暗号通貨
2017年の金融の話題まとめ
もうすぐ2017年が終わろうとしています。今年もさまざまなニュースがありました。金融分野の話題について、主なニュースをご紹介します。
iDeCoの対象者が拡大
2017年1月から、iDeCo(個人型確定拠出年金)の対象が広がりました。これまで対象ではなかった公務員や専業主婦、確定給付型年金制度があるサラリーマンもiDeCoの対象となったのです。掛金は全額所得控除の対象となるため、節税のために加入する人が増えています。
セルフメディケーション税制
2017年から、一部の医薬品の購入費用を所得控除の対象とするセルフメディケーション税制がはじまりました。具体的には、スイッチOTC医薬品(医療用から転用された一般の医薬品など)の年間購入費の12,000円を超える部分が所得控除の対象となります。
たとえば20,000円購入していたら、8,000円が課税所得から控除されることに。所得税率が10%の人は、住民税の10%と合わせて1,600円の減税効果が見込まれます。
「国際金融都市・東京」構想
2020年に向けた実行プランとして、2017年11月「国際金融都市・東京」構想が策定されました。金融系企業に対する減税を行い、海外の金融系企業や有能な人材の定着をはかります。さらには東京市場に参加する金融系産業や人材の育成を推進し、社会的課題解決への貢献も進める考えです。
AIやIoTの金融分野への活用
来年以降期待されているのが、AIやIoTの活用です。AIは人工知能、IoTはあらゆるものをインターネットでつなぐ技術。
数年前から金融業界では「FinTech」という言葉が使われています。これは「ファイナンス(Finance)」と「テクノロジー(Technology)」を組み合わせた言葉で、決済、融資、送金、会計など、領域に特化した金融サービスのこと。AIやIoTはFinTechを加速させるために欠かせない存在と考えられています。現在金融分野への応用が研究されている段階で、今後の動きに注目です。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。