新元号「令和」の記念硬貨が欲しい!販売時期や入手方法について解説

リリース日:2019/07/09 更新日:2019/07/09

元号が令和に変わったことで、令和の文字が入った硬貨を手に入れたいと思う人も多いでしょう。ここでは、造幣局が販売する硬貨セットの入手方法を解説しています。また、これまでに発行された記念硬貨の歴史も振り返っています。

新元号「令和」の記念硬貨が欲しい!販売時期や入手方法について解説

もくじ

・そもそも記念硬貨って何?

・いつ、どこで買えるの?

・これまで発行された記念硬貨

そもそも記念硬貨って何?

そもそも記念硬貨って何?

記念硬貨は、記念貨幣の一つです。記念貨幣は世界中で発行されていて、国家的な行事や出来事を記念するために作られます。例えばヨーロッパの王国では、国王の即位や皇太子の婚儀などが発行の理由となります。日本でも天皇の即位や、長期の在位を記念した硬貨があり、見たことがある人も多いでしょう。ほかにもオリンピックやワールドカップ、万国博覧会の開催などでも、記念硬貨や紙幣が発行されています。

 

今回の改元では、令和の文字が入った硬貨を記念として手に入れたいと考えている人も多いでしょう。記念硬貨は、普段使っている十円玉や百円玉といった硬貨が未使用の状態でケースに入って、ミントセットとして販売されています。硬貨は流通するのを待っていれば、いつか手に入るものです。しかし、令和元年の記念として所有したい場合は、ミントセットを購入するのが良いかもしれません。

いつ、どこで買えるの?

いつ、どこで買えるの?

日本で流通している硬貨は、造幣局(独立行政法人造幣局)で製造されています。流通は日本銀行が担っていて、ミントセットが出回るタイミングとは異なるようです。令和の文字が入った硬貨の製作は、まず金型を作ることから始まり、それだけで2カ月半ほどの時間が必要と言われています。ちなみに、一万円札などの紙幣には製造年の記載はありません。

 

ミントセットが手に入るのは、インターネットを利用した造幣局オンラインショップや、大阪・さいたま・広島に開設されている造幣局ミントショップなどです。通信販売予定を確認すると、令和元年銘ミントセットは、令和元年8月頃に受付が開始される予定となっています。改元で注目が集まっているため、早めのチェックが必要になるでしょう。

 

前回の平成31年銘ミントセットも、平成最後ということで人気が高く、通信販売での申し込みは既に終了しています。セット内容は平成31年銘の未使用の五百円から一円まで6種類の通常貨幣です。それに加えて、干支の亥にちなんで猪と“己亥(つちのとい)”の文字がデザインされた、丹銅製年銘板(製造年入りのメダル)1枚がケースに入っています。販売価格は、消費税・送料込みで2,000円でした。ミントセットの販売は、昭和50年から始まっています。もともと、通常貨幣セットという名前だったのですが、平成10年銘からミントセットに改称されました。

 

貨幣セットには、ミントセットのほかにプルーフ貨幣セットもあります。プルーフ貨幣セットでは、名前のとおりプルーフ貨幣を手に入れることが可能です。プルーフ貨幣いうのは、特殊な技術により表面に光沢を持たせていて、模様が鮮明に浮き出るものです。特製革ケースに収納され、平成31年銘通常プルーフ貨幣セット(年銘板有)の場合、7,714円(消費税・送料込)という価格になっていました。記念として保存したり飾ったりする用途では、より価値が高いと言えるでしょう。申し込みが多い場合は、抽選になるようです。

これまで発行された記念硬貨

これまで発行された記念硬貨

日本では、これまでに多くの記念硬貨が発行されています。オリンピックや万博、天皇陛下の御即位など、国を挙げた行事の記念となっています。1964年(昭和39年)に発行された、東京オリンピック記念貨幣は、日本で最初の記念貨幣です。

 

第18回夏季オリンピック東京大会は、1964年(昭和39年)10月10日から開催されました。日本では、初めての開催です。当時は、高度経済成長の真っただ中でもありました。発行されたのは、東京オリンピック記念千円銀貨幣と、東京オリンピック記念百円銀貨幣。千円銀貨幣は、表に日本の象徴である富士山と国花の桜をあしらったデザインが施されています。百円銀貨幣に採用されているのは、聖火台の上に五輪マークを配した図柄です。

 

記念貨幣の引き換えは、大会の直前から金融機関窓口での両替という形で行われました。長蛇の列ができ、すぐに品切れという状況で、プレミアつきで貨幣商が販売していたほどだったそうです。これをきっかけに記念貨幣の発行がつづき、日本での貨幣収集ブームが始まったと言われています。

 

1970年(昭和45年)には、日本万国博覧会記念百円白銅貨幣が発行されました。表には葛飾北斎の富嶽三十六景の一つ「赤富士」、裏には地球を背景としたシンボルマークがデザインされています。日本万国博覧会は日本で初めて、アジアで初めてという記念すべきイベントで、1970年3月15日から9月13日まで、183日間にわたって大阪府で開催されています。

 

天皇陛下御即位記念としては、天皇陛下御即位記念五百円白銅貨幣が1990年(平成2年)、天皇陛下御即位記念十万円金貨幣が1991年(平成3年)に発行されました。昭和天皇が崩御されたのは、1989年(昭和64年)1月7日です。これに伴い、皇太子明仁親王が第125代天皇に即位されることになります。日本国憲法および現皇室典範下では、初めての即位です。その翌日が平成元年1月8日となり、平成の時代が始まったのです。

 

こうして記念硬貨の歴史を見ると、高度経済成長期から令和の始まりまで、日本の長い道のりを見渡すことができます。特に硬貨や紙幣といった貨幣は、記念品としての役割も見逃せません。令和元年のミントセットを手に入れることで、美しい硬貨とともに時代の記憶を残すことができるでしょう。

黒川ヤスヒト
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(AFP)
黒川ヤスヒト

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

証券会社でリテール営業を経験し、AFP資格を取得。現在ライターとして、パーソナルファイナンスに関する情報の発信を手がけています。 関心分野は、ライフプランに関する意識調査や最新の金融商品・サービスなど。

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