暗号通貨
ビジネスメール詐欺 大手航空会社も騙されたその手口とは
こんにちは。青山の占い師いけのりです。昨年末、泣く子も黙る国内大手の航空会社がビジネスメールを装った詐欺に引っかかり、3億8,000万円もの大金を騙し取られるというニュースが話題になりました。今回お届けするのは、その急増している「ビジネスメール詐欺」についてです。
ビジネスメール詐欺とは
ビジネスメール詐欺とは、会社の社長や役員といった幹部社員を装ったり、取引先の会社の担当者などになりすましたビジネスメールを送って行われる詐欺の一種です。手法はさまざまですが、企業のメールアカウントを違法にハッキングし、そのアカウントを悪用した「なりすまし詐欺」が多いそうです。いわば、ビジネス版の振り込め詐欺です。
会社の社長や役員といった幹部社員を装っている場合は、何も知らない経理担当などの社員に、海外取引先の口座等へ多額の送金をするように指示したりするメールを送るのがよくある手口だそうです。会社の幹部のお偉い人からの命令だったら聞いてしまいますよね。
また、取引先の会社の担当者などになりすますケースでは、ハッキングした会社のメールアカウントに登録されている取引先に対して、請求書の支払い依頼(振込み口座の変更お知らせとともに…)をメールする手口が、よくある手口だそうです。
拡大するビジネスメール詐欺の被害
ビジネスメール詐欺は世界中で行われており、米連邦捜査局(FBI)による最新の統計では、2013年10月から2016年6月における被害企業の数は約22,000社以上。被害総額はなんと、日本円にして約3,245億円に達しているそうです。
今回のビジネスメール詐欺の手口
報道によると、今回の航空会社がターゲットにされた詐欺の手口は、アメリカの金融会社からリース契約で同社が導入している機体(ボーイング777型)の支払いをめぐって起きたそうで、取引のある金融会社の担当者を装うメールが2017年9月に届き、そのメールには、支払い口座を香港の銀行に変更したと記してあったそうです。送信元のアドレスは、画面表示上、先方の担当者のものと同じだったため、航空会社側は信じて同月末日に約3億6,000万円を送金。
2017年10月、本物の金融会社からの督促で、やり取りしていたメールが詐欺だったということが発覚したそうです。が、しかし後の祭り…振込先の香港の銀行からは既にお金が引き出されていたという。
一部では、社内の稟議をスキップしたために起こったとも言われております。メールだけでほとんどのやり取りが済んでしまう昨今、用心深くいきたいですね。
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