暗号通貨
保育園か幼稚園か…ママたちの戦い「保活事情」
「保育園落ちた、日本~」で流行語にもなったように、働くママにとって保活(保育園探し)は頭の痛い問題。今回はママたちの戦い「保活事情」と、保育園・幼稚園の費用面の違いなどについてご紹介します。
保育園も幼稚園もある!保活の争点
10月から11月。保育園や幼稚園入園を控えた子どもを持つママたちは、超多忙。実はこの時期は園の説明会や願書の取り寄せ、提出など保活シーズンまっただ中。わが子にあった園を選ぶべく必死に活動する様子がSNSに投稿されていたりします。
保育園探し、いわゆる「保活」では、認可保育園入園のため自治体に申し込みし、保育園見学に行きます。また落選のことも考えて認可外保育園も申し込むため、生まれたばかりのわが子を抱っこして、通える範囲の保育園を全てはしごするという人もいます。
産後すぐの復帰を考えている場合は大きなお腹で、これをこなします。みな同じような活動を行うため、認可外保育園でも申込数が定員の何百倍にもなるのも珍しくなく、ママたちの疲労やストレスがたまっていくのです。
一方、幼稚園探しは早いと入園の1年以上前から準備が始まります。プレ保育と呼ばれる体験期間がある幼稚園では2歳ごろから慣らし入園が始まり、このプレを経験しないとそもそも入園できないところもあります。人気の園になると、このプレ保育の願書提出で何時間も待つこともザラ。すでに戦いは始まっています。
幼稚園探しで大変なことの一つがこの願書提出と言われています。11月上旬、同日一斉に願書提出する地域が多く、併願しづらい状況です。しかしながら、やはり落選時のことを考えると併願したいところ。祖父母の応援をかりて面接時間が重ならないように3園ほど申し込むなんていうご家庭もあるようです。
定員で受付を締め切る早い者勝ちの園では、願書提出のため早朝もしくは徹夜で並ぶところもあるとのこと。最近では減りましたが、以前は1週間前から並ばないと入園できないところも実在したようです。
幼稚園と保育園でかかる費用の違いは?
認可保育園の場合、両親の収入や在園する兄弟の数によって保育料が決定するため一概にいくらかかると言えないのですが、厚生労働省の「平成24年地域児童福祉事業等調査」によると、児童1人あたり月額保育料の平均額は約2万円だそうです。
幼稚園の場合は収入によるところも一部あり、公立と私立によって、また自治体の懐事情によってもかなり変わりますが、月額保育料の平均額は公立で1万円ほど、私立で2万~3万円と言われています。
現在公立の幼稚園はかなり減少しているので、一般的に多くの児童が通う認可保育園と私立幼稚園の月額保育料平均額は似たような数字となりますが、両者の大きな違いはその初期費用にあります。
認可保育園の場合は、入園金や制服代がかからないことがほとんどですが、幼稚園の場合は必要なケースが圧倒的に多いようです。
筆者が調べた10の私立幼稚園の入園金は少ないところで3万円、多いところでは約30万円です。(地域によっては補助がでることもあります。)また制服代も平均3万円ほど。さらにバス通園代や設備費、入園前の選考料などで初期費用は10万円以上必要な園がほとんどでした。
その他にも募集要項にはない細々とした出費も多く、「予想よりお金がかかっている」いうのが幼稚園ママのご意見です。
ちなみに筆者の娘達もご多分にもれず待機児童となり、現在認可外保育園(認証保育園)に通っていますが、認可の平均保育料の3倍以上の保育料と制服代、入園金も払っています。認可外保育園は認可保育園とはかなり事情が変わってきますので入園の際は注意が必要です。
保育園と幼稚園のハイブリット「こども園」増加中!
共働きが増えてきた背景から、幼稚園が減り「こども園」に変わるケースが近年増えています。
このこども園の特徴は幼稚園教育を受けられつつ、保育園のように長い時間預かってくれるというまさに両者のイイトコどり。親の勤務に関係なく入園でき、延長保育を使って、社会復帰できた例も少なくありません。ですが、保育園と同じだと思って入園すると、思わぬ落とし穴があるそう。
例えば、先ほど紹介したような入園金・制服代など初期費用が発生する、幼稚園に合わせた行事が多いため平日に招集がかかり、頻繁に仕事を休まざるをえないといった点です。もちろんこれらは園によって大きく異なりますが、預けて働く場合には幼稚園の特色があることを知っておいたほうがよさそうです。
保育園でも幼稚園でも、良い所に通わせるのに労力と費用はかかりますが、かわいいわが子を思えばこその苦労。下調べも、そしてお金の面でもしっかりと準備しておきたいものです。
|
|
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。