・最近のランキングの傾向とは

・戦後すぐのお名前ランキング

・ベビーブームのお名前ランキング

・バブル時代のお名前ランキング

・バブルがはじけた時代のお名前ランキング

・願いを込めた名付けの後には、「子どものためのお金」の準備

一番新しい、2018年のお名前ランキングは以下の通りとなっています。

1位　結月

2位　結愛

3位　結菜

4位　杏

5位　さくら・凛

7位　芽依・葵

9位　紬

10位　莉子・陽菜・美月

「結」という文字が1位から3位までのすべてに入っていることがわかりますね。「縁」や「絆」を大切にする子になってほしいという気持ちが強くなっていると考えられます。一時期に見られた非常に難解な読み方のお名前や、個性の強いお名前は減り、代わりに、「さくら」や「葵」「紬」など、和のテイストを感じる字を使ったお名前が多くランキング入りしています。

さて、それでは戦後すぐの時代はどんなお名前が多かったのでしょうか。1946年のランキングを見てみましょう。

1位　和子

2位　幸子

3位　洋子

4位　美智子

5位　節子

6位　弘子

7位　京子

8位　悦子

9位　恵子

10位　美代子

1位から10位のすべてが「子」で終わるお名前です。「和」という文字が入った「和子」が1位になっているというところに、戦後の空気を感じます。また、「幸」「悦」「恵」など、苦労のない毎日を過ごせるようにという思いも感じるランキングです。3位に、海を意味することから海外を連想させる「洋」の文字を使った「洋子」がランクインしているのも注目すべき点でしょう。

一時的に出生率が急上昇することを「ベビーブーム」と呼びます。日本では2度起こっていて、1947年〜1949年が第1次ベビーブーム、1971年～1974年が第2次ベビーブームです。ここでは、戦後からしばらく経った後の第2次ベビーブームである、1973年のランキングを見てみます。

1位　陽子

2位　裕子

3位　真由美

4位　智子

5位　純子

6位　恵美

7位　香織

8位　恵

9位　美穂

10位　美香

1位、2位は「子」の付くお名前ですが、3位に「真由美」が登場したほか、「恵美」や「香織」「恵」など、「子」で終わるお名前以外のお名前が多数ランキング入りしています。使われている漢字は、「陽」「美」「智」「純」「香」など、女性としての品格や魅力の高さを感じさせる文字が増えている傾向です。不自由なく幸せに生きていくことだけを願うのではなく、女性としての人生を充実させ、謳歌できるようにという願いが伝わってきますよね！

バブルとは、1986年12月から1991年2月までの好景気な時代のことをいいます。しかしその好景気はバブル（泡）のように実態のないものだったことから、「バブル時代」「バブル景気」などと呼ばれることになりました。この頃に生まれた女の子には、どんなお名前が付けられたのでしょうか。バブルが始まって少しした後、1988年のランキングを見てみましょう。

1位　愛

2位　彩

3位　美穂

4位　麻衣

5位　沙織

6位　舞

7位　麻美

8位　愛美

9位　恵

10位　香織

一文字のお名前が非常に多くなっていることがわかります。また、「愛」「彩」「美」「舞」など、きらびやかで華やかな漢字が多く使われていることも特徴だといえるでしょう。バブル景気真っただ中の空気を感じさせる、美麗なお名前が多く見られます。

子どもが将来幸せに暮らすためには、名づけに願いを込めるとともに、お金で苦労をさせないことも大切です。特に現代は将来に不安を感じる若者が多いといわれています。学資保険やジュニアNISAなどで、子どもの将来のための資金づくりをしておきましょう。必要になったときに、必要なお金をしっかり準備してあげられることも、子どもの将来のためにとても大切なことなのです。

学資保険やジュニアNISAについては過去の記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください。