・そもそも不労所得とは

・資産を使って不労所得を得る方法

・才能を活かして不労所得を得る方法

・はじめてでも挑戦しやすい不労所得はシェアビジネス

不労所得とは、その名前が示すとおり「働かなくても入ってくるお金」のことです。会社に行ったり何らかの作業をしたりしなくても、継続的にお金が入ってくる状態を指します。気軽にスタートできるものから本気のビジネスとして取り組まないと難しいものまで、レベル感はさまざまです。会社員が副業として行えるものもあり、給料プラスアルファの収入源を確保できます。

まず紹介するのは、資産を保有して不労所得を得る方法です。初期投資の金額や許容できるリスクの大きさによって、選びたい資産の種類が変わってきます。

・不動産投資

マンションやアパート、一軒家などを保有して家賃収入を受け取ります。メリットは、10年や20年と長期スパンの不労所得が期待できるところです。経営が軌道に乗れば、オーナー業だけで生計を立てることもできます。デメリットは、失敗したときに失うものが大きいことです。不動産投資の失敗で自己破産する人もなかにはいます。

・株式投資

上場企業の株式を保有して、配当をもらう方法です。配当金は1株あたり50円など企業が決めた方針に従って、株数に応じた金額が配分されます。有名企業の経営者になると、自分の会社の配当だけで100億円を超える収入にもなるほどです。株式投資なら、不動産投資ほどまとまった資金がなくても、不労所得をねらえます。

ただし、投資資金が少なかったら期待される収入も低くなるのは当然です。また、業績が思わしくない場合は金額が変わることがあって、未来永劫の収入を約束できるものではありません。

・投資信託

投資信託を購入して、配当をもらう方法です。毎月分配型・年1回配当型など、商品ごとに設定された配当方針に従って、運用成果の分け前をもらえます。株式投資同様に無配・減配となるリスクが伴うことには注意しましょう。

インターネットサービスを活用すれば、才能を活かした副業が可能です。プロの作曲家や小説家ほどまとまった収入にはならなくても、気軽に稼げるチャンスはあります。

・著作権ビジネス

写真やイラストを売買できるインターネットサービスに作品を登録、お金に変える方法です。作品を作るところは大変ですが、元手0円で挑戦できるところがメリットでしょう。デメリットは、稼げる人ばかりではないことです。作品が売れなかったら収入は得られず、苦労だけして不労所得にならないケースもあります。

・アフィリエイト

コスメやファッション、資産運用などテーマに沿ったブログを作り、広告媒体になることで所得を得ます。たとえば「この化粧水がお気に入り。使ってみてください」といった記事を書き、見た人が商品を買ってくれたらお金がもらえる仕組みです。著作権ビジネス同様に初期費用はいらないものの、収入が0円で終わってしまうリスクがあります。

ここまで見てきて、どれも難しそうと感じた人もいるのではないでしょうか。そんな人のため、はじめてでも挑戦しやすいシェアビジネスで不労所得を得る方法を紹介します。シェアビジネスとは、使っていない空間やモノを誰かにシェアして、お金を得るビジネスです。

「こんなものまでお金になるの？」というような最新型の不労所得を見てみましょう。

・シェア物置

自宅の空きスペースを物置として貸し出し、所得を得る方法です。スペースを借りたい人・貸したい人をつなぐマッチングサイトに登録を行い、希望者とのやり取りで料金や期間を決定します。自宅に使っていない部屋がある・物置に余裕があるといった人なら、初期投資不要で不労所得を得られるところがメリットです。

デメリットとしては、他人の荷物を預かることに抵抗を感じる人には不向きなこと・需要がないエリアだと収入につながらないことなどがあげられます。

・駐車場シェア

駐車場を1日単位や時間単位で貸し出して、所得を得る方法です。夫婦2台分の駐車スペースを作ったものの1台分は使っていない・午前中は使わないので貸し出したいといった人なら、リスクをとらずに不労所得をねらえます。コンサートやイベント会場、観光スポットの周辺に住んでいる人にチャンスの大きいビジネスでしょう。

・ブランドバッグの貸し出し

利用機会がないブランドバッグをレンタル業者に預けてお金を稼ぐ方法です。借りたい人が見つかると、貸出料金が支払われます。ブランドバッグを売ってしまえば1回限りの収入ですが、レンタルなら継続的な不労所得にできるところがメリットです。ただ、どちらの利益が大きくなるかは判断に迷うところ。持っているアイテムに対する需要の多さや売却予想価格を比較したうえで、冷静な判断が必要です。