これまでよく使われてきた「時短」とは、家事の時間を短く済ませるアイディアやコツのことでした。一方「時産」とは、家事を効率化・アウトソーシング化することで、自らの時間を作りだす考え方です。

これは決して手抜きを推奨するものではありません。やらなくてよい工程を省くことで、自分の時間を産みだすためのものなのです。

たとえばネットスーパーや食材配達サービスは、スーパーへの往復時間を減らすことができます。たとえ近くのスーパーだとしても、行き来する数分間が蓄積されればまとまった時間になるでしょう。

家電の力を借りるのも時産につながります。ほったらかしで掃除してくれるロボット掃除機はすっかり市民権を得ました。ほったらかしで料理してくれる調理器具や、置きっぱなしで髪を乾かせる置き型ドライヤーなど、意外なところで時間を産みだすことができます。

産みだした時間は有効に使いたいもの。特に働いている女性や、子育て中の女性にとって、自分時間は貴重ですよね。じっくりスキンケアをしたり、ゆっくり読書したり、時間が取れたらやりたいと思っていたことを実行するとよいでしょう。睡眠不足が気になる人は、思い切って寝てしまうのもおすすめ。

自分ならではの時産方法を取り入れて、時間を有効に使ってみてはいかがでしょうか。