「女性の転職は30歳まで」ってホント?現代女性の転職事情

リリース日:2019/01/21 更新日:2019/01/21

入社直後は必死で働いていても、だんだんと「このままでいいのかな」という気持ちが募り、転職を考え始めるというのは、よくあることです。しかし「女性の転職は30歳まで」などと言われることもあります。今から転職をしようとしても、無理なのではと不安に感じる人もいるでしょう。これは本当に事実なのか、女性の転職事情についてご説明します。

「女性の転職は30歳まで」ってホント?現代女性の転職事情

もくじ

・30代女性の転職事情

・数年以内に結婚・出産を考えている場合は転職すべき? 

・20代のうちにすべきこと、考えるべきこと

30代女性の転職事情

30代女性の転職事情

「一度採用されたら生涯同じ会社に勤め続ける」という終身雇用制度は、すでに過去のものとなりました。現代において、転職は特別なものではなくなっています。また、仕事をするうえでの男女差も年々少なくなりました。

 

こうした時代の流れのなかにあって、「女性の転職は30歳まで」という考え方だけが残っているのは不自然でしょう。女性であれ男性であれ、何歳まででないと絶対に転職ができない、ということはありません。もちろん「60歳でまったくの異業種に転職したい」というのは難しいことです。

 

しかし、これには新しいことを教えるのが困難、定年までの時間が短いといった明確な理由があります。男女によって違いがあったり、理由もなく年齢を区切ったりしているものではありません。

 

昨今は「キャリアアップのための転職」について耳にすることも増えました。いろいろな会社で経験を積むことで、よりスキルを磨いたり、高年収を狙ったりするという考え方を指し、若い世代やベンチャー企業などの新しい企業のなかで広まりつつあります。

 

とはいえ、実際に転職をした人が以前よりも必ず高年収になっているかと言うと、そうとは限りません。転職の目的には、いろいろな理由があります。一概にキャリアアップのために転職を目指すわけではないでしょう。

 

「今の仕事にやりがいを感じられない」「残業が多すぎてつらい」「出産や育児に対する理解が低い」など、今の会社への不満から転職する方もいます。年収以外が不満の理由になっている場合、たとえ年収が下がっても、抱えていた問題が解決されれば「成功した転職」と言えるのではないでしょうか。

数年以内に結婚・出産を考えている場合は転職すべき? 

数年以内に結婚・出産を考えている場合は転職すべき? 

数年以内の結婚や出産を考えている場合、転職をどうとらえますか?結婚・出産も転職も、大きな人生の転機ですから、完全に切り離すことはできません。転職にポジティブな人は、次のような理由を抱いていると考えられます。

 

・結婚、出産を考えたときに制度が整っている会社に転職しておきたい

・結婚、出産直後の転職は難しいため、まず転職して基盤を固めておきたい

 

一方、転職に対するネガティブな要素には次のようなものがあります。

 

・転職した直後に結婚、出産による長期休暇を取ると迷惑をかけてしまう

 

特に出産に関しては、育児休業と合わせて年単位で休み、その後も時短で働くことになると、周囲の協力が必要不可欠です。ほとんど仕事をしないまま長期の休みに入るのは、気が引けるという人は少なくないでしょう。

 

さらに企業によっては、申し出時点で1年以上働いていない場合、育児休業の取得ができないケースもあります。育児休業給付金についても、過去2年間で11日以上働いた月が12カ月以上なければ、もらうことができません(失業保険を受け取っていなければ、前職での加入実績を通算することが可能)。

 

出産を希望している方の転職は、このようにメリットもデメリットもあり、慎重に考える必要があるでしょう。「子どもが欲しいけれど転職をする」と決めた方でも、面接などで「子どもが欲しい」ということを前面に出してやりとりをするのは、あまりおすすめできません。「今すぐでなくても、いつか欲しい」という程度にしておいたほうが、企業側の印象はよくなるでしょう。

 

なお、結婚後も変わらずに働く予定であれば、結婚を控えている場合の転職についてはそれほど深刻に考える必要はありません。

20代のうちにすべきこと、考えるべきこと

20代のうちにすべきこと、考えるべきこと

30歳を過ぎてから転職する場合、「企業側が何を望んでいるのか」を意識した転職活動をする必要があります。新卒で入社したとして、30歳時点ではすでに8年のキャリアがあるということ。「その間に何を行い、どんなスキルを持っているのか」を明確にできなければ、転職の成功は難しいでしょう。

 

そのためには20代のうちから、将来を見据えた働き方をするとともに、スキルを高められる仕事に積極的にチャレンジすることが大切です。たとえば30歳の時点で「前職は事務でした」というだけの人と、「チームマネージャーとして、○○というプロジェクトを成功させました」という人では、後者のほうが当然「スキルが高い」と感じさせます。

 

もちろん、どのような業種を目指すかによっても変わってきますが、「専門性が高く、さまざまな経験を持っている人がより好条件での転職ができる」というのは言うまでもないでしょう。もし「自分は単純なデスクワークだから、スキルアップの機会がない」と感じているなら、社外でのセミナーを受けたり、資格取得を目指したりして、自分のなかに得意分野を作ってみてください。

 

有利な転職をするためには、20代のうちからキャリアを意識して自ら動いていく行動力や発信力、PR力が必要です。いざというとき、積極的に自身をアピールできるようにしておきましょう。

平林恵子
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー
平林恵子

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

人事労務関係の仕事からライターへ転身。経験を活かしてコラム執筆を行っています。2017年、見識を深めるためにFPの資格を取得しました。税金や給与計算などに詳しくない方にもわかりやすい解説を心がけています。

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