宅や会社で保管しておくケースがほとんどかもしれません。
しかし余った切手は、官製はがきや年賀はがきの「書き損じ」と同様に、手数料はかかるものの別商品に交換することが可能です。交換できる商品は下記のようなものがあります。通常切手も特殊切手も共通です。
- 通常切手
- 郵便はがき(くじ引番号が付いていないもの)
- 郵便書簡
- レターパック封筒やスマートレター封筒といった特定封筒
ただし、交換の際には手数料がかかることも覚えておきましょう。1回あたり交換してほしい枚数が100枚以上か、切手の金額が10円以上かによって料金が変わります。こちらも2024年10月1日以降、料金が変更になるので注意が必要です。
改定前 | 改定後 | ||
100枚未満 | 切手の金額が10円未満 | 切手の金額の半額 | |
切手の金額が10円以上 | 5円 | 6円 | |
100枚以上 | 切手の金額が10円未満 | 10円 | 13円 |
切手の金額が10円以上 |
切手や官製はがき、オークション商品などの発送にも使えるレターパックに交換できるのは、使い方次第では便利と感じる人も多いでしょう。もし大量に切手が余っていてコレクターでもない、という方は交換する選択肢を考えても良いかもしれません。
郵便などで何かと使う切手ですが、実用的な用途だけでなく、コレクションとしても広く親しまれています。とはいえ手軽に手に入る普通切手の場合、そう数多く保管しておいても持て余してしまうでしょう。切手を買いすぎてしまったら、別の商品にも交換することも可能です。自宅に眠っている切手を見つけたときも、交換をうまく活用してみてはいかがでしょうか。
このテーマに関する気になるポイント!
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普通切手は何種類ある?
2024年9月現在、16種が販売されています。
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古い切手は使える?
切手に有効期限はないため、運賃を満たしていれば使えます。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
古い切手でも運賃を正しくすれば使うことができるのね!