暗号通貨
かなり進んでいます!アジアのスマホ決済事情
モバイルSuicaや Apple Payなど、日本でもスマホ決済が普通のことになりつつありますが、中国や東南アジアでも、目覚ましい普及が進んでいようです。いまさら聞けないお金のキーワードなど、知るほど助かる情報が続々登場!女性のお金に関する疑問は楽天へ!
中国のスマホ決済は600兆円(2016年)!
中国はコインの流通量が少なく、紙幣もすぐヨレヨレになったり偽札が多かったりする、少し困った現金事情がありました。そこに目を付けたのが「テンセント」です。テンセントは、"中国のLINE"と呼ばれる「微信(ウィーチャット)」の決済手段です。
決済の準備は、「ウィーチャット」スタッフがお店のレジ前に"2次元バーコードを印刷した紙"を貼り付けておくだけだそうです。お店側にしてみれば、特別な決済機器購入の負担がない、気軽な仕組みです。決済したいユーザーは、2次元バーコードの紙にスマホをかざし、金額を入力すると数秒で決済が完了します。
一方、中国でスマホ決済といえば、アリババ集団の「アリペイ」が有名です。日本全国のローソンでも使えるほど。ところが、中国ユーザーは買い物しながら"ウィーチャット"でチャットしているので、そのままテンセントで決済する流れができつつあるようです。
中国へ行くなら、"ウィーチャット"の決済アプリの「テンセント」をスマホに準備すると、便利かもしれません。
東南アジアでも、スマホ決済拡大中!
夏休みの旅行先で大人気の東南アジア。各国のスマホ決済はどうなっているのでしょうか。
タイでは"タイ版モバイルSuica"が今年中にもスタートしそうです。首都バンコクで都市鉄道のBTSがLINEの現地法人と共同開発した「ラビットLINEペイ」は、改札でスマホをかざして決済を完了します。利用できる場所も、小売店や、マクドナルド等の外食にも広がるように働きかけているようです。
シンガポールも負けてはいません。ベンチャーの"リキッドペイ"は、屋台や店舗でのスマホ決済の試験運用を開始し、今年中に2万店以上に決済網を広げる予定です。
インドネシアのジャカルタでは、交通渋滞がひどいため、"バイクタクシー(オジェック)"が市民の足になっています。その配車アプリ「GOJEC(ゴジェック)」が独自にスマホ決済「ゴーペイ」を始めました。半分以上の顧客が現金よりスマホ決済を選んでいるそうです。
この爆発的なスマホ決済の広がりの背景には、東南アジアならではの金融環境も影響しているかもしれません。インドネシアやフィリピンでの国民の銀行口座保有率は、約3割。クレジットカード普及率も、シンガポールとマレーシア以外ではほんの数パーセントくらいといわれています。(世界銀行の14年統計)
普段あまり利用することの少ない銀行に口座を開くより、小売店などで入金ができるスマホ決済がカンタンで、決済サービスの広がりに弾みがついたようです。また、スマホの普及率がどんどん増えていることも大きな要因といえるでしょう。
アジアの決済環境は、さまざまなスマホ決済が出てきて、ますます便利になっています。ところが、ダイナミックにサービスが始まったり終わったりする現地事情は、日本にいるとなかなかリアルタイムにはわかりにくいところ。セキュリティの問題が心配だったりします。
特に旅行のために契約したアプリなどは、「安全のため旅行後は解約する」などの対策を考えておくと良いかもしれません。国内であれば、楽天のR-Pay等なら、セキュリティ対策も万全で、安心して使えます。
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