エアコンクリーニングをしていますか？　「フィルターは洗っている」「運転後に通風して乾かしています！」ほうほう、素晴らしいユーザーです。とは言っても、一般家庭のお手入れには限界があります。

「最近エアコンの効きがわるいのよね」「なんか、前より電気代が高くなったような」それ、エアコン内部にあるアルミフィン（熱交喚器）の汚れが原因かもしれません。

店舗用某エアコン洗浄業者様の実験では、洗浄の前後で、どれくらい電気代が削減できたかを検証しています。店舗用の小型エアコンで測定。1日12時間運転で、1カ月使用。電気料金は、１kwあたり20円で計算しました。

洗浄前の1か月の天井型エアコンの電気代22,940円が、18,540円に激減！　19.2％減です。1カ月で約4,500円の削減なら、1年にすると54,000円オトクになります。なので、1台1万円～2万円するプロ洗浄をお願いしても、十分元が取れて、3万円程オトクになる計算に！　節約幅は、エアコンのタイプや汚れ具合、室内環境で変わってくることは見逃せないとしても、クリーニングしたほうが節電になることには、異論が無いようです。

「省エネ」効果はよくわかった！　じゃあ、自分でやるわ、というあなた！
確かにエアコン掃除用のスプレーもセット売りしていたりします。自分でやれそう、という気持ちもよくわかります。

ところが、ちょっと待ってください。肝心な省エネ効果は、「熱交換器」という、薄い金属の板がいっぱい並んでいる、エアコンの奥の奥にあります。ちょっと普通の人にはハードルが高そうですよ。

計算するとお掃除による効率アップによって、エアコン代はかなり節約できそうなので、思い切ってプロに頼んでみるのもひとつの手。室外機の汚れがひどければ一緒に洗浄を頼むことができます。室外機をきれいにすると、エアコンの長寿命化が期待できるそうです。

「家で待っていなくちゃいけないのがハードル高いわぁ」という場合。一度に2台3台お願いして、パッと終わらせてしまいませんか。何台かまとめての作業の際は「パック料金」等で安くできる可能性も大いにあります。

「エアコンの吹出し口からカビ臭いにおいがする」……そんな時は、エアコン内部に菌やカビが繁殖しているかもしれません。人によってはアトピーや喘息・夏型過敏性肺炎の原因にもなるそうです。

「エアコンクリーニングしたら、長引く咳が治った」とか、「かび臭いのが取れて快適」等の効果を喜ぶ感想をよく聞きます。エアコンクリーニング業者によっては、カビが生えている内部を見せてくれる担当者もいるようです。

エアコンクリーニングして、夏の最大活用時に備えれば、“今年は省エネの夏”。地球環境に優しいユーザーになれます。胸を張ってクリーニングしましょう。