・ぽっこりお腹の原因とは

・ぽっこりお腹を解決するには

・ぽっこりお腹を補正するグッズ

・ぽっこりお腹を解消する漢方をご紹介

そもそも、お腹だけがぽっこり出てしまうぽっこりお腹の原因には、次のようなものがあります。自分がどれに当てはまるのか、考えてみましょう。

・便秘

お通じがスムーズでないと、それだけでぽっこりお腹になってしまいます。毎日決まった時間にほどよい硬さの便が出るのが理想。便通に問題を抱えている人は、ぽっこりお腹解消だけでなく健康のためにも、生活習慣を見直してみましょう。

・運動不足

これは、単純に「運動不足だと太る」というだけでなく、「筋肉がついていないとボディラインが引き締まらない」という意味でもあります。見た目の美しさをキープすることを目指すのであれば、適度な運動は必須です。運動不足の自覚がある人は、意識して体を動かすようにしましょう。

・内臓の位置が下がっている

骨盤がゆがんでいたり、腹筋が足りなかったりすると、内臓の位置がだんだんと下がっていくことがあります。そうすると、下腹部がぽっこり出てしまうのです。

これ以外にも、年齢を重ねることによる代謝の低下や食べすぎ・飲みすぎ、内臓脂肪の増加などによってぽっこりお腹になります。いくつかの要因が重なることでお腹が出ていることもありますから、ひとつひとつ原因を消していくことが大切です。

ぽっこりお腹を解決する方法は、「食事」「運動」「血行の改善」です。当たり前のことばかりですが、やり方を間違えたり、途中で「今日はいいや」と投げやりになってしまったりすると、望んだ通りの効果は得られません。ここでは、特に「運動」と「血行の改善」に焦点をあてて、おすすめのエクササイズをご紹介します。

・ストレッチ

ストレッチは、血行の改善という意味でも、体を動かすという意味でもおすすめです。お腹だけでなく、全身をゆっくり伸ばしてみましょう。勢いをつけて無理に伸ばすのではなく、じわじわと負荷をかけていくのがポイントです。

また、ストレッチとは少し違いますが、姿勢を正しくキープするだけでも効果があります。毎日のデスクワークの最中、背中を丸めてしまっていませんか？道を歩くときやパソコンに向かっているとき、姿勢を意識して腹筋に力をいれるようにしてみましょう。

・筋トレ

筋トレをして筋肉をつけることで、お腹周りをすっきりさせたり、便秘を解消させたりする効果が期待できます。腰をぐるぐる左右に回すなど、お腹をねじる動きの入ったトレーニングをしてみましょう。

・ヨガ

ヨガは、血行改善やリラックス、姿勢の改善、肩こりの解消、ぽっこりお腹の解消、運動不足の解消と、さまざまな問題を解決してくれる魅力的なものです。一度もしたことがないという人にはハードルが高く感じられるかもしれませんが、体験教室などにぜひ一度足を運んでみてください。

ぽっこりお腹を解消するためには、長期的な生活習慣の改善が必要です。しかし、「今すぐお腹をへこませたい」ということもあるでしょう。そういうときは、お腹のボディラインを補正してくれるアイテムが役立ちます。

ぽっこりお腹の補正アイテムには二つのタイプがあります。ウエストだけのウエストニッパータイプと、骨盤周りからお腹までをサポートしてくれるハイウエストガードルタイプです。どちらもお腹周りを押さえてくれることに変わりはありませんが、ウエストニッパーは、商品によっては動いているうちに上下にずれてしまってお腹周りに固定されないものもあります。自分の体形にあったものを選びましょう。

また、こうした補正グッズはきつめにできているため、小さいサイズを選ぶと血流が悪くなってしまう恐れもあります。あまり無理をしないように、体調と相談しながら利用しましょう。

漢方薬の中には、ぽっこりお腹に効果を発揮してくれるものもあります。ツムラの漢方薬の中から、ぽっこりお腹に関連性が高いものをいくつかご紹介します。

・防風通聖散（ぼうふうつうしょうさん）

便秘がちで皮下脂肪が多い人の諸症状を対象とした漢方薬です。

・桃核承気湯（とうかくじょうきとう）

生理痛やのぼせなどの症状があって、便秘がちな人に。

・大柴胡湯（だいさいことう）

ストレスがあって、肥満ぎみ、便秘ぎみの人に。

・防已黄耆湯（ぼういおうぎとう）

水太りでむくみやすい人に処方される漢方薬です。

漢方は、体質を改善させることで効果を発揮させるものです。そのため、効き目は比較的ゆるやかですが、薬であることに変わりありません。利用する際は、医師や薬剤師からアドバイスをもらって、自分の体質に合ったものを選びましょう。