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節約にはしっかりしたお金の管理が肝心。何のための「節約」?
将来を考えて節約しなければと、貯金を始めては挫折を繰り返している方も多いはず。そもそも具体的には何のための節約か、考えたことはあるでしょうか。多くの人は、漠然とした不安からなんとなく節約しているかもしれません。しかし目的をはっきりさせない限り、節約を継続することは難しいでしょう。
もくじ
・漠然とじゃ続かない、何のための「節約」?
・1,000万円貯めるには1万円の積み重ね!
・用途ごとにお金の居場所を分ける
・口座を分ける、アプリを使う…管理上手のやり方に学べ
漠然とじゃ続かない、何のための「節約」?
節約においては、日常的なちょっとした工夫や我慢が必要になります。はじめは意識できていても、徐々にその工夫や我慢が面倒になってしまう方も多いもの。この場合、節約の目的を設定していないことが挫折の一因になります。誰しも見えないゴールに向かって頑張ることは難しいでしょう。
例えば将来の結婚資金、子どもの教育資金、もしくは老後のために必要な費用など、貯金の目的を考えてみてください。我慢が必要な場面であっても、節約に明確な目的があれば苦になりません。ダラダラとルーズな金銭管理をしているという人は、目標を設けることで節約のモチベーションになります。
1,000万円貯めるには1万円の積み重ね!
節約とは単純に、支出を減らすことではありません。節約したとしても医療費など、どうしても出費が必要になることもあるでしょう。大切なのは金銭管理にメリハリをつけて、資金をコントロールすることです。
節約のためには計画性が不可欠。計画的にお金を貯めるなら先取貯蓄を始めましょう。生活費の残ったお金を貯蓄に回すという方法だと、月によっては全く余裕がなく、うまく溜まっていきません。それよりも月々に貯めるお金を決めて、先取りしておくのがベターです。
1,000万円貯金するというと途方もないように感じられますが、大きな貯金も手元の1万円を貯めることからスタートさせます。お給料日に1万円を出金し、貯金用の別口座に移しておきます。もちろんこの口座のお金は、自分で設定した目標達成のため以外には使いません。
ボーナスの出た月には増額させるなどして、コツコツ貯めていきましょう。ボーナスから年間で10万円を上乗せしていけば、金利0.1%としても30年で670万円弱が貯まる計算になります。同様の金利で年間20万円の上乗せなら、30年後には971万円。毎月積み立てることで着実にお金は貯まります。「1,000万円なんて道のりが遠い」と感じるなら、月々1,000円~の先取りで100万円を目指すことから始めてみましょう。
用途ごとにお金の居場所を分ける
出費をコントロールするには、お金をどのように使っているかを把握することが大切です。支出を把握するために簡単な方法が、出費ごとに封筒や財布を分けて管理すること。その月の初めになったら1ヶ月の生活費を引き出して、あらかじめ食品や日用品、レジャーなどに分けていきます。あまり細かく分類すると管理が面倒になって続かないため、4つ程度に分けるようにしてください。あとは分けられた資金で生活します。
出費をあらかじめ分けておくと、自分が何に、どの程度お金をかけているか把握することができます。生活費が足りなくなるたびにコンビニATMで引き出ししていると、生活費にいくら支出しているのかわからなくなるためNG。あらかじめ分けておけば、自分がどの程度の出費をしているかがより明確化できるようになります。
月の出費を把握したら次はその出費が消費、あるいは浪費なのか、それとも投資なのかを考えてみましょう。消費は生活に必要な支出、住居費や食費、水道光熱費など生きていくうえで必ずかかる費用を言います。一方で浪費は、簡単に言ってしまうと無駄遣い。コンビニでついついお菓子や雑誌を買ってしまう、似たような服を買ってしまったなんて支出は浪費に該当します。
積極的に増やすことを考えたいのは投資です。投資は将来のためのお金。株式を購入したり、資格取得のためにセミナーに通ったりするためのお金です。支出を減らすだけが節約ではありません。必要な場面で必要なだけのお金を使って、無駄な支出は減らすようなメリハリがあるお金の使い方を覚えましょう。
口座を分ける、アプリを使う…管理上手のやり方に学べ
いざ節約しようと思っても、きちんと管理できるか不安という悩みも多く聞かれます。上手な管理のためのポイントは、目的別にお金を振り分けること。ここでは節約をする際に知っておきたい、簡単なお金の管理方法を3つご紹介します。
・銀行口座で分ける方法
多くの方がまずイメージするであろう王道が、貯金用の口座を別に作る方法です。貯金用の口座に入れたお金は使わないと決め、さらに月末まで使わなかったお金はどんどん貯金用の口座に移していきます。
また給料日に振込用の口座に入ったお金を、予算に合わせて支払い口座・貯蓄口座に振り分けるという方法もあります。毎月複数の口座に振り分けるのが面倒という人は、銀行の自動入金サービスなども利用してみてください。
・お金を引き出して封筒で管理する方法
節約初心者でも簡単なのは、お金をまとめて引き出してしまって、費目別の財布や封筒で管理する方法です。これもお金を物理的に動かしているだけで、通帳を分ける方法と目的は同じです。使わなかった生活費は貯蓄用の封筒に移すようにしましょう。
・家計アプリを使う方法
仕事や家事で忙しくて、なかなか節約のための時間をとれないという人におすすめなのが、家計簿アプリです。支出を自動的に計算してくれたり、月ごとに自動で家計簿をつけてくれたりと、面倒な作業をすべてお任せできるアプリも少なくありません。スマホやタブレットを使って家計管理をするため、スキマ時間に操作できるのもメリットです。
家計簿アプリのなかにはクレジットカードと連動して自動記入されるものや、費目の設定が可能なものもあります。過去に手書きの家計簿を買って、3日坊主になってしまった面倒くさがり屋な方も続けやすいでしょう。節約は今日や明日で成果が出るものではなく、長期的な継続が必要です。アプリを活用するなどして、家計管理を続けやすい工夫をしてみてください。
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