暗号通貨
お金持ち県はどこ?収支や物価指数でリサーチ
自分がお金持ちになれないのは、もしかしたら住んでいる都道府県のせいかも!?収入や貯蓄率、年収に占める支出の割合など、あらゆる角度からみた「お金持ち県」をランキング形式でご紹介します。
収入や貯蓄率でみた場合、最もお金持ちなのは福島県民
総務省統計局「二人以上の世帯の収入・支出(2015年)」のデータによると、1ヶ月あたりの世帯主の収入が最も多いのは愛知県で47万2,300円。東京都が47万1,000円とそれに続くなど、やはり都市部が目立っています。
ところが、1世帯あたりでみると1位となったのは福島県で、63万1,500円。2位が富山県で62万9,600円、3位が香川県で60万9,700円と、地方が上位を占める結果に。このうち、富山県の共働き率が69.08%で全国2位であることを考え合わせると、世帯主の稼ぎが大きい都市部よりも、共働き率の高い地方の方が結果的に収入が多くなることがわかります。
では、貯蓄率はどうかというと、トップの福井県が32.5%とダントツですが、1世帯あたりの収入が最も多い福島県も22.8%と健闘。結果的に、福島県民が月々の収入のうち最も多い金額(143,982円)を貯蓄に回していることになります。
消費支出を抑えるより世帯収入を増やすことがお金持ちへの近道
都道府県別の1ヶ月あたりの消費支出をみると、奈良県が335,000円と最も多いのですが、富山県(6位)や香川県(7位)など、世帯収入や貯蓄率で上位だった県もちらほら。逆に、最も消費支出が少ないのは青森県で226,200円。これに沖縄県、長崎県、秋田県、と東北や九州の各県が続きます。
単純に世帯収入から消費支出を差し引いてみると、次のような結果に。
奈良県 |
557,100円-335,000円=222,100円 |
青森県 |
433,300円-226,200円=207,100円 |
最も消費支出が多い奈良県が、最も消費支出が少ない沖縄県よりも残余額が多くなるという結果に!消費支出を抑えるよりも、世帯収入を増やすことが、金持ちになる上での鍵になるということがわかります。ちなみに、世帯収入から消費支出を差し引いた値が最も多いのは、やはり世帯収入が最も多い福島県で、310,300円でした。
ここを変えたらこの県にもチャンスあるかも!?
統計を見ていて気になったのが兵庫県のケース。実は、1世帯当たりの実収入が全国で2番目に低いにもかかわらず、消費支出に占める食費の割合は28%と多いのが特徴です(全国4位)。つまり、エンゲル係数の値が高いことになります。
総務省統計局「10大費目別消費者物価地域差指数(2013年)」のデータによると、兵庫県の食料品の物価指数は全国平均を上回っています。エンゲル係数は生活水準と直結していると言われますから、県外から安い食材を取り寄せるなど、食費を下げることでお金持ち県になれるチャンスがありそう!?です。
都道府県によってこんなに差があるとは驚きでした。どの都道府県にもお金持ちはいるし、お金がない人もいるはず。お金持ち県に今すぐ引っ越したい気持ちを抑えて、まずは身の回りのちょっとしたことを改善してみては?
|
|
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。