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1964年東京オリンピックの経済効果は?2020年は好景気が実感できる?
オリンピックというと、なんとなく景気が良くなるイメージがあるかもしれません。実際に1964年の東京オリンピック前にはさまざまな経済効果が見られました。具体的にどのような経済効果があったのかご紹介します。
建設や公共交通機関の整備
1964年の東京オリンピックのために、国立競技場や日本武道館などの競技場が建設されました。いまでも国立競技場にはオリンピックマークが残っており、東京オリンピック会場であったことが示されています。宿泊施設が多数建設されたのもこの時期です。
公共交通機関の発達もめざましいものでした。東海道新幹線が開業したのも1964年のオリンピック開会直前です。東京モノレールの開業や、高速道路の整備も行われました。
閉会後の不景気
1962年から1964年の好景気は「東京オリンピック景気」と呼ばれています。しかし、オリンピックの閉会後は不況になってしまいました。その要因としては、建設需要が後退したことや、金融引き締め政策が行われたことが挙げられます。家庭用テレビの需要がオリンピック前と比べて落ち込んだことも一因とされています。
2020年の東京オリンピックはどうなる?
ここで気になるのが2020年の東京オリンピックのことでしょう。いまのところ好景気を実感していないという人も多いはずです。東京都では、大会に対する直接の投資による「直接的効果」と、オリンピックのためのインフラ設備やバリアフリー対策で数年間続く「レガシー効果」があると発表。招致が決まった2013年から、開催10年後の2030年までの18年間で、約32兆3000億円の経済効果があると試算しています。
しかしながら、これといった具体的なインパクトがないのも事実です。特に、東京以外に住んでいる人にとってはオリンピックが近付いている実感があまり湧かないことでしょう。これから開催までの間に、どのような経済効果があるのか気になるところですね。
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