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ブラックフライデー2018年予測。日本とアメリカの比較情報
肌寒くなるとクリスマスや年末の雰囲気も高まります。しかしその前に、忘れてはいけない大イベントがあることをご存知でしょうか。11月の第4金曜日から数日間にわたって訪れる、ブラックフライデー。アメリカを発祥とする、年に一度の大規模セールを言います。
もくじ
・直近ではこんなセールも!ブラックフライデーの実情
・アメリカでは大フィーバーで狂乱騒ぎに
・日本のブラックフライデーとは
・2018年の予測を比較
直近ではこんなセールも!ブラックフライデーの実情
ブラックフライデーという名称は各小売店が黒字、つまりブラックになる金曜日ということで名づけられました。このイベントはアメリカからカナダ、そして日本まで広がっています。今や世界的なイベントとなり、それを目当てに海外旅行に行く人もいるほどです。
ハワイのアラモアナショッピングセンターやラスベガスプレミアムアウトレットなど、観光を兼ねてショッピングなんて、スケールが大きい話だと感じるかもしれません。じつはブラックフライデーは実店舗だけでなく、オンラインショッピングでも開催されています。そのため日本からアメリカのお店にアクセスして、ショッピングを楽しむことも可能です。
最近では日本の小売店やオンラインショッピングサイトも、次々とブラックフライデーに参戦しています。今年のブラックフライデーは11月23日(金)~25日(日)です。気になる商品がある場合は、イベントが開催される予定がないかショップの情報をチェックしておきましょう。店舗によってはセールが早めに開催されていたり、時期がずれていたりすることもあるのでご注意ください。
アメリカでは大フィーバーで狂乱騒ぎに
ブラックフライデーをただのセールと思うのは大きな間違いです。アメリカにおけるブラックフライデーは、国をあげたお祭りといったほうがいいでしょう。デパートやスーパー、家電量販店などがこぞって大幅割引するため、何日も前からお店に並ぶ人もいます。
各店舗のチラシを見比べてどのお店を回るか計画したり、買うものを相談したりと、皆が一様にブラックフライデーを楽しみにしています。日本でいえば、お正月商戦や福袋商戦のようなイメージが近いかもしれません。
それもそのはず、1925年からブラックフライデーの前日にあたる感謝祭には「Macy's Thanksgiving Day Parade」というパレードも開催され、国全体がお祭りムードに染まります。パレードには250万人もの人々が訪れ、セントラルパークは場所取りの人で埋まる人気のイベントです。
一番の見どころはスヌーピーのほか、ポケモンやキティちゃんなど日本からの有名人がモチーフになった巨大バルーン。その賑わいは、日本国総領事館から旅行者に対してテロなどの注意禁忌が行われるほどの混雑ぶりです。ブラックフライデーは、そんなお祭りの余韻を残したまま行われます。
日本のブラックフライデーとは
一方日本でブラックフライデーが浸透し始めたのは、2016年ごろからです。仕掛け人は大手ショッピングモールのイオン。同年に便乗した割引セールを開催したことで、日本におけるブラックフライデーの知名度は一気に上昇しました。
イオンは2016、2017年と連続してセールを行い、衣料品や家電、食料品などさまざまな商品を割引。またブラックにちなんだ商品などを販売するなど、さらなる知名度の上昇をはかっています。
もちろん海外資本のファッションブランドやスポーツブランドも、指をくわえて見ているわけではありません。国内メーカーや小売店などもセールやポイントなどで割引を行ったり、キャンペーンを打ち出したりしています。
2018年の予測を比較
ブラックフライデーは世界で広がりを見せていますが、その認知度や店舗の取り組みは、国ごとで大きく違います。例えばヨーロッパでもブラックフライデーは開催されるものの、アメリカのような熱狂的なお祭り騒ぎは起きません。
あまり値引きされないことも理由ですが、そもそもセールで大騒ぎしてお店に押し寄せたり、安いものを探して駆けまわったりすることを楽しめないという意見もありました。イギリスではクリスマス後に行われるキリスト教由来のセール、ボクシングデーのほうが盛り上がるという声も聞かれ、それぞれの国民性やお国柄があらわれます。
では、日本に近い中国や韓国はどうでしょうか。じつはこれらの国は、日本よりも早くブラックフライデーを導入しています。韓国ではブラックフライデーに参加した企業の売り上げが前年同期比で2割上昇するなど、経済効果があらわれているのも確か。ただしアメリカほどの割引率ではないため、「ただのセールでしかない」という意見も聞かれます。
実際日本では、アメリカのように感謝祭を祝う習慣がないため、ブラックフライデーも浸透しきっていません。しかしブラックフライデーの時期は、クリスマスや年末年始の前で財布の紐も緩みやすくなる時期です。今後ますます、年末商戦への起爆剤としてブラックフライデーを導入する企業も増加していくでしょう。
また大きく伸びると予想されているのが、オンラインショッピングでの売り上げです。本家アメリカでもスマホ、タブレットからの売り上げは飛躍的に上昇しています。共働き世帯が増えて買い物の時間もなかなか取れない現在、ブラックフライデーの主戦場もオンラインに移行すると考えられるでしょう。
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