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つらい肩こりをどうにかしたい!肩こりの原因や解消法を伝授
肩周辺の筋肉における血流が悪くなることで起こる肩こり。ストレスや眼精疲労などが原因と考えられています。ここでは予防するにはどうすればいいのか、解消にはどんなストレッチがいいかなど紹介します。
肩こりとは何か
多くの人が感じている肩こりですが、具体的にはどういったものなのでしょうか。症状として感じるのは、肩や首のあたりの重苦しさ、こわばった感じ、痛みや不快感などがあります。原因として言われているのは、筋肉の緊張が続くことで部分的に血液の循環が悪くなるということです。首・肩・背中にある僧帽筋という筋肉で循環障害が起こると、酸素や栄養が届きにくくなります。筋肉には疲労物質が貯まり、それが刺激となって肩に痛みや不快感を引き起こすという仕組みです。
肩こりを感じているのは、男性よりも女性に多いというデータがあります。厚生労働省が公表した、平成28年国民生活基礎調査の概況では、世帯員の健康状況として、自覚症状の状況を調べています。性別でみた有訴者率の上位5症状をみると、女性でトップになっているのが肩こりです。人口千人当たり、117.5人となっています。男性の1位は腰痛でした。
パソコンやスマートフォンの使用が増え、日本以外でも肩こりについて語られることが増えているようです。ちなみに英語では肩こりのことを、stiff neck(硬い首)・tight shoulders(硬い肩)・neck pain(首の痛み)などと言います。
肩こりを引き起こす原因と、その予防策は
首や肩の筋肉が緊張することで起こる肩こり。それを引き起こしているものは何なのでしょうか。日常生活の中にもいくつかの原因があるようです。
パソコンの使用やデスクワークなど集中力が必要な細かい作業では、同じ姿勢が続きます。頭の重さは約5kg。それを支える首や肩には大きな負担がかかっています。作業中は首を前に突き出す姿勢になり、両肩も前にすぼめる形で固まっているのではないでしょうか。頭の重みを支える首や肩の筋肉が固まって、肩こりになります。
予防策としては、同じ姿勢を続けないよう気をつけることが挙げられます。仕事中でも同じ姿勢が続いていることに気づいたら、首や肩の緊張を解いてあげることが必要です。ゆっくりと首を後方へそらしてみたり、肩や首を回してみたりすると、肩こりの予防になるでしょう。座りっぱなしの場合も、1時間に1度は立ち上がって運動をすると、全身の血流が回復して筋肉が固まるのを防げます。
パソコンやスマートフォンの利用では、眼精疲労も肩こりの原因となります。細かい文字を見つめ続けると、目やその周りの筋肉が緊張し、同時に首や肩の筋肉にも緊張を引き起こしています。保険や投資信託の説明を読むときなどにも感じるのではないでしょうか。ときどき目を閉じたり遠くを眺めたり、こめかみをマッサージしたりして目を休めることが重要です。画面のスクロールも目に疲労を与えるため、画面を動かすときには目をそらすというのも、肩こりを予防するコツとなっています。
また、ストレスも肩こりの原因と言われています。気分が落ち込んだりストレスが溜まったりすると、運動など体を動かすのが面倒になってしまいます。それが筋肉の血流を減らし、肩こりにつながっているようです。散歩やウォーキングでは大きく腕を振るなどすれば、筋肉がポンプの役割をして血流が回復します。気分転換にもなり、肩こりの予防にもなるでしょう。
女性に多いと言われる冷え性の症状にも、肩こりが含まれています。その場合、入浴はシャワーでなく、浴槽につかることで血流が良くなり、症状が改善されると言われています。食事などの生活習慣の改善も効果的です。運動やマッサージも推奨されているので、やはり血液の循環がポイントになります。
デスク・部屋・お風呂で、肩こりにおすすめのストレッチ。病院は何科にかかればいい?
肩こりを解消するために、固まった筋肉に効くストレッチ運動があります。まずは、無意識に力が入っている肩をリラックスさせる運動を紹介しましょう。
最初は、両手を軽く握った状態で、肩をすぼめるようにして耳に近づけていきます。ここは、息を吸いながら行ってください。次に、息を吐きだしながら肩をストンと下ろします。これを10回ほど繰り返すと、肩がラクになります。
肩甲骨周辺の筋肉をほぐすストレッチもあります。まず座った状態で、両手の指の先を左右それぞれの肩につけます。両肘を胸の前でくっつけるようにすると、背中が開くような感じになるでしょう。そして今度は、息を吸いながら両肘を頭の横に上げていきます。息を吐きながら、両肘を背中の方でくっつけるようにしながら下ろしていくと、胸が開くような感じになります。このようにひじを回す運動を10回繰り返すと、肩こりに効果的です。反対回しもあります。
肩こりがつらい場合、病院に行くことも一つの選択肢です。病院の場合は、整形外科が良いようです。肩こりの症状でも、頚椎ヘルニアなどの病気の可能性もあります。整形外科なら、レントゲンやMRI検査などを行った上で診断してもらえます。接骨院や整骨院では、柔道整復師や鍼灸師といった国家資格を保有する人がマッサージや鍼灸治療などを行っています。健康保険の給付対象となるもの、ならないものがあるので注意が必要です。ほかにも整体院やマッサージ店など、状態に応じて利用が可能です。
また、肩こりに効く湿布をドラッグストアなどで購入した場合、セルフメディケーション税制の対象となっているものがあります。一定の条件を満たすことで、医療費控除の特例として所得控除を受けられるかもしれません。確定申告すれば、節税につながるでしょう。
肩こりに悩まされていると、これからの人生やお金について考えるときも気が重くなってしまうことがあります。予防策やストレッチなどを続けることで、少しでも肩を軽くしたいもの。首や肩の周りがスッキリすれば、心にも良い影響があるでしょう。ライフプランやマネープランについても、前向きなアイディアが出るかもしれません。肩こりの予防法と解消法をぜひ試してみてください。
参考サイト
・厚生労働省|平成28年 国民生活基礎調査の概況 2019.7.19
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/16.pdf
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