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M資金詐欺が帰ってきた!?どんな手口でどんな人が狙われやすい?
詐欺はその時代時代で、手を替え品を替え行われます。最近、復活したと言われる詐欺手法「M資金詐欺」について注意喚起の意味を込めてお伝えしたいと思います。いまさら聞けないお金のキーワードなど、知るほど助かる情報が続々登場!女性のお金に関する疑問は楽天へ!
M資金詐欺の実態
詐欺はその時代時代で、手を替え品を替え行われます。時代に即さなくなってくると、新たな手法が編み出されるものなのですが、最近、もう時代遅れと思われていた詐欺手法が復活していると話題になっており、注意喚起の意味を込めてお伝えしたいと思います。
それが「M資金詐欺」と呼ばれるものです。この詐欺は、戦後日本復興のためにプールされていた巨額の資金がいまだ手付かずで残っており、その資金から融資をすると嘘を付いて手数料を巻き上げるというものです。
M資金のMは諸説あるのですが、GHQの経済科学局のマッカート少将の頭文字と言われています。普通、詐欺の多くは「投資案件」(100万円投資すると120万円に増える等)ですが、このM資金詐欺は「融資」案件です。よって、100億~数兆円といった巨額の資金を事業の運営に必要とする大企業の経営者等がターゲットにされます。
M資金詐欺の骨子は以下の通りです。
1. 金融ブローカー・金融コンサル・フィクサーを装った詐欺師が、ターゲットの知人友人を通じてM資金を利用した(架空の)巨額の融資話を持ちかける。
「政府の特命でM資金をこっそり運用している団体(それっぽい名前が付けられていたりする)が、新たな運用先を探していて、あなたの会社になら超低金利で融資できる」といった内容。
2. その融資のための手数料や準備金、印紙税等が先払いで必要だと言ってお金を騙し取り、姿をくらます。
騙し取られる額は融資額の手数料◯%なので、仮にその手数料を3%とすると、100億円の融資額で3億円、1兆円の融資額なら300億円となります。融資額が巨額なだけに手数料も巨額です。
また、契約の書類は平気で偽造されたものが使われ、話をそれっぽくするために出て来る関係者も、大物政治家、皇族(華族)関係、ご落胤、華僑、アラブ系オイルダラー、ユダヤ系財閥(ロックフェラー)、G7(先進国7ヵ国蔵相・中央銀行総裁会議)やマルタ騎士団、フリーメイソン、米国国防総省(ペンタゴン)等、一瞬ひるんでしまいそうな名前が使われます。
このM資金詐欺は公的に確認され、発表されたことはないとのことですが、著名な企業や実業家がこの詐欺に遭い自殺者まで出たことが報道され、一時期一般人の間でも有名になりました。
オレオレ詐欺のように、こういった詐欺があるという事実を知っていれば、騙されて大変な目にあう人は減ります。M資金詐欺をご存知ない方へ、伝播をしていただけたらと思います。
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